カエル鍋
ベトナムに引っ越してからまる一年たちました。来る時は正直いやいや来た感じでしたが、慣れというものは恐ろしいものであっという間でした。日本では4月1日から3月31日までが年度の区切りですから、とりあえず一年間がんばったということでフレラボのスタッフで飲み会をやりました。誰も褒めてくれないので、自分で自分を褒めましょうという趣旨で、教授抜きで私とUさん、それからベトナム人スタッフ三人でした。
ベトナム人スタッフの希望でカエル鍋を食べることにしました。私は学部生時代に動物生理学の研究室に所属していたのですが、実験に使ったウシガエル(食用ガエル)を食べたことがありました。鶏肉と白身魚の中間みたいな味でしたが、今回も昔食べたような味でした。写真のようにあらかじめ油で野菜と一緒に炒めてあります。黒っぽく見えるのはカエルの皮膚です。これといって美味くもまずくもありません。皮膚だけの部分もあって、箸でつまんだとき、しまったー、って感じがしました。箸で押えているのはゆばを油で揚げたもの。
前の写真の具材を鍋にぶち込んで、あとから野菜(とこちらの人は言っていますが、日本だと野草)を入れます。かなり唐辛子が効いていて、韓国料理のような、香草のあまり入っていないタイ料理のような味でした。最後にインスタントラーメンを入れてしめました。Uさんと私だけビールを飲んで全員腹いっぱい食べて、5人で60万ドン(3千円ちょっと)。安いけど、正直、また食べたいとは思いませんでした。
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