学会も昨日で終わり、今日は北京市観光ツアーを申し込んであったので、朝からバスで出かけました。
まずは万里の長城。北京市郊外にある二つの長城のうちの居庸関長城へ行ってきました。かつて毛沢東は、「長城に至らずば好漢にあらず」と述べたそうです。好漢=ナイスガイ、と聞いて、サッカーチームの監督からイカメン長男と命名された私がどうして行かずにいられましょうや。
かくして、2時間の制限時間の中で頂上を目指したわけです。
が、なにせ登りが急でした。しかも人が多すぎて渋滞していました。最初の見張り台からだんだん人が減っていったので、1時間後に頂上にたどり着きました。ガイドブックを見ると居庸関の城壁は全長4kmあって、一周できるそうですが、実際にやったら大変です。この日は曇っていたのですが、Tシャツと短パンが汗でびしょびしょで頂上で一回、下に降りてまた一回Tシャツを脱いで汗を絞りました。
次の場所へ向かう途中で、青磁の店と絹製品の店にそれぞれ立ち寄りました。これは絹製品のお店のガイドさんが説明したポスターで、羊毛も羽毛も綿もダニが繁殖するが、絹は決してそんなことないと訴えていました。中身はともかく来年の熱帯医学研修で使おうかな。
次に向かったのが”い和園”でした。ここはもともとは乾隆帝が母親のために作ったそうですが、その後西太后が自分の還暦を祝うため海軍の経費を流用して大改造したそうです。そのせいで日清戦争で日本に負けたのだそうです。写真は昆明湖の湖岸から見た万寿山。人工の湖を作った時の泥を盛り上げて写真の丘を作ったそうです。やっぱ中国の皇帝はスケールがでかいです。日本ではせいぜい秀吉の聚楽第でしょうか。
湖岸沿いに建てられた回廊。724mもあるそうで、柱には全部別な絵が書いてあります。万里の長城もそうでしたが、ここも非常に込み合っていました。もっと時間を取ってゆっくりまわりたいものです。
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