ブリキの容器のウォッカと松井冬子
週に一二回、仕事が終わった後、家に帰ってから着替えてNIHEの構内を走っています。昨日も10周走り終わった後で家に戻ろうとすると、守衛のお兄ちゃん達に呼び止められました。部屋に入ると、鶏の蒸し焼きと空芯菜、それにウォッカがテーブルの上にありました。
彼らに勧められるまま、鶏肉を食い、ウォッカを飲みました。ウォッカは3リットルくらいのペットボトルに入っていたのですが、ブリキでできた四角い容器に中身をまけて、グラスですくって飲みました。その容器がどこかの家の庭の隅に置かれた犬の餌台のようで、ボウフラがわいているのを想像させました。結局、それを7人で空けてしまいました。
アパートに戻って、7時のNHKのニュース(日本だと9時のニュース)を見ていたのですが、途中で意識を失ってしまって、気がついたら番組が「トップランナー」に代わっていました。臓器の出た女性とか幽霊とかの日本画で有名な、松井冬子さんがゲストでした。数日前の日経に彼女の記事が載っていて、いい女だなあ、と、変わった絵を描いているなあ、というのがその記事を見たときの印象でした。テレビで拝見すると、(とても失礼ですが)薄倖の女性の魂を背負っているかのようなオーラといい、芸大に五浪して入学した芯の強さといい、うつぶせになって絵を描く様子といい、なにか魅力的な人に見えました。
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