アユタヤの洪水の後
朝、蚊の標本写真を撮っていると、Rさんからこれからアユタヤへ調査に行くので一緒に行かないかと、声をかけられました。洪水の後で蚊をはじめとした害虫が発生するので、定期的に調査をしているそうです。日本でも震災や津波の後の害虫の発生が問題になっていると聞いていたので、行ってみることにしました。
高速に乗って40分ほどでアユタヤに着きました。写真は洪水の後の家の壁の様子です。窓のあたりを境にして下側が薄汚れています。この高さまで水がきていたそうです。しかも2カ月も。
家の下はまだ水浸しです。といいますか、あまり下水道が整備されていないので、流しの水は家の軒下にそのまま排泄されていました。近くによると臭いです。この水が川の水と混じって2カ月も顔の高さくらいまであったのではたまりません。
水たまりの中にはご覧の通り、すごい数の蚊の幼虫と蛹がいました。夕方になると蛹がいっせいに成虫になって飛んでいくそうです。
Rさん一家はバンコクの郊外に住んでいるのですが、1カ月ほどアパートを借りて生活していたそうです。1カ月ぶりに様子を見に行ってみると、家具は汚水に浸かった後で、家じゅうカビだらけになっていたそうです。
他人ごとではありません。
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