先週長崎で検討した、今年の研究計画をエントの室長のYさんに昨日見せたのですが、調査項目の中にエントの人たちが含まれていなかったためにすっかり機嫌を損ねてしまいました。そんなに南部で仕事がしたいなら、ハノイにいる必要などないとまで言われてしまいました。Yさんとの話し合いの後で、フレラボで今度のプロジェクトのウイルス担当のHSさんとYさんとの件について話をしたのですが、Yさんの提示したウイルス分離をエントの実験室で行うというには無理がありすぎるという結論になりました。
デング熱の発生患者数は南部で圧倒的に多く、媒介するネッタイシマカの分布も南部に偏っています。デング熱に関連した調査となると俄然南部を中心に活動することになります。私としては今年度は今年のプロジェクトの蚊の採集とウイルス分離、分子生物的な技術の習得に徹して、来年度にエントの人たちと何かプロジェクトを行うつもりでいたのですが、今年から始めていかざるを得ません。
その日はベトナム語の試験があったので、まっすぐ帰ろうと思っていたのですが、また強引なY教授に誘われて飲みに行きました。上司のお誘いを断れない部下。飲み行くなら電話をしてくださいと言い残して早めに帰って行った同僚のHTさんに電話を入れて、「紀伊」に着いたまではいつもどおりだったのですが。
まず、先日の私のスーツ姿にHTさんからダメ出しが出ました。10年くらい前の古臭いスーツだったと。
おっしゃる通り。衛研時代に買ったものです。新しいのを買いたいと思います。
次に、昼間のHSさんとの会話が聞こえていたようで、私の仕事への態度を非難されました。その前にY教授から、角田さんは怒ったことないよね、と言われたばかりでしたが、これにはさすがに、女でなかったらぶん殴っていたと思います。
諫言は耳に痛し。前向きにとらえていくだけです。
それにしても、私は友人から直球男と言われますが、今回はヘルメットなしでバッターボックスに立たされて危険球を投げられた気分でした。
最近のコメント