嫉妬深いベトナム人
フレラボのベトナム人アシスタントのCoさんが、彼氏にふられたと朝から落ち込んでいました。彼氏は理由を話してくれないらしいのですが、どうやら先週我々とブンマトゥーに調査に行ったことが原因らしいです。
すべての人に当てはまるとは言えないと思いますが、本などを読むとベトナム人はかなり嫉妬深いそうです。良く言えば情が深いのですが、悪く言うと相手のことを信じていない。彼女の場合もかなり縛られ地蔵だったようです。6月の歓迎会の時にも彼氏がお迎えに来ていましたし。
一方、Coさんと同じ大学のSo君は、エントのラボに昨日から(どういう理由か知りませんが)彼女を連れてきています。あれっ、去年ニャチャンで紹介してもらった彼女と違うし、まだ付き合っていると確か言っていたけど、と思ってD君に聞いてみると、まだ他にも彼女がいるとか。
4月に赴任してきた早々にエント室長のYさんからNIHEのある方を彼女にどうかと、しつこく勧められていたのですが、なんとなく腰が引けていました。ラボの引っ越しのあとにまた勧められてやんわりと断ったのですが、その方はつい先日、私よりさらに年配の方とご結婚されました。この話もD君にしてみたのですが、彼によると、結婚までは何でもOKだと。二股かけようが、三股かけようが、できる限りの可能性を探るらしいです。だったら相手に対して疑い深くなるのもわかります。自分と同じことを(心の奥底で)考えているのでしょうから。でも、結婚相手には親をはじめ親類縁者からかなりの制約を受けて、話を聞いていて理不尽だ、と憤るようなケースもあります(今回のケースは違うようですが)。そしていったん結婚するとなかなか離婚が許されません。
私の周りのベトナムの人たちを見ていると、ベトナム人の嫉妬深い気質の根底には、日本に比べてかなり大きな結婚というハードルがあるのが原因の一つかも、と思えてきます。自分の定義だと、嫉妬深い=相手に逃げられる(もしくは釣り合わない)のではないかという自信のなさの表れなので、だったら余計な心配せずに今の自分をもっと磨きましょうという結論になります。いずれにせよ、Coさんは向上心があって、将来も仕事を続けたいと考えている女性なので、今回の嫉妬深過ぎる男性と別れて正解な気がします。まあ、余計なお世話ですが。
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