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2012年3月

2012年3月31日 (土)

信大での衛動大会

Photo 昨日の朝、成田に着きました。そのまま、急いで上野に出て、長野新幹線に乗って上田に行きました。

 思ったより早く着いて、1時からの研究会まで2時間弱余裕があったので、ホテルに荷物を置かせてもらって、お昼にそばを食べに行きました。

 草笛という店でしたが、ネットで調べると、休みの日には行列ができるそうです。平日の11時半だったので、まだそれほど混んではいませんでした。汚い話ですみませんが、トイレで大きい方をしている間に、もうそばがきていました。

Photo_3 12時くらいからどんどん家族づれのお客さんとか、作業服を着た人達とか、地元の人達が入れ替わり入ってきて、かなり混んでました(結局、翌日も長崎大の人達とお昼を食べにまた行ったわけですが、さらに混んでいました。一日目は野菜天ぷらそば、二日目は胡桃そばを食べたのですが、どちらもうまかった)。

 研究会に出て、ホテルの戻るとちょうど長崎大の人達がチェックインしたところで、皆で上田城に見物に行きました。真田十勇士で有名な場所で、赤備えの甲冑を着たおじさんが記念写真を撮ったり、お城の説明をしていました。私たちも一緒に記念写真を撮ったりしました。

Photo_4 写真は信州大学繊維学部の講堂です。この講堂は重要文化財に指定されているそうです。ここでは学会の総会と学会賞の講演会、市民講座、シンポジウムが開かれました。

 信大は蛸足大学で、医学・経済・理学は松本、工学・教育は長野、繊維は上田、農学は伊那にキャンパスがあります。戦後の大学改革の時に専門学校が大学として統合されたわけですが、繊維学部は明治の養蚕業を支え、100年の歴史を誇るそうです。

 私の発表は今日の午前中だったので、早々と終わりました。

 学会に来て楽しいのは、新たな知り合いができることと昔の知り合いに再会できるとこです。前から話をしたかった感染研の人達と話をすることができたり、長崎大の留学生の関係から神奈川衛研のYさんと久々にお昼を一緒に食べたり、信大を退官されたU先生と10年ぶりに再会したのはとてもよかったです。旧知の人に会えるのは年に一回か二回しかチャンスがないですから。


 

 

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2012年3月28日 (水)

初めてのコラム

 ベトナムの邦人向けの週刊Vetterという情報誌に衛生害虫についてのコラムを2月から毎週連載しました。先週で最後の8回目が終わりました。

 蚊、ダニ、カメムシ、アリを2回ずつ連載したのですが、アリはあまり書くことがなくて苦労しました。病気を媒介したり、刺されて痛むということがあまりありませんから。もっぱらベトナムの家の中に入り込んでくるヒメイエアリについて書いて、それでは枚数が足りなかったので、あとは同じ深い害虫ということでチョウバエを、同じ膜翅目ということでハチについて書きました。

 一般の人向けにものを書くというのは、それなりに大変な作業ですが、やりがいはありました。サッカーの仲間からは、わかりやすいとか、おもしろいとか、割と好評でした。今日はWHOのTさんが、初めて読んだけど面白かったと、わざわざ言いに来てくれました。

 千葉衛研にいた時に、古生物の専門書を書いたり、恐竜の読み物を書いたりする有名な人がいたのですが、彼がよく私に一般向けの読み物も書くように言っていました。お金ももちろん大事だけど、一般の人に自分の研究したことや学んだことを還元するのも研究者の仕事だと。

 長崎大に就職した年にようやく農業関係者向けの雑誌に執筆したのですが、それっきり4年間啓蒙的な文章は書いていませんでした。昨年末にたまたま紀伊で相席した人が編集者で、Y教授が私を売り込んでくれたため、そのまま話が進み、年明けには初稿を渡していました。

 もっとものを書く時間を増やして、自分の書いた印刷物を増やしたいですね。

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2012年3月26日 (月)

Tさん親方の送別試合とタイヤのパンク

 3月は帰国する人が多い月です。先々週の日曜日はラグビーの仲間の送別会でした。昨日はサッカーのTさんの送別会で、今日は最終戦で、ご家族全員でお父さんの応援に来られていました。いいものです。

 試合はベトナム人チームとで、Tさんのセンタリングがそのままゴールに入る幸運もあり、3対1で勝ちました。久々の勝利でした。それにしても今日の相手は球際がきつかったです。私も押されてこけて倒されたのですが、後頭部を打った時は痛かったです。

 試合の帰りにバイクを運転していたら、おふくろ亭の少し手前で後ろのタイヤがパンクしました。しかたなしに、たまたま近くにあったヤマハの整備工場で見てもらったのですが、タイヤごと交換しました。パンク修理だけでよかったかもしれませんが、もう4年も経っているので、替え時だったかもしれません。半年前もパンクしましたし。本当にハノイの道は悪くて、すごい段差とか穴とかありますから、タイヤにはよくないです。

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2012年3月24日 (土)

Tu Liemの教会と石マニアのお爺さん

Tu_liem 来週、学会でハノイの媒介蚊調査の発表をするのですが、自分の行っていない方の調査場所でいくつか確認しておきたかったことがあったので、朝早くHa Dong保健所でクオン君と待ち合わせをして、Tu Liem区へ行きました。

 写真はTu Liemの教会です。すすけた感じですが、池に面していて、敷地内に緑も多いです。

Photo クオン君が印象に残っている家や路地を案内してくれたのですが、そのうちの一軒は感じのよい老夫婦の家でした。庭に盆栽がたくさんあり、この盆栽の鉢に水がたまり、ボウフラがたくさんいたそうです。

 ちょうどご夫婦が家にいたので、庭の写真を撮らせてもらいました。で、ついでにお茶を飲んで行けと、お爺さんに誘われたので、御馳走になりました。

 ここのお爺さんは石マニアでした。いろんな石が家の中に飾ってあって、写真は豚の石。石を眺めて、何かに似ているなあとか、想像するのか好きなのだそうです。ちなみにかなり高価らしいです。



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2012年3月21日 (水)

媒介蚊調査は一区切り

 先週の媒介蚊調査でやり残したことがいくつかあったので、昨日と今日で修正しました。

 まず、ドンダー区では40軒近くの家が残っていてその中から15軒を調査すればよかったのですが、ことごとく留守か拒否で4軒しか調査できなかったため、昨日、隣の区画に変更して調査を行いました。こちらの区画は私が合気道の時に使っている裏道沿いです。前に調査していた区画に比べて割と友好的で早く作業が終わりました。

 今日は一番遠いハードン区で、GPSの間違いを修正してきました。こちらもすぐに終了しました。

 とりあえず、ハノイ市内の蚊の越冬状況は2年続けて把握できたので、一区切りつけそうです。

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2012年3月17日 (土)

Imgp0665_2 コアラのマーチというお菓子がありますが、そのパクリがベトナムにもありました。「きんくま」と言います。

 サッカー関係の知り合いで本家に勤めている人がいるのですが、彼が言うに、どうしても単価を安くできなくて負けてしまうらしいです。コアラのマーチは日本で180円、ベトナムドンだと4万ドンくらい。私のお昼の定番のNIHE食が2万ドンですから、半額にしてもお昼の感覚でいうと割り引いても350円位ですか(半端な金額ですね)。ま、400円と300円の間くらいということで。

 どうあってもコアラのマーチはベトナムで勝てそうにありませんから(商標登録で裁判をしてもなあ、と諦めモードです)、技術供与ということにして、いっそ買収してしまった方がいいかもしれません。

 一昨日に「朝いち」を見ていたら、南紀白浜の特集をしていました。はじめはサファリパークで、パンダを9頭飼っていて、繁殖にも成功しているそうです。カンカン、ランランの歴史がある上野動物園はなすすべがないですよ。結局、上野動物園の収益が減ってきたので、またパンダを譲ってもらっているのです。

 で、その後、レポーターで第三舞台出身の役者さんが浜辺に行くと(何といっても白浜なので)、どこかで聞いた声がしてきました。浜辺で生き物を拾い集めている変なおじさん、実は京大臨海実験場の准教授の久保田先生でした。

 クボチンは私が北大の学部生の時の助手の先生です。当時と全く変わっていなくて、かえって若返ったと感じたくらいでした。

 学生実習の時の磯採集で、「先生、これは何ですか。」と質問をすると、「うーん、わからんけど、とりあえず取っといてやー。」と答えていました。

 今は、ベニクラゲ音頭という、CDも出されていて、行きつけのカラオケ屋には、久保田早紀と久保田利信の間にあいうえお順で、久保田先生がはさまっているそうです。

 一般の人は生物を研究している人は、変わり者で、自分が研究している生き物が大好き何だろうという、先入観というか、期待感があると思うのです、個人的に。実際、私もそう聞かれたことがありました。でも、自分はヘソまがりですし、実際研究対象に愛着をもてないので(シカとかカモシカとか哺乳類にはそれなりに感情移入しますが)、愛着なんかないです、と答えているのですが、出来上がった原稿を見ると、やっぱり世間的なイメージから作った読み物になっています。

 ま、それは自分の話なのですが、クボチンの場合は、本当にイソギンチャクとクラゲを愛しているので、いいのかもしれません。ある意味マスコミ受けします。でも、ベニクラゲのかつらをかぶって、紅色軍手をして、歌ってしまった彼を見ているとやり過ぎではないかと思ってしまったのは私だけでしょうか。

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2012年3月16日 (金)

ハノイの媒介蚊調査の決断の時

 ハノイの媒介蚊調査では越冬の状態を一番知りたかったので、今月で終了する予定です。一年半の間毎月市内の8ヶ所で調査をしてきたわけですが、もう2旬し終わった家もあります。地域によっては非協力的な場所も出てきて、正直言って調査を続けるのが困難になっています。

 火曜日の調査では、保健所が新たな調査地のリストを準備できていなかったので、これまでの場所で調査を行ったのですが、拒否する家といつも留守の家ばかりになってしまったので、調査できた家が三分の一で、残りは来週に新たな場所で行うことになりました。

 今年の6月でまる二年になるので、それまで続けることも考えています。昨年の4月の傾向は今一つはっきりしなかったですし、ハノイの寒い期間は私が来てからの4年間で今年が一番長い気がしますので、発生パターンも変わっているかもしれません。

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2012年3月 8日 (木)

国際婦人デーとモチベーションの低下

Imgp0662 今日は国際婦人デーでした。ベトナムでは年に2回ある婦人デーの一つで、どこの研究室もオフィスもこの日は女性を花や料理で歓待します。

 フレラボとエントと重なったわけですが、エントから珍しく前日に、明日やるからな、と声がかかったので、エントの方に参加しました。感染研と長大からお客さんも来ていましたし。

 どこのレストランも混むそうなので、ピザとパスタ、あとは餅にベトナム風ソーセージを挟んで食べる料理とケーキでした。

 気候のせいなのか、日本の休暇でボケたのか、仕事が最近手につきません。家では仕事も勉強も手につきません。食欲はあるので、体の方は大丈夫なのですが、気持ちのたるみはどうにかならないものか。

 決して自分の芯がしっかりしているからではないのですが、他人の仕事とか業績に影響されなくなっています。ベトナムにいると研究の刺激がなさすぎるのですかねえ。

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2012年3月 3日 (土)

乳頭温泉と田沢湖スキー場

50 山形蔵王から翌日は田沢湖へ移動しました。高速バスで山形駅から仙台へ、こまちで仙台から田沢湖へ移動しました。

 ラッキーにも団体のお客さんを乗せに来たマイクロバスに乗せてもらい、予定より少し早く乳頭温泉に着きました。

 湯めぐりコースというのがあって5か所の温泉をまわれるそうなのですが、時間がなかったため、一番有名な鶴の湯だけ行ってみました。乳白色の露天風呂は少しぬるめでしたが、天気もよくて雪の積もった裏山がなんとなく懐かしく感じられて最高でした。

 翌日は休暇村のバスに送ってもらって田沢湖スキー場へ。ご覧のとおり快晴で、秋田駒ケ岳がきれいでした。話に聞いていた通り、一番高いところから田沢湖目がけて滑り降りるのは最高に気分がよかったです。冬の間4,5回しか見ることができないという、鳥海山も見ることができました。10時から4時まで滑ったところで切り上げて、5時半の東京行きこまちで帰りました。

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2012年3月 2日 (金)

山形蔵王

5 樹氷を見たくて山形蔵王へ行ってきました。蔵王スキー場の一番上にあるので、ついでにスキーもしてきました。結婚してじきにスキーをやらなくなったので18年ぶりです。板からウエアまで一式レンタルして二日間9時から5時まで滑りまくりました。

 一日目はあいにく吹雪でしたが、二日目の午前中は山の頂上まで快晴でこのような写真がとれました。すごいですよね。

 とにかく、空気も水もうまいし、自然がきれいで、二日間、滑っている間ずっとにこにこしていました。

3 
 スキー場はそれほど混んでいなくて、昔と違ってリフト待ちはほとんどありませんでした。例外は、ふもとのロープウェイは2つとも15分間隔だったのですが、どちらも満員電車のごとくぎゅうぎゅうに押し込められたのには困りました。もっと本数を増やせないんですかね。

 一日目の午後になるとだいぶ感覚を取り戻して、ますます楽しめました。

9 泊まった旅館の食事もおいしくて、毎食おかわりしたので、かなり太りました。すぐ近くに3つの共同湯もあって便利でしたし、旅館の内湯もよかったです。共同湯の温泉は硫黄泉でしたが、足がひりひりしたので長い時間入っていられませんでした。よく見たら擦り傷だらけでした。滑っていた時は気がつきませんでしたが、スキー靴がかなり当たっていたのでしょうね。

 日本にいないと日本が無性に懐かしくなる時があります。今回の蔵王の景色は心にとどめておきたい日本の風景です。

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