妊婦と仁２

　今夜から明日にかけて嵐になるそうなので、合気道の稽古は休みました。木曜日は6時から開始なので、たぶんかなり遅れそうでしたし。

　バイクで市内を走っているといつも感じるのですが、妊婦さんでもバイクを運転していたり、バイクの後ろに乗っていたりする人が多いです。日本のテレビドラマですと、妊婦さんが旦那の元カノに突き飛ばされて中絶とかよくあります。私の場合、「北の国から」で、美保純扮する妊婦の花嫁が、牧場でトラクターに乗っていて段差でトラクターがガタンとなった時に胎児を死なせてしまうシーンとか、妙に印象に残っています。私などは子どもができたら奥さんを（それまで以上に）大事にしなけりゃ、と思うのですが。

　国民の平均年齢が27歳だか28歳ですし、女性は25歳を過ぎたらかなり焦って嫁に行くのを見ていますので、妊婦が多いのは当然といえば当然です。フレラボ秘書のTさんも妊娠5カ月ですし、エントラボも今年は出産ブームです。

　ベトナムのDVD屋で「仁」の完結編を買って、今週はずっと夜アパートに帰ってから見ていました。江戸にタイムスリップではなく、昭和30年代の日本を思わせるベトナムにスライドした自分を無理やり重ね合わせてみたりしました。

　私のドラマは誰かが産気づいて終わるのでしょうか。

　じんつー。

マラッカ観光

　朝4時から数回モーニングコールが鳴り続け、5時にはボーイが部屋まで起こしにきました。

　「何でこんな時間に起こすんだ?」と聞くと、「あなたのボスが頼みました。」

　「誰?」「○×（私の知らない名前）」

　「それは間違いだ！」

　気を取り直してもう一度寝て、8時前に朝食を取った後で、皆でマラッカへ移動しました。
　

　マラッカは日本でいえば奈良、京都。マレーシアの中でも古い町並みが残っている地域です。間口が狭くて、奥に長い点も京都やハノイの家に似ています。

　写真はフランシスコザビエルが日本からインドのゴアへ戻る途中で、ここマラッカの土地で亡くなった際に一時的に遺体を保管した教会の跡。その後、軍事要塞としても使われたので、戦争中に破壊されました。

　あっという間に1時を回り、お昼に中華料理を食べて、空港へ向かいました。チームの仲間と行動を共にして普段あまり見られない点をいろいろと見れて楽しかった3日間でした。

J-ASIA in KL

　朝4時半に起きて、寝ぼけまなこのまま食堂で朝食を取りました。その後すぐにバスに乗り込んで、1時間ほどで郊外のサッカー場に着きました。4面のグラウンドを使って、18チームが3つのグループに分かれて総当たりで予選を行いました。

　我々ハノイは強豪ぞろいのグループに入ったため、1勝2分け2敗で、決勝トーナメントに進むことができず、下位グループにまわりました。それにしても予選では2分けの後で2敗となり、皆かなりがっかりしたのですが、開き直って楽しむことにした最後の試合で勝てたことで、皆明るく午後の試合に臨むことができました。

　午後の試合は予選で戦った香港チームが相手でした。今回のうちの監督の読み通りに引き分けに持ち込み、PK戦となったのですが、まさかの相手ゴールキーパーに2本も止められ、あえなく14位・15位決定戦に下がりました。

　そして次のサイゴン戦は3対0の圧勝でした。J-Asiaの特徴は、主催国や最近開催国になったチーム、初出場のチームを免除国として除いて、それ以外のチームで最下位になったチームが翌年の開催地になるという点と、一位争いとビリ争いで最後まで残ったチームが一番試合数が多く、長くなるという点です。

　今回の参加者総数は400人でした。これだけの人数のホテルやバスの確保から、食事の手配まで取り仕切るのは大変です。どこのチームも優勝を狙うモチベーションは高いですが、Jリーグの残留争いの盛り上がりと同様に開催国にならないように皆必死で戦います。

　今年の14位争いは、敗者イコール次回開催国でした。ハノイとジョホールバルとが戦って、うちが2対0で勝ちました。

　私は勝っていた試合の後半に左サイドバックで出してもらいました。全8試合中3試合の半分というだけでしたが、試合の緊張感と充実感はたっぷり味わえました。

クアラルンプール

　J-ASIAというアジアの邦人チームのサッカー大会がクアラルンプールで開催されました。今回で15回目で、ハノイチームとしては3回目、私はホーチミン大会以来2年ぶりに参加しました。

　金曜日の午後にハノイを発って夕方にKLに到着しました。写真は市の中心部にあるツインタワーで、私たちの泊まったホテルもこのすぐ近くにありました。マレーシアに来たのは初めてですが、KLは大都会ですね。

仕事の効率の悪さと交通マナーの悪さ

　9月の媒介蚊調査の最終日のはずでしたが、ハイバーチュン区が残っているので来週まで持ち越しです。

　私のいつもの相方のD君がほかの用事が入ったために今日のハードン区はT君が付き添いました。彼は私の調査に参加するのは初めてでした。そのせいか、今日の作業はかなり時間がかかりました。案内のおばさんが最後にはいらいらしていました。でもこのおばさんも今日が初めてで、いきなり家のリストをノートに手書きで写し始めたのには面喰いました。

　何より一番面喰ったのは、ハードン区の保健所に着いたら、今クリーンアップキャンペーンで3日前から区域内で殺虫剤を撒いていると知らされたことです。「どうする?」って、なんで薬を撒いている大元のPMCの人間も同行しているのに、直前になって知らされるんですか?

　この行き当たりばったりの、効率の悪さは、言葉が通じない以前の問題なのかもしれません。

　バイクを運転していても、渋滞の原因は何かと思えば、ラッシュアワーに2車線の道でUターンしようとするタクシーがいたり（もうちょっと前に進んで広い道路に出てからすればいいじゃねーか）、一番右側で信号待ちしていて青になったら左折しようとするバイクがいたり（なんで左端で止まらないんだ）。タクシーに乗ると半分くらいの運転手はよく道を知らないので、これもいらいらさせられます。近頃は抜け道を通って合気道の稽古に行くようになりました。

　人間がごちゃごちゃした中での仕事や生活にはそろそろうんざりしてきました。息抜きはスポーツですが、もう年ですし。

　きれいな空気と景色の山や海での仕事にそろそろ戻りたい。

　ハードン区のシルクマーケットの入り口の門。前回は裏から撮った写真でした。Van Phucというのはマーケット一帯の集落名です。

雨続きの9月とさえない一日

　今朝、仕事に行く途中でショルダーバッグのひもが切れました。と思ったらよく見ると金具の部分が折れていました。ベトナムに赴任してから3年半の間A4サイズのノートパソコンと書類を入れて毎日使っていたので、とうとうガタが来たのかもしれません。

　昨日から今月分のハノイ市内の媒介蚊調査を始めました。タクシーで現場に向かう途中で渋滞にはまってしまったので途中で降りて、そぼ降る雨の中を渋滞のないところまで歩いて別のタクシーをつかまえました。現場へ行くまでにいつもの倍の時間がかかりました。おまけに別のチームは案内の人が来ないという連絡が入ったので、来週に延期になりました。

　夕方の合気道の稽古が終わったら雨が降りだしました。9月になってから毎日雨が降っています。今日の現場でも雨に降られました。何か時化ていますね。　

J-Asia前の練習と試合

　日曜日のサッカーはいつもと違って午後3時キックオフでした。相手はもちろんベトナム人チーム。来週はマレーシアでJ-Asia大会があるので、早めに集まって練習をしました。一番暑い時間帯に結構走ったので、試合前にすでに息が上がってました。こんな時に限っていつもより人数は少なめだったので、半分以上試合に出ました。個人的に練習前にいろいろとコツを教わったのですが、いざ試合となったら半分くらいしかできませんでした。

　試合の方は0対2で負けました。結構簡単にディフェンスを突破されて決められました。今回のJ-Asiaでのまとめ役のKさんは今日の試合でいろいろわかって収穫があったと言っていましたが、最下位で幹事国になった時のこともすでに考えているようです。

早い時間の流れ、でも書くのは遅い

　もう一週間前になりましたが、長崎大からベトナムに研究に来ていて、とりあえず三ヶ月間Y教授のもとで研究をすることになった学生のIさんの歓迎会をベトナム拠点の日本人スタッフ全員でしました。一次会は「紀伊」(日本料理屋）で、二次会はHさん宅隣の、行きつけのカラオケ屋でした。なんか変に盛り上がりました。

　国際ウイルス学会が札幌であって、日本人職員は私と事務職員のUさん以外皆参加しているので、今日はUさんと学生のIさんと三人で飲みました。

　なんか、一週間が早い感じがします。平日はいろいろと仕事をして、あっという間にもう金曜日です。一週間が早いのは、仕事が忙しくて、ある意味充実しているのかもしれません。でも、論文書きの方は遅々としています。論文書きと申請書書きのスピードをもっと上げないとだめですね。

映画上映で合気道の稽古は中止

　最近、合気道の稽古に通う途中の渋滞にはイライラさせられています。今日もやはり渋滞していて、その原因がわがままな車の路上駐車であったことがわかって、なおさら腹が立ちました。バイクじゃないんだから、ラッシュ時に路肩に止めたり、Uターンするなんて、迷惑にもほどがあるっていうの。

　滑り込みセーフで稽古に間に合ったと思ったら、駐車券を切っているおじさんたち数人が私に向かって何かベトナム語を話していました。むむ、ひょっとして稽古は中止なのかと、思ったら、案の定、体育館では映画を上映していました。

　おじさんたちの親切に感謝、感謝。

　つーか、しっかり顔を覚えられていたのね。

　悪いことできないなあ。　

下痢気味で日曜の午後を寝て過ごす

　朝起きたら雨が降った後だったので、今日の練習は土のグランドだったためてっきり中止かと思いました。今回はボールボーイだったので休むわけにもいかず、行きました。結局、グランドは水浸しで中止でした。みんなが集まったので、練習場所を変えて、ミニゲームを行いました。

　家を出るときから下痢気味だったのですが、練習中も二回トイレに行きました。幸い今回の練習場のトイレはそれほど汚くなくて、紙も付いていたのでよかったです。でも、トイレは一つだけで、入り口のドアの窓が鉄格子だったのでまる見えでした。さらに鍵もきちんと付いていなくて、一回目の時はOちゃんに開けられました。

　練習の後の食事はパスして、家に帰って寝ていました。2時過ぎにラグビーに行こうか迷ったのですが、体調が思わしくなかったのでそのまま5時近くまで寝ました。いつもなら1時前に家に戻ってからシャワーを浴びて、ひと眠りしてから再び出かけてラグビーか合気道をやって、夕食を食べて8時過ぎに帰るのですが、何もしなかった日曜の午後は長い感じがしました。一人で夕飯を食べた後は、ジブリのDVDを二本立て続けに見ました。

白くなって戻った青いタオル

　夕方、合気道に行こうと思ったのですが、統一公園を過ぎたラータン通りで渋滞になり、途中で引き返しました。いつも6時頃は渋滞になるのですが、今日は20分近くまったく動きませんでした。前にいたバスは対向車線にはみ出していて（というか対向車線で停止していて）、そのうちに対向車線はこちら車線にあったバイクでごった返してきたので、もうどうにもなりませんでした。

　昼と夕方に雨が降ったので、いつもより混雑したのかもしれませんが、多少遅くても皆がマナーを守っていればもうちょっと緩和したのかもしれません。火曜日はお客さんを接待したので、日曜から三回続けて稽古を休みました。アパートに戻ってから、代わりにNIHE構内をランニングしました。

　たんすの中に見慣れない、白いタオルが入っていたので、また家政婦の人が間違えて洗濯した後に戻したのか、と思って管理人のおじさんに、「自分のではない。」と言って（伝えたつもり）、先日、渡しました。

　今日、いつも合気道に持っていく青いタオルがなかったので、管理人のおじさんにクレームに行くと、英語のメッセージと一緒に先日の白いタオルを渡されました。メッセージには、

　「他の服と一緒に洗ったらその服が色落ちして、別の色が青のタオルについたので、色を落としたらタオル全部が真っ白になりました。ごめんなさい。」

と、書かれていました。

　そういえば、日曜日のラグビーの後の飲み会で、キャプテンの送別試合を記念して作った赤いポロシャツがすごく色落ちすると言って、みんなが文句を言っていました。あれのせいで青いタオルが白くなったわけですか。

　勝手に自分で判断してかえって事態を悪くするのがベトナム人にはありがちです。

一週間の区切りにスポーツ

　3時から外国人も交えてタッチラグビーをやりました。1時間だけなのですが、蒸し暑い中走りっぱなしなので、かなりばてました。疲れた時は一番隅のウイングの位置にいて休憩していました。10分プレー、5分休憩というペースでしたが、終わった後は、しばらく何もしたくありませんでした。サッカーでも時々そうなります。今日も一応合気道の準備はしていったのですが、とてもやる気がおきませんでした。

　もうこの年になると、ご飯を腹いっぱい食べて寝たら、それで翌日OKというわけにはいきません。ただ太るだけになってます。それでも、一週間の区切りという意味でサッカーとラグビーを続けています。ハノイにいてもそんなにはっきりと四季を感じないので、日曜日のスポーツはストレスの解消になります。

先週の試合結果

　今日のサッカーはバンフックでミニゲームの予定でしたが、急遽中止になりました。午後からタッチラグビーでその分走ります。

　先週は、韓国チームとの交流戦でした。例によって韓国びいきの審判のせいで、リードするも追いつかれる展開となりました。うちの新しいエースのI君は執拗にマークされていらいらしていました。結局、ロスタイムにKさんが劇的なシュートを決めて、5対4でうちが勝ちました。私は半分、左サイドバックとして出場しました。もっと攻撃に絡めたらよかったのですが、だめでした。

　いつもですと蚊の様子を見にNIHEに行くのですが、今回の連休は家でのんびりしています。日曜の午前中はサッカーがなかったので、コーヒーを飲んで、テレビを見て、かなりリラックスしています。

なかなか上達しない合気道

　合気道の稽古では必ずその日の師範が実際にやって見せて、その後二人一組になってお互いに技を掛け合うのですが、ベトナム語でポイントを説明されるのでよくわからないことがしばしばあります。たぶんこういうことなんだろうなと、推定するのですが、年のせいなのか、体が硬いせいなのか、イメージ通りにいかないことがよくあります。時々英語を話せる、上級者やそこそこの経験者に教えてもらうのが一番なのですが、そういう人は人気があるので、他の初級者との奪い合いが激しいのです。難しい技の時に限って初心者と組んだり、簡単な技の時に相手が上級者だったりします。

　昨日も思うようにいかず、ビールを飲んで憂さを晴らしました。

　ベトナムは今日は祝日で、五月以来の久々の連休です。今は卵の観察とかないので、アパートでこれからの研究計画と、科研の申請書の準備、懸案の原稿書きなどをやりながら、時々好きな本を読んだり、DVDを見ようと思います。