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2008年7月26日 (土)

コウモリのダニ取り

 朝から早速、昨晩こちらのスタッフに取っていただいたコウモリから採血して、そのあとで私はダニを取りました。コウモリの体は思っていたよりもきれいでした。ダニは19個体見たうちで3,4個体に食いついていました。コウモリにはいろんなウイルスを保有している種がいたり、全くウイルスを保有していない種がいたりします。そのような病原体の保有とコウモリが単独生活や、大家族で生活しているかといった社会性が関連していることが示唆されています。病原体の側としては集団生活している種に入り込んでいった方が(普通なら)生き残る確率が高いと考えられます。

 午後は実際にコウモリ取りに国立公園に行ったのですが、公園を管理する人がいなくて、我々が作業する許可をとれないので、現地のスタッフだけ残ってコウモリを捕獲してもらって、我々はまた戻りました。電話一本かけておいてから行けばよかったのにと思いましたが、次回はそのように取り計らってもらいましょう。

 8月に南部で始める調査に私が参加する際にNIHEの側からアシスタントが付いてくることについて、できる限りこちらの誠意を尽くして説明してみたのですが、今日パスツール研から来たメールを見ると断固としてNIHEを拒絶する態度でした。もしもNIHEの人間を連れてくるのなら、私の調査も許可しないという回答でした。ベトナム人はメンツを非常に大事にするということを本で読んだことがあったのを思い出しました。

 NIHEの側にもメンツがあるでしょうね。

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