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2008年6月

2008年6月30日 (月)

映らぬDVD

 左足の痛みがまだとれず、今日のサッカーは休みました。だいぶ普通に歩けるようにはなりましたが、まだ走れそうにはありません。焦れるけど、しょうがないです。

 秘書のTさんがDVDをいくつか貸してくれたのですが、私のパソコンのDVDではほとんど作動しません。ようやく見ることができたのが、リチャードギア主演の"Bee Season"と韓国映画の"the way home"。"Life is beautiful"とかも見たかったのですが、DVDの操作をするとフリーズします。同僚の人たちが先日ハノイ市内で買ったのは別に問題はなかったらしいのですが、私の場合はDVDの規格が問題でしょうね。とほほ。

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2008年6月28日 (土)

第三の故郷

 今日は飲みたくなって飲んできました。

 私にはふるさとが三つあります。一番目はもちろん群馬の実家です。二番目は学生時代にお世話になった金田荘(名前が悪いので、私が出てから金田APに変わりました)。三番目は長所ステーション。マダニの調査でよく泊まっていた場所です。ホテルを経営している大家さんが、空き家をそのままにしているのは良くないという理由でステーションのリーダーのOさんにただで貸していてくれた場所です。ここに私らは泊まってシカの調査やらマダニの調査をさせてもらいました。

 しかし、時の流れでしょうか。あまりにも全国で野生動物が問題になったせいか、野生動物を専門にする会社が成り立てるようになりました。それで、県の職員がボランティアで旗を一生懸命振っていたのが、そうしなくても済むようになりました。ある意味、良くなったのですが、ある意味、個人的にはつらいです。思い入れのあった場所がなくなったのですから。

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2008年6月27日 (金)

メールでのミス

 月末にメールで送られてくる出勤簿に記入して送り返したのはいいのですが、事務の担当者ではなく熱研メーリングリストにそのまま送っていました。着任早々、お世話になった事務の方に挨拶状を出したつもりが、メーリングリストに流れたことがありましたが、はあー、今回で二回目です。今度もやはりへこみます。

 私が入っている(入っていた)メーリングリストは、ほとんどが返信は差出人に戻るように設定されています。全員に配る予定のメールを差出人だけに返信したら、メーリングリストで自分にメールが来なければ気がつきますし、それほど大きなミスではありません。

 しかし、特定の個人に出したメールをメーリングリストで発信したとなると、被害が大きくなる場合があります。そしてこれは取り消せません。今回は私の勤務時間の情報だけでしたが、もっと個人的なことなどをうっかり流してしまったらと考えるとぞっとします。

 一度口に出した言葉は戻らない。人に話す言葉って、大事です。

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2008年6月26日 (木)

パスツール研での打ち合わせ

 今日は日帰りでホーチミン市のパスツール研究所に行ってきました。7月からホーチミン市郊外で行う予定の野外試験の打ち合わせです。ハノイから私とデング熱ウイルスの専門家のHSさんとで朝9時に研究所を出発しました。ホーチミン空港にはパスツール研のTNさんが迎えに来てくれていました。

 今回、私は蚊の採集と蚊からのウイルス抽出を行う予定で、パスツール研のウイルス担当のHさんとの話し合いの中で、垂直感染について調べたいと述べました。そのあとで具体的な数字の見積もりについて相談したのですが、私のど下手な英語の説明の仕方がなぜか彼女のつぼにはまったらしく、よくわかりませんがずっと笑い転げていました。生態とか行動とかの説明ならまだしも、ウイルスとかの話だと皆目何言っていいかわかりませんし、身振り手振りと片言の英語で伝えようとしてもしんどいです。あとでTNさんに聞いたら、おまけに顔が真っ赤になっていたとか。何とか協力はしてくれそうですが、詰めが足りなかったことを反省して、HSさんともう一度サンプル数などを検討しなおすことにしました。まだ、話し合うことはあったのですが、帰りの飛行機に間に合わなくなりそうだったので、蚊のサンプリングで切り上げて、空港に向かいました。HSさんはいろいろ確認できてよかったを話していましたが、私は説明する時間が足りなくて、いまいち納得がいきませんでした。

Photo_2

パスツール研の室長のLさんが私たちのために用意してくれたココナッツジュース。水にしては濁っていると思って、これ何ですかと尋ねたら、果汁を取る前の果物を持ってきてくれました。味は微妙に甘い感じです。健康に、特にお肌にも良いと説明してくれました。

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2008年6月25日 (水)

研究テーマでまだ悩む

 こちらで研究することを先週からぐじぐじと考え、時折思い出したように文献検索をして、プリントアウトした論文を読んだり、教科書を眺めたりする日々を送っています。一旦腹をくくれば、あとは黙々とデータを取る毎日ですが、計画段階の今は悩んでばかりです。

 マダニをやり始めた頃は、他人の研究から刺激を受けると、その材料が哺乳類であろうと鳥であろうと自分の研究に取り入れましたが、今は縛りがあるような感じがしてどうしてもそこから身動きがとれません。自分が面白いと思うことで、かつ、論文になることがこれまでの研究者としてのテーマ選びの基準でしたが、もう一度この原点に戻って考えたいと思います。

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2008年6月24日 (火)

下町生活

 まだ、足が痛みます。普段なら5分の通勤時間が今朝は15分かかりました。10代の頃なら足がつっても翌日にはすっかり治っていたのですが、こればっかりはいたしかたないです。次回はこんな無様なことのないようにします。

 昨日、タクシーから降りてびっこをひいていたら、散髪してもらっている床屋のお兄ちゃんが道の向こう側から走り寄ってきて、どうしたんだ、大丈夫か(推定訳)、と尋ねてきました。今朝も通勤路で顔見知りになった人たちがどうしたの?という感じで、足を指さしていました。職場でY教授にこの話をすると、ベトナム人は他人に対して全く無関心だけど、一度顔みしりや友達になるとすごく親身になるそうです。

 いずれにせよ、下町にいる感じがしてあったかいです。

 そういえば、Y教授とHTさんから、私はアパートとNIHE(研究所)との間で生活が成り立っていると指摘されました。4畳半の部屋でこたつに入ったまますべて用が足りているようだと。そういえば、食堂、スーパー、果物屋、床屋、すべて5分以内にあります。唯一の例外がクリーニング屋です。といっても10分以内ですが。

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2008年6月23日 (月)

ベトナム語試験の結果と邦人サッカーチーム

 昨日のベトナム語の試験ですが、文法を中心とした筆記のみで30点満点で23点でした。最初はまったく単語が出てこなくて焦ったのですが、40分の時間内で何とか答案用紙は埋まりました。終わってみて文法的なことは理解できていましたが、単語のミスが目立ちました。こればっかりは繰り返し覚えるしかないですね。

 今朝は、ハノイ在住の日本人チームに入れてもらってサッカーをしてきました。毎週ベトナム人チームを相手に30分×3セットの試合をしているそうです。今日はFWで2試合目に出してもらったのですが、5分で右太ももに痛みが走り、10分で左ふくらはぎがつって交代しました。情けねー。サッカーは県の環境研のチームに助っ人で出てからやっていませんでしたから、8年ぶりです。それだけブランクがあったのに、いきなり試合に出るのは無理がありましたが、それにしても全然走り込みが足りませんでした。

 試合のあとは飲み会になりました。ろくに走りませんでしたが、ビールがうまかった。何よりベトナムに来てまた知り合いが増えたのはいいことです。大学や研究所にいるとどうしても人との付き合いが狭くなりますから、週に一度、まったく別の環境の人と話をするのはいいことです。

 来週からは思いっきり走れるようにします。

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2008年6月22日 (日)

直球女からの諫言

 先週長崎で検討した、今年の研究計画をエントの室長のYさんに昨日見せたのですが、調査項目の中にエントの人たちが含まれていなかったためにすっかり機嫌を損ねてしまいました。そんなに南部で仕事がしたいなら、ハノイにいる必要などないとまで言われてしまいました。Yさんとの話し合いの後で、フレラボで今度のプロジェクトのウイルス担当のHSさんとYさんとの件について話をしたのですが、Yさんの提示したウイルス分離をエントの実験室で行うというには無理がありすぎるという結論になりました。

 デング熱の発生患者数は南部で圧倒的に多く、媒介するネッタイシマカの分布も南部に偏っています。デング熱に関連した調査となると俄然南部を中心に活動することになります。私としては今年度は今年のプロジェクトの蚊の採集とウイルス分離、分子生物的な技術の習得に徹して、来年度にエントの人たちと何かプロジェクトを行うつもりでいたのですが、今年から始めていかざるを得ません。

 その日はベトナム語の試験があったので、まっすぐ帰ろうと思っていたのですが、また強引なY教授に誘われて飲みに行きました。上司のお誘いを断れない部下。飲み行くなら電話をしてくださいと言い残して早めに帰って行った同僚のHTさんに電話を入れて、「紀伊」に着いたまではいつもどおりだったのですが。

 まず、先日の私のスーツ姿にHTさんからダメ出しが出ました。10年くらい前の古臭いスーツだったと。

 おっしゃる通り。衛研時代に買ったものです。新しいのを買いたいと思います。

 次に、昼間のHSさんとの会話が聞こえていたようで、私の仕事への態度を非難されました。その前にY教授から、角田さんは怒ったことないよね、と言われたばかりでしたが、これにはさすがに、女でなかったらぶん殴っていたと思います。

 諫言は耳に痛し。前向きにとらえていくだけです。

 それにしても、私は友人から直球男と言われますが、今回はヘルメットなしでバッターボックスに立たされて危険球を投げられた気分でした。

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2008年6月20日 (金)

クリーニングとベトナム語試験

 昨日の雨でスーツがびしょぬれだったため、クリーニングを出しにアパートの近くのクリーニング屋に行ったつもりでした。そのお店はとても狭く、日本の一般のクリーニング屋と同じくらいの間口で、カウンターがあって(お客が置いていったと思われる)衣類が積み重なっています。壁には衣類がかかっています。店員の応対が変なので、おかしいな、と思って、秘書のTさんに電話を入れてお店の人に代わってもらい、再び私が電話に出ると、彼女は、服をきれいにするほかに何の色にするのですか、と尋ねてきました。はっ?何のことなんだ、と思ってあとで彼女に確認すると、そこは仕立て屋でした。

 研究所近くのクリーニング屋をTさんに探してもらい、お店の住所と店員にいうセリフを紙に書いてもらってお昼休みに行ってみると、衣類がひもでくくられて両側の壁にうずたかく積見上げられていて、どうみても布団屋かリサイクル用の衣類を回収しているようにしか見えない店が本当のクリーニング屋でした。一応、店の看板にはベトナム語のほかに英語でlaundryと書かれていました。店員のお兄ちゃんは私のスーツを受け取りながら、片言の英語で、トウキョウ、ジャパン、フォーデイとだけ伝えてきましたので、多少の不安はありましたが、たぶんクリーニングに出せたのでしょう。 

先週の土曜日にベトナム語の先生から、来週で5章までが終わりますから、試験をします、と言われていました。このペースで行くと木曜日に試験だ、と予測し、月曜日には5時半過ぎに秘書のTさんに1時間だけ残ってもらって、発音と声調を特訓してもらいました。火曜日の授業のあとで、じゃ、次回で5章が終わりますから、残り時間で試験をしますね、と言われたのですが。

 今日も記憶力が弱った頭をたたきながら、必死こいて試験勉強しました。ベトナム語授業の30分くらい前には胃が痛くなってきて、俺は教官なのに胃が痛くなるほど試験勉強してどうなっているんだ、と考えたら笑ってしまいました。

 今日の授業で先生は開口一番、「今日はこれまでの復習をします。試験は次回です。」えー、まだこの苦しみがあと二日続くんかいと最初は思いましたが、試験勉強の成果か、授業はいつもより集中できましたし、先生の質問にも楽に答えが出ていました。

Photo_2 クリーニングの預かり証。宛名がTOKYOになっています。

 間違って東京に運ばれてたりして^^;)。

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2008年6月19日 (木)

挨拶回りと大雨、停電

 午後に新任の私とHさんの挨拶回りをするためにY教授、事務のFさんと四人で日本大使館に行ってきました。厳重なセキュリティーチェックを受けてから、しばし待ち、さらに厳重な奥の院に入ると、閑静ですが、やや無機的な感じのするオフィスに通されました。そこで秘書官の方と30分ほどY教授の報告を中心にお話をしました。次の訪問先のJICA本部と日本大使館とはすごく近かったのですが、所長との面談の約束まで時間があったので近くのホテルでお茶をしました。その間に雲行きが怪しくなったなと思ったら、JICA訪問の前に雨が降り出しました。

 ホテルとJICAとは隣同士だったのですが、雨足が強くてボーイさんに傘をさしてもらってようやく移動できました。ここでも厳重なガードを通り抜けて所長室に通されて、また30分ほどお話をしてすぐに帰る予定だったのですが...。

 タクシーに乗ったのは良かったものの、大渋滞。本来なら片道30分の道のりが1時間半かかりました。しかも、途中幾度が道が水没していて、足元で水がぴちゃぴちゃ当たっている音がして、止まるんではないかとかなり不安になりました。なんとか研究所の近くにたどりついたので私だけ下ろしてもらって、どしゃ降りと水たまりを突っ走って研究所にこぎつけました。NIHEは建物全部が停電でした。エントの皆は帰っていて、カギが閉まっていましたが、フレラボはお嬢さんのいるHさんを除いてみんな残っていました。もう一度門番さんのところまで戻ってエントのカギを借りてきて、パソコンやアパートのカギが入ったカバンを持ち出して、冷凍庫のサンプルが心配だから残ると言っていたTOさんをY教授に電話でなだめてもらって、帰宅しました。

 今日はあいさつ回りだったのでスーツを着て行ったのですが、びしょ濡れでした。どっちみちクリーニングに出す予定だったのですが、シャツや靴下を洗濯して乾燥機にかけていたら、プッツーン。アパートが停電になりました。

 1時間半後にようやく復活。やれやれ。

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2008年6月18日 (水)

マンゴスチンから私のキャラへ

Photo_2 最近、毎朝食べているマンゴスチンとパイナップルのジャム。

 マンゴスチンは真ん中の白い果肉の部分を食べます。これが10個くらいで200円です。もっと安くなったかもしれませんが、これを買った果物屋はかなりおばあちゃんだったのでまあいいです。以前、千葉大のベトナム人留学生のTさんからマンゴスチンを餞別にいただいたのですが、食べ方がわからずしばらくほっておき、長崎大学に来てしばらくしてから食べようとしたのですが、その頃にはほとんどいたんでしまいました。

 今のフレラボで私はかなりいじられキャラになっています。時折天然なところが垣間見えるせいでしょうか。今日もマンゴスチンの話題から話が私のことになって、Y教授からこのままのキャラでいって下さいと言われました。じゃあ、将来俺の下についた学生、院生はどうするんだ、と考えたりもしましたが、我が身を振り返ると、人間性は若い時からほとんど変わっていません。おやじの会社の倒産で自棄を起こしてクラス全部の女の子に嫌われたり(これを卒業直前に聞いた時はさすがにへこみました)、かみさんに逃げられて鬱になりかけたり、これまで辛い経験をしたはずですが、そういう時期を除けばちっとも変っていません。明るく、元気なのが私の長所です。その長所が前面に出ていてもまわりから嫌味に思われない、今の環境は自分に合っているかもしれません。

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2008年6月17日 (火)

くさい臭い

 新庁舎の一階の廊下が非常に臭います。オフィスのドアを開けると途端に臭いにおいが入ってきます。幼少期に群馬の実家の近くでかいだ、お蚕の繭を取り出すときの匂いのようですと言っても、北関東か長野出身の人でないとわかりませんね。ショウジョウバエの培地の匂いのようと言っても生物系の人にしかわかりませんが、ベトナム人スタッフはたぶんそうだろうと言っています。でも、虫を飼っているのはエントラボ、すなわち我々くらいのものなので、どこが発生原なのでしょうか。

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2008年6月15日 (日)

歓迎会と買い物

 金曜日は私と6月から赴任されたHさん、秘書のTさんの歓迎会を日本料理屋「喜楽」でやっていただきました。JICAの日本人スタッフやよく実験室を使っているベトナム人研究者も加わってかなり賑やかでした。Y教授の手品の後でなぜか私も芸を披露しなくてはならなくなり、大学4年の時の追い出しコンパ以来久々に「赤城村音頭」を踊りました。

 祭り過ぎれば嫁が来るー って、どこから見てもローカルな歌詞です。

 土曜日には午前中にベトナム語を勉強した後、午後からY教授、Hさんと三人で郊外のスーパーに買い物に行きました。最初にY教授に誘われたとき別に買うものはないのでお断りしたのですが、強引に言われたので、結局行く羽目になりました。洗剤とグラスを少しとチーズなどを買って、ゴミ箱以外は持参したデイバックに入るくらいの量を買ったのですが、他の二人はショッピングカートにいっぱい買いこんでいました。Y教授がなかば強引に誘った理由がわかりました。荷物持ちが欲しかったのね。

 本日日曜日は午前中に洗濯をした後、何をしようか考えています。週に一度くらい野球かサッカーか、何か思い切り体を動かすスポーツをしたいです。この間長崎に行った時に久々に熱研ジョギングクラブの人たちと一緒に走ったのですが、バテバテでした。

Photo 私のアパートから撮ったキンドービル。Hさんの話だと、雨が上がると大気中の埃が落ちてはるかかなたに山並みが見えるそうです。ハノイ市内から山が見えるなんてちっとも知りませんでした。

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2008年6月12日 (木)

コーヒーのシミ

 一週間ぶりにエントのラボに行ってみると、机の上に置いておいた論文と壁に貼っておいたグラフにコーヒーらしき液体のシミがどっさりありました。これは新手のいじめか、と最初思いましたが、室長のYさんに尋ねると、フィールドから帰ったP君が私の机に荷物を置こうとしてリュックに入っていたコーヒーをぶちまけたとか。どっちにせよ、「ノープロブラム」とは言ったものの、むっとしました。

 私に甘えているのか、あまり他人に遠慮がないのか、結構ペンだの消しゴムだの勝手に使われてなくなっています。

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荷物検査と不便なホーチミンの空港

 朝5時35分の高速バスに乗るためか、それとも中途半端な酔いのせいか、昨夜はなかなか寝付けず、二時間おきに目を覚ましてしまい、結局4時半に起きました。かなり余裕をもってゲストハウスをあとにしたつもりでしたが、荷物が重くてどうしようもなくて普段なら10分ほどの松山バス停までの道のりをいつもの倍の時間をかけて汗をかきかき歩きました。

 時間どおりに福岡空港に着くまでは良かったのですが、今回時間がなくて同定できなかったマダニの液浸標本をベトナムに持ち帰ろうとしたところ、預ける荷物の検査で引っかかってしまいました。ダニの標本は70%アルコールに浸けてありましたが、アルコールなら60%までしか持ち込めないと言われ、泣く泣く宅急便で熱研に送り返しました。今度帰ってきたときにはマダニを同定する時間をつくらないと。

 今回は中華航空で台北、ホーチミン経由でハノイに戻りました。ホーチミンの空港はきれいになったとKさんから聞いていたのですが、なるほど国際線の建物は立派になりました。ただ、国際線から国内線に乗り換えるのに、歩いていくか、タクシーに乗らなければどうにかならないのと思いました。今時、新しい空港ならモノレールかせめて無料バスでつないでほしいです。国内線と国際線のターミナルが1kmくらい離れているので、雨の中荷物を持って歩くには遠いし、タクシーだと初乗り運賃プラス駐車料プラス入場料みたいなのをそのまま請求されました。こういう不便さにつくづくベトナムに戻ってきたことを実感させられました。

 でも、よく考えたら成田と羽田の道のりはこんなものではなかったですね。多少成田から国内線が発着しているにせよ、福岡などに比べたらかなり不便です。

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2008年6月10日 (火)

リサーチの打ち上げと買い物

 昨晩は、リサーチの学生たちとポスドクのT君の6人で飲みました。リサーチ発表会の打ち上げの意味もあったのですが、ともかくひさびさに会えてよかったです。私が4月からベトナムになったので、私の代わりにT君に発表練習やスライドの修正をしてもらいました。理由はともかく、やっぱり最後まで面倒みてやれなかったのは心残りでした。

 今朝はピロリ菌除去の結果判定をしてもらいに長大病院に行ってきました。検査自体はすぐに終わりましたが、判定は3時くらいにわかります。除去できているといいのですが(→きれいに除去できていました)。

 ハノイのHさんからペッパーミルとおいしいそうめんを買ってくるように指令がありました。本や必要なものはだいたい買い揃えましたが、まだ若干買っていないものもあります。今日中に買っておかないと。

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2008年6月 6日 (金)

一時帰国

 研究の打ち合わせのために今日から来週の水曜日まで長崎に行きます。病院でもう一度ピロリ菌の判定をしたり、皮膚科の病院に行ったりもしなければなりません。それからエントラボの人から買い物を頼まれています。こちらでは資生堂の化粧品は人気があるので、友人の奥方用にシャンプーボトル大を3個頼まれたりしています。自分用の本やパソコン関連の機器もあるので、行きは何もありませんが、帰りの荷物は多いです。

 

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2008年6月 4日 (水)

顔に出る

 私は顔に出やすいそうです。飲んだ時に限りません。むっとした時、落ち込んだ時、すぐわかると大学の友達から、別れたカミさんから言われていました。今日もちょっとしたことで落ち込んでしまい、フレラボの女の子の一人から、何かあったんですか、と尋ねられました。他の二人からもいろいろ聞かれて、対応に困りました。いい年した大人が娘くらいの女の子にバレバレです。みっともねー。

 こういうときは飲んで忘れるに限ります。

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2008年6月 2日 (月)

雨季のはじまり

 今日は日本からエントラボに金沢大学のTさんと学生さん二人、私の前任者で長崎大のHIさんが二週間弱、ベトナムで調査をするためにやって来ました。それぞれ別の調査なので対応するベトナムスタッフも違います。今ベトナムは雨季に入って、蚊の野外調査も本格的になってきました。そのため、これまでとうって変わって人が急に増えて、あわただしくなりました。

 フレラボも新しくHTさんが赴任されて、一名増となりました。HTさんは日本人スタッフの中で紅一点です。また、新庁舎に電話がつながり、残っていた荷物を全部引き払いました。あとは前の部屋の鍵を全部返すのみです。六月になって一気に雰囲気が変わった気がします。

 ベトナム人スタッフは日本語がわからないのをいいことに、おじさんばっかりでおバカな話をしていましたが、これからは自粛しないと。 

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2008年6月 1日 (日)

エアコンの故障

 一週間ほど前からリビングのエアコンの制御ができなくなって、勝手にスイッチが入ったり、切れたりしていました。仕事が終わって家に帰るとひとりでにエアコンがついていたり、夜中にひとりでにピーピー鳴りながらついたり切れたりします。少々気味が悪いのと電気代がもったいないので管理人の人たちに状況を見せて、修理をしてもらうように頼んでおきました。

 今日、ようやく午前中に電気屋のお兄ちゃん二人が来て見てもらったのですが、スイッチをつけたり切ったりしても何の異常も示しません。お兄ちゃん達は笑っていました。ここで、英語が少しでも通じればいいのですが、全く通じないので、そのまま下に降りていってしまいました。普通に動くのであれば問題ないし、汗もかいていたので、シャワーを浴びていると、ピーピー、ピーピーいつものごとくスイッチが入ったり切れたりするではないですか。慌てて服を着て、下に降りてみると、お兄ちゃん達はまだいて、大家さんと話をしていました。日本だとさっさと帰るものですが、こういうときベトナムはのんびりしていて助かりました。主任格らしいお兄ちゃんを手招きして状況を見せるとようやく納得したらしく、カバーを外し、修理を始めました。30分近くかかってようやく直りましたが、私には原因はわからずじまいでした。

 日本で外国人が電気屋さん、ガス屋さんを呼んで、英語で説明してくれと言ったら、私だったら、そりゃ、お前が日本語話せよ、と言いたくなります。

 はー、ほんと、ベトナム語、わかるようになりてえ。

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