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2011年7月29日 (金)

北京一日目

 媒介蚊調査は大丈夫か気になりつつ、ハノイをあとにして北京へと旅立ちました。

 4時間のフライトで北京国際空港に着いたのですが、私の名前か、せめて国際学会のプラカードを持った人がゲートを出たところにいるのかと思っていましたが、それらしい人はいませんでした。

 しょうがないので、空港のネットカフェで会場とホテルを調べて、シャトルバスで会場に向かいました。会場近くのバス停で降ろされたので、そこから市内バスに乗り換えて、台風の影響で小雨の降る中、ホテルに着きました。

 ホテルでチェックインをしようとしたところ、私の名前で予約されていませんでした。ホテルの受付の人が会場で担当者に聞けというので、会場の受付に行ったところ、学会の関係者は引き揚げた後でした。もう一人中国人の女性がいて、やはり学会の関係者と連絡がとれなくて困っていたところ、国際会議場の関係者の人が電話で学会の関係者と連絡を取ってくれました。

 私が代わって連絡を取ったのですが、ホテルの受付に戻れば学会の関係者がいると言うのでそこでしばらく待っていると、ようやく担当者が現れました。彼女が言うには、私のホテルはワンランク上の5つ星ホテルで、ここからタクシーで5分かかるとのことでした。

 言われるままにタクシーで目的のホテルに着きましたが、受付をすると、またしても私の名前がありませんでした。ホテルの主任とみられる人が学会の関係者に連絡を取って、さらに5分ほど待って、ようやくチェックインできました。一応これでも口頭発表を依頼された形で来たのでもうちょっとましな待遇を期待していたのですが、これでは空港に出迎えもないわけです。ホテルに予約すら入れてなかったわけですから。

 それでも、たまたまシャトルバスに乗り合わせた、英語を話せた女性の人、市内バスセンターのおばちゃん、国際会議場の関係者で船越英二に似た人には宿泊するホテルにたどり着くまで、助けてもらいました。こういう人達もいるので、中国も捨てたものではありません。

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