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2008年3月

2008年3月29日 (土)

房総のシカ調査への参加

 先週は房総に行っていたので、久々の投稿です。毎年3月末になると、房総半島南部に生息するシカの個体数調査に参加しています。20人近くで一斉に山に入って1時間半の間に目撃したシカの数を集計して、その地域のシカの密度を推定します。通いだしてからもう10年近くになります。興味本位で初回は参加したのですが、ズボンについたマダニを参加した人たちが払っているのを見て、シカの密度と人に付くマダニの密度との関係を何とか調べられないだろうかと考えました。主催者のOさん、Aさんと相談して、2回目の参加から皆さんに通称ダニ布をつけてもらってマダニを集めています。付いたマダニを布から取り出すのと、布を洗って片付けるのが大変なのですが、今回は房総のシカ調査会のI君に手伝ってもらいました。何とかマダニを取り終えましたが、まだ同定作業が残っています。

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 カウント調査でいつも楽しみなのが「舟よし」での夕食です。右が毎年食べている1500円のコース、これに味噌汁がつきました。なめろうも入った刺身丼、でかいかき揚げに小鉢が三品。左が調査の終了した日曜日の夕方にいつものメンバーで再度「舟よし」に行って私が注文したアジ定食、1250円。アジの刺身よりも天ぷらのでかさに、「なんじゃこりゃー。」

 今回はまる二日山に入ってキョンを一頭見ただけでした。わりと奥のシカの見れそうな区画に配置されたのですが、まったくシカを見れませんでした。いつもは10頭前後見るのですが、こんな年は珍しいです。

 土曜日の夕食のときに近々国外に行く私のためにビールが振舞われました。5年ほど前のAさんの結婚の報告以来です。一言を求められたのですが、いつもダニ調査に協力してくれるのを皆さんに感謝すると同時になかなか論文にしていないのを詫びました。

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2008年3月17日 (月)

リサーチの発表練習

 今日はリサーチの発表練習でした。一人30分ずつ、私が担当する二人とK先生が担当するうちの一人とで行いました。K先生チームは三週間前に一回行っているのであまり問題はありませんでした。うちは、Fさんは先週がんばって毎日10時近くまで残ってPower Pointに取り組んでいたので、あまり問題なかったのですが。

 昨晩11時近くから拙宅にF君が来て明け方までかかってPower Pointを作ったのですが、あまりにも始めるのが遅かったため、ダメ出しの出そうなものしかできませんでした。絵や文字のセンスは昔の自分を見ているような気分になりました。何よりも今の彼のプレゼン能力では準備する時間が足りませんでした。今回少しはこたえてもらって、次回の励みにして欲しいです。

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2008年3月14日 (金)

つのだピロ、鍋を焦がす

 三週間前にピロリ菌を殺す薬を飲んでいたのですが、今日はその判定日でした。簡単なキットですぐに結果がわかったのですが、しっかり生き残っていました。もしかして一回飲み忘れたせいだろうか、と思いましたが、風邪薬等で耐性菌ができやすいそうなので、多分そのせいでしょう。また今日から別の抗生剤を服用する羽目になりました。前回は発熱、下痢などの副作用が出ましたが、今回はそれに加えて手先に痺れがあるとか。

 そういえば先日、リサーチの学生のFさんより、リサーチの先生って顔の赤い人でしょ、って友達から言われました、という話をされました。俺はフィリップ・トルシェ並みに顔が白いんだって言っときなさい、とそのときは返したのですが、そういえば抗生剤を飲んでいたときは妙に顔がほてっていました。

 それよりも、これからまた一週間の禁酒です

 今日で最終回だった伊藤美咲の「エジソンの母」を見ていたら、作りおきのカレーを鍋にかけていたのを思い出しました。ちょうど子供が火遊びをして家事を起こしたシーンでした。蓋を開けたら中は真っ黒。ルーなんかありません。結局、夕飯は納豆で済ませました。

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2008年3月13日 (木)

追い込みに入った実験

 蚊の産卵行動の実験も追い込みに入ってきました。ベトナムから帰って早々に蚊を吸血させて実験を再開しましたが、なかなか思うような結果が得られず、昨日からデータを取り直しています。また、リサーチで産卵行動を担当しているFさんと不足の実験データについて話し合い、おとといから追加の実験も開始しました。2月中に終わらせる予定の実験でしたが、このままだと3月末までかかりそうです。昨年末から散々苦労してきただけに、なんとかして論文の形にして終えたいです。それから、N君とFさんには五月の発表会で有終の美を飾って欲しい。

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2008年3月12日 (水)

立ち飲みと健康診断

 午前中、健康診断に行ってきました。これまでは血圧が低いほかに悪いところが見られなかったのですが、今回は心電図、尿検査で少し気になる点がありました。それから、胸部レントゲンを撮ったら、背骨にも少々問題がありました。尿検査は昨日、立飲み屋に行ったからでしょう。年なんですかねえ。健康、特に心臓には自信があったのですが、これから気をつけたほうがいいかも。

 昨日は、演劇鑑賞仲間のHさんとリサーチのFさんと立飲み屋に行きました。前回の焼肉屋で私が払ったので、今回はHさんのおごりでした。それにしても、この店はいつも客で賑わっています。会話の中で長崎市内の飲み屋が話題になりました。Fさんの父親は長崎大学医学部のご出身だそうですが、学生時代は浦上駅近くでよく飲んでいたそうです。長崎に来られると娘のFさんを自分の馴染みだった店に連れて行こうとするのですが、どこも店をたたんでしまったそうです。自分も札幌や千葉、松戸にいた時によく通った店がつぶれていたりしたら、寂しいでしょうね。結局、いいお店はお客が守らないとだめ、という点でHさんと意見が合いました。

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2008年3月 8日 (土)

もがくテーマと募金に隠された激励

 ベトナム出張中にもリサーチの学生二人に一回目のデータを取ってもらっていたのですが、今日から二回目の蚊の産卵行動の実験を始めました。この実験の予備データの結果をベトナムと先日の研究室のセミナーで発表しましたが、どちらも突っ込まれまくりでした。教官なら本来完璧な発表をしなければならないはずですが、私はごまかしとハッタリができないため、リサーチのFさんにはかなり不安を与えてしまった気がします。まだまだ自分の研究テーマについて勉強不足です。ただし、今回のデータが加わればそれなりに結論が出ると思います。

 先日、千葉大から園芸学部創立100周年記念事業の募金が来ました。封筒を開けてみると、当時の指導教官であるA先生から直筆で、「お変わりなく魂を込めて研究に取り組まれているかと存じます。道は必ず開けますので、今を大切になさってください。」との文が書かれていました。A先生には先日、四月以降のことで多少落ち込んでメールを出したので、その返事をこのようなかたちでいただいきました。

 衛研時代、野球部に所属していました。後半はピッチャーもやっていましたが、私の球は重い、速さはなくて剛球、と言われました。重い直球。生き方、学生への指導、そのまんまです。

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2008年3月 4日 (火)

福毛

 ベトナムではほくろに毛がはえている人をよく見かけます。福毛と言って、剃らないそうです。前回ホーチミンで蚊の調査をしたときに手伝ってくれた保健所のダンディーおじさんや、今回空き部屋を紹介してもらっている不動産屋のアンちゃんも、5cmくらいの毛をほっぺたのほくろに生やしていましたし、昨日のアメリカ帰りのお姉さんも1cmくらいの毛を3本口元のほくろに生やしていました(なんか気になって見てしまいました)。

 千葉大にいたときに毛フェチのEさんという女性がいて、普段はとても無口なのに、毛の話になると饒舌になって、電車に乗ったときのおじさんの耳毛が気になって仕方がないなどと、叫んでいました。見なけりゃいいのに、と当時は感じたものですが、今になってみると、つい目がいってしまう心理、わからないわけではありません。

 ちなみに私のわき腹にはほくろがあって毛が生えるのですが、すぐ抜いてます。

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2008年3月 3日 (月)

やっと見つかったテーマ

 今、ハノイにいます。ベトナムの国立感染症研究所に来て、4日目です。今日の午前中はセミナーをしました、というかボスのT教授から、「お前、顔見せ代わりにやれや」、と言われたので、長崎で今やっていることを発表しました。今まさにリサーチの二人にデータを取ってもらっていますが、その予備実験の結果をこの3日間でまとめてみました。

 本人としてはそれなりに面白い結果なのですが、これまでの経験で自分で面白いと思っても他人は別なので、不安でした。案の定、いくつか英語の表現の点でつたない箇所があり、最初はうまく伝わりませんでしたが、(いつものように粗相がありましたが)なんとか終えました。結構、いやらしい質問をする女性が途中から加わって、はじめはYさんのお嬢さんかと思っていたのでしたが、あとで自己紹介されて、アメリカに留学していた昆虫学部門の人だとわかりました。それにしても、蚊が栄養条件によって卵を産み分けるのが応用的にどうなのかなんて、わっかるわけないでしょーに、と開き直るしかないでしょーが。正直言って、去年の六月から悪戦苦闘してテーマ探し(自分探し?)をしてなんとかなりそうな現象を見つたんですから。そしたらまた、4月から新たなテーマをやらなければいけないのだから、どんだけー、です。

 もっと地道に続けたいテーマですが、4月からの環境づくりが大変そうです。 

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