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2008年10月13日 (月)

調査の雰囲気と調査員のサボータージュ

 土、日の二日間で対照区の調査をやり直しましたが、先週の結果と大きな違いはありませんでした。ただし、パスツール研のスタッフの一人にかなりごまかしをしている人がいたのがわかりました。その人が先週調査した家を昨日改めてTRさんがやり直したところ、実際には83個の水瓶があったはずなのに35個しか調べていなかったそうです。

 今日一緒に調査に回った人は新人だったのですが、屋外にあった水瓶以外の発生源を見落とししていたため、チェックをするように指示すると容器をいきなり逆さまにして、水をぶちまけました。彼には英語が通じません。他にも容器があったので、今度は、違うよ、ちゃんと記録するんだ、と記録用紙に書くそぶりをすると、地元の案内のおじいさんにボウフラがいるか見させて自分は記録し出しました。素人に結果の判定させてどうするんじゃ、お前がやるんだ、と、言葉が通じないのを承知で伝えたところ、ようやく自分でボウフラのサンプリングをやってくれました。

 士気とか雰囲気は調査の際にとても大切です。調査をする人のモチベーションを上げるには、その調査の意義とか目的をきちんと伝えることは重要です。これまで、現地のリーダー、今回の場合パスツール研のLAさんとTRさんですし、NIHEですとYEさんやDC君、に調査目的を説明したにもかかわらず、それがちゃんと下の人たちに伝わっていない感じが時折していました。今回のことで、現地のリーダーに調査の目的や意義も部下に伝えるよう、念を押す必要があると感じました。

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