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2011年5月27日 (金)

蚊の調査で文句を言われる

 今週はまたデング熱媒介蚊の調査でした。火曜日は午後からハノイ市郊外で日本脳炎媒介蚊の採集もしたので、結構疲れました。そんな大変な一日の午前中はドンダー区で蚊の調査でした。

 朝、保健所に行ってみるとまだ鍵も開いていませんでした。少し待たされて、そろそろ行くのかと思ったら、今日は案内する人が一人もいないとのこと。大丈夫か、なんなら延期した方がいいじゃないかと、提案しましたが、大丈夫、何とか目的の家を探してみせる、というエントから一緒に来た相方のD君の意見にとりあえずは従ったのですが。

 案の定、ドンダー区は小さな家やアパートがごちゃごちゃした場所で番地もないので、家がわかりませんでした。結局、どこでもいいから目標の15軒の家を訪ねようと、ベトナムスタッフからの提案がありました。私の答えはNO!当たり前です。ランダムサンプリングをするために毎回乱数表を使って家を決めているのですから、適当に選んだのでは正当な標本抽出にはなりません。ランダム=適当、と考えている人は意外と多いかもしれません。

 幸運にも案内の人が一人見つかったのですが、その人もリストのうちの4軒の家しか知りませんでした。結局、5軒の家を調査した段階でこの日は打ち切りました。

 あらかじめ、1年前に調査した家も選んでおいたのですが、2軒訪ねて2軒とも拒否されました。前は割と好意的だったのですが、今回はくってかかるような言い方で文句を言われました。

 日ごろ、調査の後は、必ず、ありがとう、と声をかけるようにしていますし、調査の時間中はなるべくフレンドリーに努めていたはずなので、どこで粗相をしていたのか思い当たりませんでした。D君が言うには、このあたりの人達は、今、水道を止められているそうです。きちんとお金を払っている人もいるのに、毎月、我々がやってきて水の調査みたいなことをやっているのが癪に障るらしいです。

 NIHEに戻った時に、自分は田舎での調査の方が好きだと、D君がポツリと洩らしました。私も同感でした。

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