今日は香寺へ行ってきました。昨日と同じで車を降りてから今日も1時間ほど小舟に乗って目的地へ行きました。
写真は船着き場近くのお寺です。ここもそれなりに風情がありました。実際には付近一帯の13のお寺をまとめて香寺というそうです。
このお寺を見学した後で昼食でした。さていよいよ洞窟の中のお寺まで歩いていくのかと思いきや、ロープウェイ(実際はスキー用のゴンドラ)で上まで一気に上りました。
ゴンドラを降りて上り坂をしばらく歩いていくと、門がありました。その門をくぐると今度は急な下りの石段がありました。石段を下ったところに神社やお寺があるのは、私の知る限り、地元の群馬にある貫前神社くらいのものでしょうか。
それにしてもこちらのお寺はあやしいです。お香なのか、水蒸気なのか、霞んで見えます。木魚の音とお経を読む声が洞窟の中から聞こえてきます。
正面に見えるのは稲穂岩です。稲穂の形に見えるのとベトナム人の主食がお米なのでこの名前がついたそうです。
この岩の両側が出入り口になっています。この中は撮影禁止なので、写真は撮りませんでした(欧米人はバシャバシャ撮っていましたが)。洞窟の中は、密教の妖しさが鍾乳洞のひんやりした空気と奇妙に調和して、独特の雰囲気が醸し出されていました。ベトナムでたぶん一番か二番目に印象的な場所でした。
帰りはロープウェイに乗らず、ガイドの人と二人で歩いて下まで降りました。
彼の説明によると、ここはベトナムで一番人気のあるお寺だそうです。特に商売人にとっては人気が高く、お年寄りたちは敢えてロープウェイに乗らず歩いて上るそうです。
確かに、参道はベトナムの割に整備されていて、通りの両側には下から上までお店が連なっていました。今は閑散期なのでお店はほとんどが閉まっていましたが、テト直後や祭りの時はすごい賑わいになるそうです。
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