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2008年4月11日 (金)

安全を込みにした家賃と管理のおじさん

 大学の総務にアパートの契約書とか領収書とかを和訳付きで提出しなければならないため、昨日、アパートの家賃の領収書を同じ部屋のDさんにベトナム語を英語に直してもらいました。そのあと私が英語から日本語に直して、日本に送りました。契約書は結構ページ数があり、われわれ研究者になじみのない不動産関係の単語あって訳すのに骨が折れました。

 いつものようにDさんと一緒にお昼を食べていると、彼がむっつりしながら、「僕がここで稼いだ金の一年分の給料の家賃に君が住んでいてびっくりした。」、と言いました。

 「俺だって、公務員宿舎にいた頃の一年分の家賃のところに住むのは気が引けるよ。」と最初は思ったのですが、(1)もし事件が起きた場合、自分以外の日本人スタッフに多大な迷惑をかけるので、安全が第一であり、(2)これでも不動産会社から紹介された中で一番安い物件だった、と答えました。

 私のアパートも、共用の玄関を入ったところに常に管理のおじさんがいてくれるので、安心です。これが家賃の高いアパートだと受付のお姉さんがいたり、英語を話せるボーイみたいな人がいて、ホテル並みです。私のところは男の人二人が交代で勤務していて、若いほうの人は片言の英語を話しますが、おじさんの方は英語が話せず、初日に部屋の説明をしてくれた時は全部身振り手振りとベトナム語で通しました。とにかく二人とも明るいです。特に、おじさんは夜の勤務が多いのですが、なにかあると、一階のソファに座らせて、ワインを勧めてくれます。お世辞にもあまりうまいワインではありませんが、注がれた酒を残すわけにはいきません。「しょーがねえなあ。」、と日本語でぼやいて飲みます。私は人の好い、酒の好きなおじさんに昔から好かれましたが、それはベトナムに来ても変わりません。

 それにしてもお互い全く言葉は通じませんが、なんか、懐かしさを感じます。

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