群馬へ帰省

　今から日本に帰国します。私の実家はネットがなく、近くにもWiFiもないようなところです。ある意味、ベトナムの田舎よりもひどいかもしれません。

　ブログは一週間ほど休みます。

今年最後の昼食会と乗り物酔い子

　お昼はエントで食事のお誘いがあったのですが、フレラボの食事会の予定があったため、エントは遠慮しました。例によって直前に言われたので仕方がありません。

　日本人で今日もまだ残っているのは私を含めて二名で、あとはベトナム人の女性たちでした。これまでは女の子という言い方をしていましたが、Tさんがそろそろ出産なのでさすがにもう言えません。

　日本だったら今どき珍しい、車にすぐ酔う女性が一人だけいて、本当は皆でバイクで行く予定だったのですが、彼女以外の人はタクシーで行くことになったので、お約束通り、私が彼女を後ろに乗っけて食事に行きました。

　食事会はビンコムタワーの6階のタイ風鍋で、これは山で紙がなかった時に尻を拭いたなあ、と思い出させるような葉っぱの大きな野草と牛肉、鶏肉、魚、エビ、貝が皿に盛られていました。味付けは少しピリ辛でおいしかったです。

　ちなみに去年も日本人二人とベトナム人女性で食事会を開いたそうですが、全然覚えていませんでした。

　帰りはまた、乗り物酔い子を後ろに乗せてNIHEに戻りました。

本末転倒な実験室の掃除

　今日もいつもどおり実験室で蚊の翅を切って標本を作っていると、掃除のおばさんが入ってきました。この人は、エントで特別に雇っている人らしく、先週も午後に掃除に来ました。

　前回はたぶん一回だけだろうと思って、一旦席をはずしたのですが、毎週定期的に、しかも仕事中に来るようだとはっきり言って研究の邪魔です。結局、休日に家でごろごろしていて掃除の邪魔だから出て行ってくれといわれたお父さんじゃないですが、何となくそんな雰囲気になり、仕事を中断して一旦実験室を出ました。

　しかし、勤務時間中に実験をするのが本来の姿だと思い、掃除の時間をずらしてくれるように部長のPさんに頼みました。Pさんがベトナム語で、私が仕事をしている時は遠慮するように話をしてもらい、なんとか了解してもらったようでした。

　あとからYさんからも説明がありましたが、彼女が時間の都合のつくのが午後2時から4時くらいなのでしょうがないらしいです。今、実験室を使っているのは私だけなので、他の誰からも不満は出ません。それにしても、実験室をきれいにするのはわかりますが、掃除中心になってしまうのでは本末転倒な気がします。その辺のずれがわからないのかなあ。

ラグビーの練習場所を間違える

　日曜の朝のサッカーが昨日はナイターだったので、午前中はディズニーの「スクルージ」のDVDを見てまったり過ごしました。原作はC.ディケンズの「クリスマスキャロル」です。この本は大学時代に友人のM君が、いつもクリスマスになると一人で部屋で読んでいる、というのを聞いて、当初は暗い奴だ、と思ったものですが、彼に感化されたわけではないのですが、自分も独身に戻ってからクリスマスキャロルの原作を読んだり、映画を見るようになりました（いろんなバージョンで作品化されています）。ちなみに私にその話をしたすぐ後で、M君は同級生のMさんと付き合うようになって、今ではMさんと二人の子供と北海道で幸せに暮らしています。

　その後、3時からラグビーの練習に行ったのですが、30分ほど待ってもいつものグランドに誰も来ず、おかしいなあと、家に戻ってメールを確認したところ、今年最後の練習は日本人学校に変更されていたのでした（涙）。そういえば、書いてあった。

　6時から、サッカーの試合があったので、もう一度バイクで出かけました。この日は韓国との試合で、半分だけ左サイドバックで出ました。自分のポジショニングミスで2点取られ、結局4対6で負けました。

　今年のハノイは例年より寒い感じがします。私の風邪はなかなか治りません。

ベトナム式クリスマス、来年は日本でスキー

　23日は日本ですと天皇誕生日で祝日なのですが、ベトナムは関係ないので仕事でした。日本にいたら三連休ですね。

　今度のテト休みはバンコクのマヒドール大学でRさん、JPさんと共同研究をする予定です。

　今日の午前中はいつも通りNIHEで蚊の翅を切って標本を作りました。その後買出しをしました。ちょうど学校の終業時間と重なったので道が混んでいました。

　来週の金曜日から帰国する予定なので、午後はリビングの掃除をしました。今日も掃除のおばさんが部屋を掃除してくれたのですが、食器棚とかテレビ台の中とかは掃除をしてくれないので、年に一回くらいは自分でします。明日の午前中サッカーがないので、書斎と寝室を掃除したいと思います。

　夕方はいつも通り合気道の稽古に行きました。8時半に帰宅したのですが、帰り道はすごく混んでいました。ケンタッキーやチキン関連のファーストフードがいつもより混んでいるのは日本も同じですが、道端食堂が混んでいたり、風船や果物を売る人が多いのはなんかお祭りみたいです。ホテルやレストランばかりが混むのではなくて、皆収入に応じてそれなりに楽しんでいるということなのかも。

　日本にいた時は土日はよくFMラジオを車の中や家で聞いていました。最近はインターネットラジオの番組が増えてきて、自分も時々聞いています。千葉にいたのでBay FMとTokyo FMはよく聞いていました。アバンティとかユーミンや山下達郎の番組がネットでも聞けるようにならないかなあ。

　そんなこんなで、ユーミンと山下達郎のクリスマスソングを聞いていたら、20年前を思い出して、スキーに行きたくなってしまいました。来年のクリスマスとテト休みはスキーに行きたい。

ベトナムの商品

　合気道の稽古が7時からだったので、その前にBig Cへ買い物に行ってきました。

　フライパンのメッキがはげて、料理をするとすべて焦げついてしまうため、新しいフライパンと金属でないフライ返しをまず買って、それからバスタオルが2枚とも擦り切れてきたので、新しく2枚購入しました。

　そもそもBig Cへ行くまでに渋滞にはまってしまって、到着したのが6時45分で、やたら広い2階のスーパーで目的の品々を購入したらすでに7時を回っていました。

　しかし、3年半前にこの店にY教授と女性のHさんと三人で買い出しに来た時はベトナムでは断トツであるにせよ、まだ日本に比べるとそれほど品ぞろえが豊富ではなかったのですが、台所用品などは出回ってきました。前は金属のフライ返ししかありませんでした。

　と、感激したのもつかの間、家に帰って、さっそくお好み焼きを作ったところ、フライ返しが安いプラスチックなのかへなへなで、お好み焼きを裏返せませんでした。厚紙でも芯に入っているのでしょうか。

　こういう不満を言うと、発展途上国の人にやさしい、男性のHさんは、日本だって昔はそうだった、というかもしれませんが、私は気が短いので早く納得のできる水準になってほしいものです。

少し風邪気味

　先週、案内のおばさんの急用で調査ができなかったThanh Tri区で蚊の採集をしました。まだ、風邪が治りきっていなくてだるかったのですが、私が行かないと精度が落ちるのでしょうがありません。

　土曜日はサッカーの忘年会、日曜日は朝にサッカー、午後にタッチラグビーで、その後の飲み会はキャンセルして早めに寝たのですが、駄目ですね。土日にずっと寝ていた方がいいかとも考えたのですが、割と調子がよかったので無理しました。

　今日は早く寝ます。

ベトナム式の仕事のやり方の変更

　昨日、現場に行ってみたら案内のおばさんの息子の嫁が出産のため、調査はドタキャンされました。

　今日、私が行った方の現場にはエントから私を含めて3人、ハノイ市から2人、保健所から1人、案内のおばさんが1人と6人の大所帯でした。一方で、もう片方はエントから1人、保健所から2人、案内の人1人でした。私の方は4人が実戦力ですが、片方は一人でした。

　今日の夕方、元室長のYさんを中心にいつも私と現場に行くC君、D君で話し合ったようですが、調査に行く一週間前にはそれぞれの場所に確認の電話をいれてもらうようにしました。行きあたりばったりのやり方にはうんざりですし、普段何のために携帯を使っているんだと言いたくなります。それから人員の割り振りをもう少し考えてほしい。

　ハノイもだんだん寒くなってきました。今、鼻風邪をひいてます。

読もうとすると疲れる、ベトナム人の心理

　昨日から毎月恒例の蚊の採集です。毎回職場から近い地区から調査に行くので、やっぱりと言いますか、（当然ですが）中心地に近いほど人が冷たいと言いますか、保健婦さんとか案内役のおばさんが、すみませんが、これこれこういうことで蚊の調査をしているので、お宅の地下タンクとか井戸に蚊がいるかどうか調べさせて下さい、とお願いしても、拒絶する家があります。

　毎回各区（小さいながら日本でいう政令指定都市の区の規模です）から15軒の家を乱数表で選んでいても、共働きで留守とか、拒否とかあってもいいように、さらに15軒近くを選んでおくのですが、それでも足りないことがよくあります。

　今日の帰りのタクシーの中で、アシスタントの人が、来月もHoang Mai区での調査は同じエリアでするのか、と、尋ねられたのですが、毎回留守の家が多いけれど、まだ、半分くらい調査していない家があるからもう一カ月調査をして、それから別のエリアに移ろうと思うと答えると、それは無理だ、という返答でした。

　なんで、と聞いてみると、案内役のおばさんが、もう案内をしたくない、と言っていた．．．そうです。

　先月は、どうして、留守宅ばっかり選んでくるのか、と怒っていたらしいのですが、200世帯の名簿をお願いしますと言った後で、渡されたリストにはおじいちゃんと跡取り息子の名前が入っているので実際には150世帯くらいです。彼女の言い分としては、もう、2年目だからいい加減に覚えろ、ということかもしれません。でも、ベトナムの名前でいわれてもわからないですし、（決して泥棒ではないですが）家の中に入れてもらって、あれ、この家に入ったことあるなあ、と思い出すことがしょっちゅうです。ときどき、デジャビューみたいに、あれ、この家に先月来たかなも、だけど、どうだったかなあ、ということが毎月一、二回あるわけですが。

　それでタクシーでNIHEに戻ると、Hさんが、これからウイルス研究室の忘年会があるから一緒にいくべえ、と誘われました。

　今朝までは調査から帰ったら12時半くらいだから、11時半からの飲み会には間に合わないし、一人遅れるのも嫌だったのですが、NIHEでは午前中に各部門から年末の報告会があって、それが長引いて12時過ぎにようやく終わったそうです。

　それで、私も最低限の後処理をして、バイタクでかけつけました。

　ま、案の定、ヘネシー3Lという、500ドルもするウィスキーを、80年代の日本のバブルを彷彿させるような、ゴージャスな宴会で駆け付け3杯させられて、後はもうヘロヘロでした。

　報告会の方についてですが、今回、私たちにも参加してくれ、という話があったのですが、自分には同室のP部長から聞いたのが昨日でしたし、Ｙ教授も日本人スタッフにメールをまわすかまわさないかですったもんだしたのが、昨日だったらしいです。そこで日本人スタッフにまわさなかったことでもめたりもしましたが。

　個人的には昨日P君に言われたときに、思ったことなんですが、明日は調査に行くのだから参加はできない、と断った私の回答に対して、え、そんなのアシスタントに任せればいいじゃん、来てよ、という返答には、正直、結婚式もそうだけど、じゃあ、本当に参加してほしかったなら一か月前くらいには前もって言ってくれ、と言いたくなりました。

　遠慮しているのか。そういう気のまわし方がぎりぎりになるまでしないのか。まだよくわかりません。

シンガポール空港内の蝶園

　今回のジャカルタ遠征はシンガポールを経由して行ったのですが、シンガポールの空港は広くて、トランジットに結構時間がかかると聞いていたので時間には余裕をもたせました。行きはハンバーガーを食べて、帰りは熱帯植物園らしきものがあったので、立ち寄りました。

　ここは蝶園で、熱帯の蝶が飛び回っていました。しばらく中にいて、ウツボカズラを眺めたりして旅と試合の疲れを癒しました。

　
　ジャカルタは4車線で、高速道路があるにもかかわらず車の渋滞が激しかったです。ベトナムもいずれはそうなるのでしょうね。
　

AJRC in Jakarta

　金曜日からインドネシアのジャカルタに行ってきました。アジア駐在の日本人の10人制ラグビー大会があったので、参加してきました。参加チームは12チームで、我々はベトナムチームとして参加しました。ハノイが11名、サイゴンから5名、日本他から5名の総勢21名でした。私は初参加だったのですが、これほど集まったのは初めてだそうです。FWの半分以上はハノイでした。

　予選リーグは今大会で優勝したバンコクにはボロボロに負けたものの、次の北京には攻めきれずに5対0で敗れました。

9位～12位決定戦ではジャカルタの2本目のチームとあたり、圧勝したわけですが、9位決定戦のマニラとは12対12の引き分けとなり、7分間のサドンデスで先にトライを決められて負けました。

　10人制ラグビーにはフランカーがないので、私は1番プロップで参加したのですが、試合前の練習で顎を強打して、翌日までものがよくかめませんでした。そのあと試合前に円陣を組んで気合を入れた時にも、トイメンで一番気合の入っていたEキャップと頭をぶつけてかなり痛かったっす。

　試合は7分ハーフでどんどん入れ替わるようにして、おまけに1番は3人で入れ替わっていたので、ちょっと物足りなかったです。正直言って、ジャカルタの2本目チームのキャプテンが真剣な顔でスクラムは押さないようにしましょう、と試合前にうちのチームに申し出した時には、談合か、と思いました。私も一本組んだのですが、今まで練習でしか1番を組んだことがなかったので、正直、ほっとしました。久々のフルコンタクトラグビーだったにもかかわらず怪我をしなかったのが何よりでした。

殺虫剤試験の練習と投稿論文の状況

　今週は私に殺虫剤試験の方法を教えるために、長崎大からKさんが来ていました。日中は9時から5時までびっしりと実験をやって、その後でヤブカの卵の孵化の観察をしていました。そのあとは7時から夕飯というか、飲みになって、毎回、軽くね、とか言いながら、焼酎のボトルを開けたりして、へろへろで家に帰っていたので、疲れてしまってブログの更新も滞りがちでした。

　ひと通り作業の手順を習ったのですが、PCRとかがまだうまくいっていないので、もう少し自分で練習しなければなりません。あとは実践というか、数をこなしていくことになります。自分ひとりだけでやるのは大変なので、ところどころスタッフに手伝ってもらうことになると思います。その人選とか手間賃とかは話し合わなくてはなりません。

　ベトナムに赴任した最初の年にKさん主体で南部で防除試験をしたのですが、その結果を論文として2年がかりでまとめたのですが、昨日、投稿先から結果が戻ってきてリジェクトでした。レフリーからの指摘を参考にして、もう一回練り直して、別の雑誌に投稿しなければなりません。

　一応、今はそのほかにマダニと宿主の論文と、転がり落ち続けている論文があります。マダニの論文は千葉中央博の博物館報なので、いろいろとレフリーからのコメントはあって修正してから返却したのでたぶん何とかなるでしょう。ただし、インパクトファクターはつきません。

　転がり落ち続けている論文はバンコクに編集部がある雑誌なので、洪水の影響で放置されたままになっているのかもしれません。もしかして、机に置かれていて流されてしまったかも。

　いずれにせよ、ベトナムに来てからさらに論文を書くのが遅くなってしまいました。何とかしないといけません。

もう一回の48歳の誕生日

　月曜日にまたフレラボで誕生日を祝ってもらいました。お昼にランチで焼き肉「KATANA」でスタッフの分をお支払いをしましたが、その後でHさんの発表会があって、さらにその後でY教授とベトナム人スタッフの女の子たちからケーキをいただきました。

　ケーキの一行目に書かれているのは、誕生日おめでとう、という意味でで、二行目に「Dau Da」と書かれているのは、ベトナム人が私につけたあだ名です。ドウダと読みそうでベトナム語ではゾウザと読むのですが、赤いちっちゃな果物だそうです。その下に実はピンクのろうそくが立っています。去年は年齢の数だけろうそくを立ててもらったのですが、今年はもう面倒くさかったらしく、お線香かと思わせるような細長いろうそく一本だけでした。

　なぜかわかりませんが、たまたまベトナム人スタッフの一人が去年の私の誕生日の写真を取っておいてありました。それを見たら、一年前と同じシャツを誕生日の日にも着ていたので、あーあ、とがっかりされました。

　しょうがねえだろ。ベトナムのシャツもいいかもしれないけど、だったら日本のユニクロの方が個人的にはいいので。

　ベトナムに来てから増えている服はサッカーとラグビーのユニフォームくらいなもんです。　

またパンクでバイクの安さを実感

　サッカーに行こうと思ってバイクに乗ったら、後ろのタイヤがまたパンクしていました。今回は釘のような金属が刺さっていました。近くの修理店は9時から開くそうだったので、一旦アパートに戻してサッカーに行きました。

　今日の相手は速くて、うまかったです。自分はかなり裏を取られてピンチになりました。試合結果は2対4で負けでした。

　試合後、いつものO亭でお昼だったのですが、一人だけ食事が遅く出てきた人がいて、結局彼はおかずだけ持ち帰りにしました。あとは豚骨ラーメンがまずくて残した人もいました。結局豚骨ラーメンの分は引いてもらいましたが、たまには店を変えた方がいいのかも。

　所持の後はすぐにラグビーの練習に向かいました。豚骨ラーメンを食べなかったTさんが家に帰る途中だからと言って、バイクで送ってくれました（サンクス）。おかげで5分遅れですみました。

　でも、昨日から今朝にかけて少し体力を使いすぎたのとお昼の冷やしタヌキうどんのせいで、ばてばてでした。

　バイクなら1日5万ドンですむところですが、行きも帰りも10万ドン近くタクシー代がかかりました。やっぱりバイクがあると便利です。

　アパートに着くと、セキリュティーのおじさんがバイクを修理に出しておいてくれました。よかった。

48回目の誕生日

　午前中に観察をすませてから、私のアパートでYさんと一緒に昼食の準備をしました。Yさんは、餃子を作るのは初めてだと思うのですが、上手に包んでいました。それに手際がいいです。

　他のスタッフが来たのと入れ替わりに、Yさんは注文していた揚げ春巻きとブン（米麺）を取りに出かけました。その間、スタッフがイカを焼き始めたのには閉口しました。部屋の中がイカ臭いっつーの。しかし、本当にイカが好きなんですねえ。

　イカを全部焼き終えた後、テーブルをどかして床に新聞紙を敷いて、その上に料理を並べて食べ始めました。でもやっぱり最初のうちはイカばかりつまんでいました。時間が経つにつれ、次第に餃子とお好み焼きに手がのびるようになりました。よかった、よかった。

　食後は48の数字の形をしたローソクの火を消して、ケーキを食べました（涙）。

　明日は私の誕生日、と言っているうちに今日になってしまいました。

　ベトナム式の誕生日のお祝いは、おめでたいのでみんなにおすそ分けしようということなので（私の勝手な解釈です）、明日はエントのスタッフを我がアパートに招くことにしました。

　本当はこれまでと同様にどこかのレストランで昼食会にしようと思ったのですが、ベトナムで一番お世話になっているエント元室長のYさんが、他のベトナム人を自宅に招いているのに何で私を招かないんだ、ということを、二人で蚊の翅を切っているときに言われました。実は、食事が口に合うかどうか、わからなかったのが不安だったので、今まで招かなかったのですが、ベトナム人にはおでんよりもビーフシチューという答えが先月出たので、思い切って手料理を出すことにしました。あとの品は、お決まりの餃子とお好み焼きにします。

　飲み会の後でアパートに帰ったら、すでに11時。仕込みは前の日からしておいた方がいいと思ってビーフシチューを作ろうとしていたら、スーパーで買ったジャガイモがなんと病気じゃないですか。日本だったら、お客さんからクレームが来て、その後はたぶん出荷先の農協さんか農家さんが下手をすると取引できなくなると思うのですが、ベトナムなので今のところそこまで農業施策が行きとどいていないと思って、我慢しました（一応、黒くなっていない部分を取り除いて鍋に入れました）。

　干しブドウ入りのケーキとかだったらよかった。

　でも、もし自分が農家さんの立場だったら、こういう現実を知ったらがっかりすると思うんですよ。農業の現場をわかっていないかもしれませんが、それでも作るんだったら明日のお金のためだけじゃなくて、ゆくゆくは信頼される作物を作ってほしいです。