Ha Taiへの下見
日本脳炎媒介蚊の調査の下見をするためにハノイ郊外に行ってきました。帰りの車中から撮った写真で、遠くの方にBic C周辺の高層ビル群が見えます。Bic Cから車で20分位でしょうか、都心の近くは意外とド田舎でした。
道を突っ切って集落をはずれると、田んぼが広がっています。のどかです。
最近、室町から江戸にかけての日本と東南アジアの貿易についての本を2冊読んだのですが、10月から12月にかけて西への季節風にのって日本から東南アジアに船が出て、6月頃に東向きの風にのって日本に戻ってきたそうです。
40年ほど前の研究で梅雨時になると中国南部や東南アジアの水田から季節風にのってウンカが渡ってくることがわかりました。最近では、日本脳炎を媒介する蚊がウンカと同じように渡ってくることが明らかになりつつあります。それで、私も手をつけることになりました。
水田と豚舎を視察した後は、地元の保健所の方の家で昼食をご馳走になりました。味付けを変えた厚揚げが二皿と煮魚、メインはもちろん豚足(+豚尾)二皿。野沢菜みたいな漬物に、小松菜みたいな野菜を茹でたのが二皿。右奥に見えるのはゆで汁です。
保健所の方は10年くらい前から長崎大学がコガタアカイエカの調査をするときにいろいろ手配してくれたり、宿舎を提供してくれています。小さなグラスに入っているのは地酒で、昼から飲まされました。毎度のことですが、ベトナムの田舎で仕事をするには体が丈夫でないと務まりません。
手前の茶碗に入っているのはお米を発酵させたもので、奥の瓶から取り出しているのも同じものです。ベトナム料理のビュッフェなどで、ヨーグルトにのっけて食べたりしていましたが、食事として出されたのは初めてでした。酸っぱい味がします。皆、うまそうに食べていました。私も健康にいいのだ、と自分に言い聞かせながら食べました。
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