昔のボスの接待と日豪戦を見て
今日はまた長崎の昔のボスがハノイに来たので、その接待をしました。
ボスがホテルに着いたという連絡をフレラボの事務の人がしてくれたので、夕飯でもどうですか、と尋ねたところ、そうやな、ほな、7時にホテルのロビーでどうや、との返事でした。
ラッキー。実は、今日はベトナム時間の午後5時から日本対オーストラリア戦があったので、7時までには試合は終わります。5時半にオフィスを出てもまあらくらく後半戦を自宅で見て、試合が終わったらホテルに行っても十分間に合います。
ところが、パソコンを電源オフにする前に、更新しましょうね、の警告が出てので、ま、5分位いいか、と思って、はい、と答えたところ、25分も終了に時間がかかってしまいました。
おまけに、35度近くある暑さの中家に戻ると、週末から早く直せと言ってあったNHKはいざ知らず、我が家のテレビはベトナム国営テレビの番組も砂嵐状態になっていたので、1階の管理人兼守衛のおじさんのところに降りていって、(おじさんがいなかったのですが)勝手にテレビでオーストラリア戦を探して、見ました。
後半の途中でおじさんが戻ってきて、まず、NHKが見れないんだ、と文句を言って、その後ローカルテレビも見れないんだと、説明する間も惜しんで、今、日本代表の試合をやっているんだ、と説明しました。このおじさんはスポーツの中継が大好きで、今のユーロ選手権をはじめ、テニスの4大大会とか、この間は日本でやっていたバレーボールの試合も見ていたのを知っているので、まとりあえずOKです。
このおじさんはここ最近アパートに帰ると、バレーボールの話をしてくるのですが、私が子供の頃に日本のお家芸だったバレーボールがオリンピックに出れるか出れないかの瀬戸際にあるなんて、とても悲しくて見る気も起きません。果たして、男子バレーボールはオリンピックを逃したのでした。
それとは反対に、私は中学の時にサッカーをしていたのですが、その頃はまだ日本がワールドカップに出るというのは本当に夢物語でした。前にもブログに書いたかもしれませんが、兄貴にワールドカップと言ったら、オリンピックにさえ出れないのに、そんなことできるわけねーだろー、と一蹴されました。
でも今の日本代表は本当に技術もあるし(相手のゴール前で何であれだけボールを保持できるのか)、世界の最先端のサッカーをフォローしている感じがします。オーストラリアの試合運びは私が中学生の時のイングランドリーグ(プレミアリーグの前の)のロングボールとスピードが勝負の体力だけの試合運びみたいでした。
そのなかで、選手たちが、結局引き分けたのは自分たちがまだまだ足りないんだ、とコメントしていたのが、印象的でした。こういうコメントは日本人からの支持を得られやすいです(謙虚だという意味で人間ができている)。また違った見方をすれば別の意味で若者たちの向上心が強いのだ(とも受け止められます。
宮本武蔵は相手が自分にかかってきた時に自分はまだまだ足りないと思ったそうです、本当に強かったら相手は首を垂れるはずだと感じたらしいです。でもお互い名人の域に達したらそうなるのかもしれませんが、とりあえず相手がその域に達していなかったら首は垂れないと思います。
サッカーも柔道も今のバレーボールのようにならないようにならないように、そして今度はサッカーや野球のような商業スポーツがバレーボールを支えるようになりましょう。岡野俊一郎とか川渕チェアマンがかつて西ドイツのクラブチームの運営の在り方に感銘をしたように、サッカーが母体で地方という地域に根ざしたスポーツ団体を日本も作っていけたらと思います。あと十数年後にはこれからはバレーの時代だ、となるかも。ま、野球はしばらくはこのままかもしれません。
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コメント
いいですねえーー
投稿: | 2012年6月13日 (水) 20時37分