下ネタ禁止
このブログの一番最初に書きましたが、自分が職もなくて奥さんにも逃げられてどん底の時に、他の人のブログを読んで励まされたり、癒されたりしました。その中の一つに「セキララ○学」というのがありました。
書いていたのは某国立大学の准教授の方で、当時まだ30代前半だったと思いますが、自然科学系のブログランキングで一位になったこともありました。大学と家庭での毎日をただ書いているだけだったのですが、お子さんの写真がとてもかわいらしく、かなり癒されました。
それまで私は自分の研究のことしか頭になくて、子育てなど自分の人生設計に全くなかったのですが、そのブログの子供たちの写真と父親である彼のコメントを見ていると、通学途中で見かける、よその子供が次第に可愛く感じられるようになってきました。皮肉なもので妻の方は以前は赤ちゃんが欲しいと言っていたのが、その頃からぴたっと言わなくなりました。
公募に出しても出してもいい返事をもらえない、論文を書いてもなかなか筆が進まない、じりじり焦りばかりが募るなか、この人のブログを読むと気持ちが楽になりました。
けれども、だんだん官能小説みたいな内容が書かれるようになってきて、おいおい大丈夫か、これじゃセキララでなくてセクハラだ、と思っていたら、案の定、ブログの連載は中止となってしまいました。本人がスーパーで買い物をしていると、「先生のブログ、毎日楽しみにしています。」とレジの女の子に声をかけられるほどだったそうなので、大学構内でも有名だったのでしょう。大学職員としてはちょっと度が過ぎたかもしれません。
どこまで書いたらいいのか、という線引きは、私自身よく考えます。とりあえず二十年来の付き合いのある友達も含めて何人かの女性がこのブログを読んでくれているので、意識して下ネタは書かないようにしています。本当は下ネタ大王なのですが。
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