苦手だった統計の勉強法
ずっと、統計が苦手でした。衛研在職中に放送大学の統計講座を聴いたり、本を何冊も買ってみたものの続きませんでした。
最初のポスドクの話がダメになった後、腰を据えて統計の勉強をすることにしました。ちょうど、農環研の三中信宏さんがブログで、卒業実習に来ていた学生と統計の勉強会の進捗具合を公表していました。テキストはZarのStatistical Analysisで、だいたい週一回一章のペースでした。私は平日、毎朝大学に行くと最初の一時間を統計の勉強に充てました。
私は、Zarの本を主軸にして、Sokal & RolfのBiometryと石居進の生物統計学入門で相当する部分を勉強しました。Biometryには藤井先生訳の簡略版もあるので、おもにそちらを読んで、日本語版に入っていない部分だけは本家のほうを勉強しました。また、必ずExcelなどを使って練習問題を解きました。三中さんらはRを使っていましたが、自分も公開されているR関係のHPを参考にできるだけRでも解きました。
Zarの本はSokal & Rolfに比べて、例題と練習問題が多いので、自習用にはいいです。ただし、多重比較などに誤用があるので、問題ありの箇所をわかっている人から聞いておいた方がいいと思います。
私のような意志の弱い人は勉強会に出席したり、ネットで進捗状況を公表している人に合わせて勉強しないと続きません。おかげでようやく統計についてひととおりフォローできるようになりました。人間万事塞翁が馬です。
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