不信感からきた不和と当日に準備をするベトナム人
朝出勤すると、いきなりエント元室長のYさんが部屋が入ってきて、長崎大所有の、サンプルを凍結して運搬する液体窒素のタンクが見つからないから、探してくれ、と頼まれました。12号室のいつも置いてある実験室にはないので、また部屋の整理をしたときに勝手に自分たちで片づけて忘れているのだろうな、と、思ったのですが、彼女が二階の長崎大学のどこかにある、と言い張るので、Hさんに電話で確認したところ、彼も知りませんでした。
結局、二か月前に、階段の下に新たにエントのロッカーを置いたのですが、その中に入っていました。
はあー。
彼女が、長崎が(ようするに角田が)隠した、というような受け取り方を最近急にするようになったのは、何度か注意しても蚊の翅を切るための専用のピンセットをエントの人が使うのに私が腹を立ててというか、自己防衛のために、標本をしまっておく引き出しに鍵をかけたせいだと思います(その後、彼女が気づいて、逆に引き出しに鍵をかけられたりしたわけですが)。
たぶん、そのことで私に不信感を持ったのだと思います。Yさんは情が深い分、頭に血が上ると、自分でもコントロールができないのでしょう。
まだ、そこまで頭がまわらなくて、ちょっと疲れたなー、と部屋に戻って申請書書きを始めたところ、今度はS君が部屋に入ってきて、いきなり今日から11月まで長崎の(ほかの人のプロジェクトの)調査に行くからGPSを2台貸してくれ。
来週、自分の調査があるので、貸すわけにはいかないと断ると、じゃ今の室長のHLの持っているのを貸すから代わりに一台貸して欲しいと。
ちょっと、待て。じゃ、なんでHLから借りないんだ。今自分が使っているGPSは二台ともいつも同じ場所に調査に行くときに持って行っているわけなのだから、という理由で断ると、納得したようなしないような感じで戻っていきました。
一年前もGPSが不足して一台でなんとかしたので、本当に不足しているのなら一台貸して、自分の調査地が終わった後でもう一つの調査地に行って記録するのもなんか発見があるかもしれないから、まあいいか、と聞きに行ってみると、大丈夫、2台あるのでって。
要するに、長崎のプロジェクトだから自分たちのGPSを使わずに長崎の備品で全部済ませたかったということですな。
日本語が通じるのであれば、バカヤロー、俺らは共同研究をやっているんだろ、と怒るところですが、共同研究とはいいながら、本人達はお金をもらっているからやってやっているんだ的な感覚なので、怒ることもできず、疲れます。特に、2週間近くも調査に行く、出発当日に突然言われると疲れます。そもそも他の人のプロジェクトで、私は調査のお手伝いのつもりだったのですが、いろんな実害が出るとなると、来年からは、他のプロジェクトでもいつから調査に行くのか聞いておいて、準備を早めに整えさせる必要があるのかな、と思った瞬間、また疲れました。
こうやってみな年を取っていくのかな。
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