たくさんのお土産と防水スプレー没収

　結婚式の翌日は下痢でした。近頃、日本に戻ると下痢します。腸内細菌がベトナムにすっかり適応してしまい、日本の料理とは合わなくなってしまったのでしょうか。

　10時過ぎまでホテルのベットで腹を押さえて寝て、それからタクシーで熱研に行きました。たまっていた手紙や書類を整理して、実験器具や本をスーツケースに詰めて、歯医者に行ってちえママ亭でお昼を食べて、戻ったらもう2時でした。3時50分の福岡行きの高速バスに乗り込んで7時前にホテルにたどり着きました。エントのHさんから化粧品を頼まれていたので、急いで天神に行き、岩田屋と大丸をまわって頼まれていた品を買いつけました。

　今回は、エントの人達からいろいろと買い物を頼まれたので大変でした。浄水器も頼まれましたが、蛇口の部分が合わない可能性があったのでこれは断りました。荷物はスーツケースには入りきらず、念のため持ってきたデイバッグにも入れました。

　今日、福岡空港からまたベトナムに戻ったわけですが、税関でスーツケースに入れていた防水スプレーを没収されました。前回防水スプレーを運んだのは成田からだったかもしれませんが、全く問題ありませんでした。なんで、今回はだめなんだ、という問いにも、福岡空港ではだめです、といういかにも官僚的な返答でした。肌につけるスプレーだったら問題ないという説明も納得いきませんでした。本当に福岡空港国際線の税関にはいい印象がありません。

O君とSさんの結婚式

　日曜日は知人の披露宴でした。折角ベトナムから来たので、昼からの結婚式にも出席しました。挙式に出席するのは大学時代の友人のN君以来だから15年ぶりです。二人とも緊張していました。神聖でかつ和やかな雰囲気の中で挙式が行われました。

　披露宴では長崎大学のエントのスタッフと久々に会いました。隣の席が現ボスだったので、仕事の話ができたのはよかったかもしれません。元ボスも元気そうでした。

　披露宴自体はとてもいい雰囲気の中で行われました。新郎新婦の家族を大切にする気持ちがひしひしと伝わってきました。料理もおいしく、余興あり、二人のセレモニーありで、3時間半と長い時間のはずがほとんど退屈しませんでした。ベトナムの、ただ人だけがたくさん集まってワイワイガヤガヤ、もうどうでもいいとでも言いたくなるような結婚式にヘキヘキしていたので、本当に心洗われる思いがしました。二人には心から祝福したい気持ちになりました。

　二次会も盛り上がり、私はエントのスタッフと三次会にも行き、最後に四次会でリンガーハットでビールを飲んで閉めました。

島原半島のケーキ屋

　雲仙に行くときにいつも気になっていたケーキ屋です。今回、帰りがけに立ち寄ってみました。ビアリッツという名前で、ネットで検索したら長崎県では結構有名なお店でした。ちぢわロールというのが有名だそうですが、このときはまだ知らなかったので、栗のお菓子とプリンにしました。

じげもんと福来魚

　福岡空港から高速バスに乗って12時過ぎに長崎に戻ると、すぐに浜口町の「じげもん」という回転ずしに行ってお昼にしました。いやー、回転ずしといって馬鹿にしてはいけません。ネタはでかいし、うまいです。うちわエビのみそ汁も出しがきいていてうまかったです。

　お昼を食べた後は、とりあえずホテルに荷物を預けて、レンタカーを借りに行きました。紅葉を見るのと温泉に入りたくて、雲仙へ。あいにく紅葉にはもう遅かったのですが、久々に車の運転を楽しみました。帰りがけに小浜温泉によって、今回も海の前の露天風呂に入ってきました。写真は温泉の入り口付近から見た夕焼けです。

　去年は風呂から海に行けたのですが、今回入ったら柵がしてありました。誰か海の方に出て行って事故にでもあったのでしょうか。

　夕食は、市立図書館近くの「福来魚（ふくらぎ）」という居酒屋で食べました。ネットでは料理がうまいとか、おやじさんがユニークとか書きこまれていましたが、本当にそうでした。確かに料理はどれもうまかったですし、ビールを飲んで食べて2千円は安いです。

　じげもんも福来魚もフレラボのHさんに勧められて行ってみたのですが、どちらもよかったです。福来魚は、カウンターに座っておねえちゃんと話でもして来いと言われて行ってみたのですが、腰かけていた常連さんはかなり濃い私の年代のおじさんたちで、マスターとこれがうまくからむようなからまないような会話を聞いていて楽しみました。

知人の結婚式のための帰国

　日曜日に知人の結婚式に出席するために、今夜遅くの飛行機で帰国します。来週の火曜日には戻ってくるので短い休暇となりますが、その間おいしいものを食べて、日本の景色を見てリフレッシュしたいと思います。最近、精神的に疲れた感じがするので癒されてきます。

仕事の後に占い

　今日はThanh Tri区で調査をしました。いつもここで調査が終わった後は、タクシーを待っている間お風呂場椅子のカフェでベトナム版梅ジュースを飲みます。今日も梅ジュースを飲んでいると、一緒に作業したPreventive Medical Centerの子がバイクでタクシーを呼んできてくれました。さて、ジュースも飲んだし、出かけようとすると、エントのYさんが、隣に座っている人に占なってもらうから、あと10分待ってくれ、と言い出しました。

　彼は我々が席に着く前はお店の人と同じ側にいたのですが、いつの間にかYさんの隣に腰掛けていました。Yさんに葉っぱを取りに行かせて、その葉っぱとYさんの手相を見て、何やら話していました。

　そうこうするうちにタクシーの運ちゃんが待ちくたびれて車を動かしだしたので、ようやく車に乗りました。タクシーの中でYさんが言うには、彼は（何かの）事故の後で急に人の運勢がわかるようになったそうです。Yさんの過去もよく当てたと言っていました。

　うーん、だったらなんで私のことを、コレア（韓国人）とか呼んだのでしょうか。

　ちなみに鑑定料は2万ドン（100円）でした。

疲労蓄積、顰蹙な調査リスト、壁をぶちぬいた部屋

　昨日から毎月定例のデング熱媒介蚊の調査を行っています。

　疲れているのでしょうか。昨日はタンクの中に入れた温度計を交換する時に指を切り、今日は保健所からバイクで現場に移動してバイクを止めた際にバイクのスタンドで右足をこすって指の皮がすり剥けました。

　今日調査した現場はいつも不在の家が多く、なおかつ前回案内された家に再度案内される場合が多いので、なぜかと訪ねたところ、リストには三世帯の場合同じ家の祖父、父親、息子が入っているという答でした。

　えー、蚊の調査で家を訪ねるのに、なんでそういうリストを作って渡すんだ、と、どっと疲れが出ました。自分が調査した家はなんとなく覚えていたので、気付いたら避けてきましたが、早く修正しなくてはなりません。

　今年の夏は右の家（写真には壁だけが写っています）はまだ立てている最中でした。奥の穴のあいた建物は学生向けのアパートで、敷地ぎりぎりまで右手前の家が家を建てたので、大家さんがアパートの端の部屋の壁をこわして、学生たちが行き来できるようにしたのでした。

　ベトナム人の保健婦さんもげらげら笑っていて、こういうの以前だったら自分も単純に笑えたのに、近頃は笑う気になりません。日本に帰って、紅葉を見ながら散歩したい、雪を見ながら温泉につかりたい、しみじみそう感じました。

ソフトボール、告別式、披露宴、反省会

　日曜日の午前中はベトナム北部に住んでいる日本人のソフトボール大会でした。私はVタワーチームの助っ人としてSさんと参加しました。対戦相手はJICAの専門職チームで、点の取り合いとなったのですが、終わってみれば10対15で突き放されました。なんとか初戦突破を狙ったのですが、力不足でした。

　次の試合の審判をやった後で、グランドの隅に拵えた宮田食堂で石狩鍋を食べました。ビールもといきたかったのですが、2時から前の疫学部長だったHさんの母上の告別式に参加しなければならず、急いで家に帰ってシャワーを浴びて、スーツに着替えました。ところが、2時に皆NIHEに集まるという約束で、5分前に到着したにもかかわらず、誰も私を待っていてくれませんでした。たまたま斎場がNIHEの近くだったので、何とか間に合いました。フレラボの慶弔費で花束を買い、お金を包みました。私にはベトナムで初めての告別式で戸惑いましたが、エントのYさんが付き添ってくれたおかげでなんとか無事長崎大の代理としての役目を果たしました。

　その後は5時半からエントのS君の披露宴でした。参加者は200人と少なめでしたが、彼は先週、新婦の実家のあるニャチャンで結婚式とかすでにやっているので、同じようなことを二回やっているはずです。ケーキカットとシャンパンで乾杯をして、新郎新婦と両親が客席をまわって1時間が経過し、ぽつぽつ皆帰っていきました。

　金曜日に秘書のTさんから黒い服装で行くように言われましたが、礼服をこちらに持ってきていないので濃紺のスーツを着て参加したのですが、遺族以外に黒っぽい服を着ている人はほとんどおらず、皆普段着でした。披露宴もエントスタッフは皆普段着で、日本だったら仲間内のくだけた二次会の雰囲気でした。社会人ラグビーをやっていたころを思い出しました。ラグビー仲間の二次会は短パンにサンダルとかで参加していましたっけ。

　披露宴の後はVタワーに行って、ソフトボールの反省会に参加しました。披露宴でエントの人達とイッキをやってしまったので、少し飲みすぎた感じがありましたが、結局10時過ぎまでいました。

ベトナムの果物

　日本だったら、春は桜、秋は紅葉、冬は雪と四季の移り変わりを感じます。ハノイの町中では、季節の移り変わりがはっきりわからなくて、時々ストレスを感じます。

　唯一、旬のフルーツが季節を感じさせてくれます。10月末からエントの研究室ではザクロを食しています。種の周りを包んでいる肌色の果肉を種ごと食べて、後で種だけ出して食べます。

　果物ではないですが、サトウキビも最近よくエントで食べてます。これも口で噛んで、水分（糖分）を吸って、繊維の部分を後で口から出します。

　今日は、口から出すのばっかりでした。

減量に挑戦

　この間Y教授の家の体重計に載ったら、な、なんと、80kgでした。えー、たしか先月、保健所で量った時は77kgでした。高齢になった時に肥満の人は糖尿病やボケになりやすいと聞いて、こりゃ、今からなんとか痩せるようにしようと決意しました。

　先週の日曜日もサッカーの後の昼飯で、カキフライ定食にソースがついていないと騒いだ時にまわりから目の前にあるじゃないかと指摘され、おじいちゃんだ、という発言も耳にしました。伯母のことを見ているので、ボケるのはできる限り避けたいです。

　というわけで、日曜日にビンコムタワーで体重計を買ってきました。Y教授によると毎朝、体重計に載って記録をつけるのが、減量を続けるのに効果的だそうです。

　月曜日のおでんパーティーでは参加者が体重計に載ったのですが、皆、3kg位重いという意見でした。ベトナム製の家庭用の体重計がくるっていたわけか。

　ネットで、美木良介、3か月で13.5kgの減量に成功、という記事を発見しました。この人も老けましたが、すげー体です。よし、俺もやってやる!

月曜の朝からかなりへこむメール

　昨日のベトナム人チームとの試合では、最初はFWで、次は右サイドバックでした。FWのときはコーナーキックの時以外はほとんどボールに絡めませんでした。結果は2対3の負け試合でした。

　今朝、携帯にかなりへこむ内容のメールが入っていました。したたかというか、幼いというか。とりあえずあたりさわりのない返信をしておきましたが、こういう方とは必要最小限のお付き合いしかしたくないです。ずっと精神的に落ち込んだ一日でした。

　昨日からおでんを仕込んでおきました。夕方からうちのアパートにフレラボのスタッフ全員と一緒に仕事をしたウイルス研究室の人達を招待しています。嫌なことは酒を飲んでなるべく早く忘れます。

アジア・アフリカフォーラム

　木曜日、金曜日とアジア・アフリカフォーラムがハノイのメリアホテルで開催されました。国立大学の海外拠点の先生方が年に一回集まって、研究成果を報告します。ハノイでは一昨年も開催されました。その時は私たちベトナム拠点の関係者が運営したので大変でしたが、今回は長崎大学国際戦略本部とCRNIDの人達が中心だったので、当日、ホテルの人にいろいろ言いつけるだけでよかったので楽でした。

　部屋を借りた時間は7時までなのに、5時前から勝手にポスターを剥がし、撤去されて、改めて、遅く始めて早く帰りたがる、ベトナム人の仕事ぶりを認識させられたのですが、そのほかはまずまず順調でした。

　「紀伊」で関係者総勢26名で打ち上げをして、皆さんをお見送りした後カウンターで飲み直し、その後でY先生にカラオケに連れて行かれて、一日が終わりました。この二日間、一日が長かった。

日本語を学びたいけど気の利かないベトナムの若者

　エントにD君という、ベトナムの修士課程出たての人が7月から加わっています。まだ、見習い期間なので給料はもらっていません。NIHEでは一年間、このような見習い期間があるそうです。現金主義の人が多いベトナム人をこれまでにたくさん見てきたので、よく我慢できるなと思います。

　彼は、主に日本のプロジェクトを手伝います。友達に日本語を勉強している人がいるそうで、よく片言の日本語を話します。が、「ナンダヨ」とか、「チョット、チョット」とかなので、時々傍で聞いていてむかつくことがあります。

　媒介蚊の調査に出かけるときは、朝、「オハヨ」、と言って部屋に入ってきます。最初のうちは気になりませんでしたが、遅刻して入って来たときなどは、「ちょっと待て。おはようございますだろ。」といいたくなります。実際、あとで、私の方がかなり年配なんだし、ベトナム語だって年上の人に対する言葉遣いが違うのだから、おはようはおはようございますに改めなさい、と注意しました。

　最近、NIHEの食堂でお昼を食べていたときに、知らない女の子から声をかけられました。NIHEに最近入ったスタッフで、日本語学校にも通っているそうです。それで私に何の用かな、と思ったら、お昼休みに日本語を教えて下さいと。えっ。同席していた、日本人の人が適当に返事をしてその場はおしまいにしましたが、その後、フレラボの日本人スタッフが食事をしているとしょっちゅう話しかけてくるそうです。先日は、Y教授がH君と話をしていたら、その会話に割り込んできたそうです。気がまわらないのは、まだ若いせいもあるのでしょうか。

　話したい相手が今他の人と話をしているから、それが終わるまで待つとか、多くのベトナムの方は、あまりそういうことはしません。というか、自分のことで頭がいっぱいでそこまで気がまわっていないように見えます。ですから、周りが見えているベトナム人の方はとても賢く見えます。もちろん、若くて賢いベトナム人はいます。

Iさんの送別会とMさんの鼻骨折

　週末にサッカーの宴会部長だったIさんの送別会がありました。おふくろ亭で一次会をし、二次会はカラオケで家に着いたのは午前1時半でした。カラオケは○×年ヒットメドレーとか○○（歌手の名前が入る）メドレーで歌えなかったらイッキという伝統のパターンでした。平均年齢30歳前半のうちのクラブなので、これは私にはきついです。順番が回ってくると、二回に一回は飲んでました。

　日曜はベトナム人相手の試合でした。前日あれだけ飲んだにもかかわらず、一人を除いて奇跡的に遅刻者なしでした。相手は、速く、汚いチームだったのですが、試合は2対2の引き分けでした。

　試合中にヘディングの競り合いでエースのMさんが目の上を切って負傷しました。3針縫ったそうですが、今日彼から回ってきたメールによると鼻も骨折していたそうです。ベトナムではなく、タイか日本で一週間以内に手術することを勧められたそうです。本当に怪我には気をつけましょう。