季節の変わり目とO君の朗報
今朝、ラジオを聴いていたら、「春を探しに...」というコマーシャルが流れたので、研究所に行く前に、宿舎の目の前にそびえている琴ノ尾岳に車で行ってきました。頂上から大村湾を見渡すと、なんとなく空気が霞んでいて、春の気配を感じました。冬の澄み切った空気、特にスキーに行ったときの山の頂上の空気も好きですが、地元群馬の赤城や榛名の中腹からふもとを眺めた時のおぼろげな空気も私は好きです。
季節の変わり目を食べ物でも感じたくなって、浦上天主堂近くの「ふくや」という店でイチゴ大福を買いました。冬から春への移り変わりを食べ物にたとえるなら、牡蠣フライからイチゴ大福です。午後からの実験が終わったあと、大福の数が足りなかったので、リサーチのFさんと買い足しに行きました。彼女は甘いものに目がないそうですが、この店でまだ大福を買ったことがなかったそうです。12時半にイチゴ大福を買ったときにはお盆にまだ一ケース残っていたのですが、3時半に行ったら売り切れていました。代わりに豆大福を買いましたが、なぜか男三人はイチゴ大福を選び、女性三人は(喜んでか、泣く泣くかわかりませんが)豆大福を食べました。
来月下旬に房総にシカの調査に行きます。県職を辞める前から毎年参加して、マダニの調査も同時にさせてもらっています。シカの調査に山に入った人に付いたマダニを回収させてもらって、マダニ数の変動を記録します。マダニを布から拾い出すのが大変なので、今回は房総のシカ調査会のI君に手伝ってもらいことにしました。お昼に電話をした時に了解をもらって、房総のシカ調査会のステーションに偶然居合わせた埼玉のTさん、千葉中央博のOさんと少し話をしました。このシカ調査会のカウント調査もいつも季節の変わり目を感じさせてくれるイベントです。そういえば、千葉大のO君にもお手伝いを頼んだのですが、彼は修論があたって(うまい言いかたではないですが)、学科の最優秀者に選ばれ、生態学会と応動昆で発表するそうです。本人にとってはうれしい悲鳴でしょう。彼の卒論はなんとなく気持ちが空回りした感じがありました。修論一年目もなかなか結果が出ていなかったと記憶しています。自然や研究に関することなら何にでも興味を持って、私が行く泥臭い調査もよく手伝ってもらいました。彼とはここしばらく連絡を取っていなかったのですが、半年近く経って、彼の成功を知りました。今回の調査には参加できないのは残念ですが、めでたいことですし、私には刺激にもなりました。
信じてやれば、結果は出る。
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コメント
お久しぶりです。C大のNです。
なんとなく、論文検索していてここに辿り着いてしまいました。というのも、最近、吸血性昆虫の研究に興味が沸いてきて、いろいろと調べ物をしているからです。やっぱり、蝶だけだと色々と行き詰まることもあります・・・。
ここのブログを読ませていただくと懸命な研究生活が伝わってきました。
また、時々寄らせていただきます。
たまにはメールしてくださいね^^。
投稿: Eurema | 2008年2月27日 (水) 11時17分
Nさん、ご無沙汰しております。知り合いの方が見ていると思うと気恥ずかしいのですが、自分らしく、(セクハラにならぬ程度に)裸で突っ走ろうと思っていますので、温かく見守ってください。
ご存知のとおり、昨年から蚊を材料にしていますが、悪戦苦闘しています。新しい材料に馴染むにはやはり時間がかかります。
投稿: mostick | 2008年2月28日 (木) 01時29分