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2012年8月

2012年8月31日 (金)

ハノイの日の出と長引く痛み

Photo ハノイの天気はしょっちゅう曇っているし、朝早く目が覚めることもあまりないので、朝日を拝むようなことは滅多にありません。今日はたまたま偶然が重なって、アパートの窓から写真を撮ることができました。

 一週間が経過しても腰と足が痛むので、昨日また病院へ行ってきました。医者の話によると、完全に痛みが無くなるのにはまだ時間がかかるそうです。6週間は見ておいた方がいいとのことでした。痛くなるような部位はなるべく動かさないようにした方がいいらしいです。それから痛み止めもこれからはできるだけ飲まないようにした方がいいみたいです。

 いつもは昼間多少歩いて痛みが出た時に痛み止めを飲むのですが、今日は昼間は飲んでいません。やはり痛みます。

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2012年8月30日 (木)

ベトナム拠点の中間報告会

 月曜日はベトナム拠点第二次5カ年計画の中間報告会でした。前日、フレラボで練習していると蚊媒介性ウイルスの班長であるHさんに蚊の休眠のところは昆虫をやっている人以外は難しいだろうから、わかりやすくした方がいい、というコメントをもらったので、実験の方法と結果を思い切ってはしょって、その代わり日本の蚊で休眠についてスライド一枚で説明し、ベトナムの蚊での実験結果のみを別のスライド一枚で説明しました。
 内容はシンプルに、そして簡単な英語に言い換えて説明しました。ベトナム人の表情を見ていると割とわかってもらえたような気がしたのですが、質疑の時の質問では、この部分に質問が集中したので、あーやっぱりわかってもらえなかったなあ、とも思いました。まあ、良しとします。
 翌日の面談でのCRNIDの先生方の割と好意的でした。昆虫の実験をする際に温度管理をするのにここでは人口気象器がないので難しいと説明すると、年度末の補正予算で購入するように言ってくれたので、ものは言ってみるものだと思いました。
 夕方にはY教授による感動的なねぎらいと乾杯の言葉で今回参加した日本人による交流会が行われました。
 まだ足の痛みがあって、発表中は少し緊張していたのもあって我慢できたのですが、記念写真を撮っている時や交流会の時はきつかったです。とても二次会には行けそうになかったので先に帰りました。
 

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2012年8月26日 (日)

NIHEの天井崩落

Photo 足腰はだいぶ良くなって、普段は痛み止めを飲まなくてもいいくらいに回復しました。それでも医者から運動は止められているので、土日はNIHEへ卵観察と来週の中間報告会の準備に行きました。

 すると、なんと、ハイテクセンター2階が崩壊していました。実験棟の廊下はこんな状態です。ずっと前から廊下の天井はエアコンの水漏れで腐っていましたが、ついに崩落したわけです。

 1階の天井も時間の問題かも。

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2012年8月22日 (水)

坐骨神経症

 昨日の朝、ジョギング中にだんだん下半身が重く感じてきたので早めに切り上げて家に戻ったのですが、シャワーを浴びている間にだんだん立っているのがつらくなったのですぐにベットで横になりました。1時間ほど横になってから気合を入れて出勤したのですが、NIHEまでの10分程度の距離を歩くのがきつくて、途中で何度か休みました。

 いつもどおり仕事を始めたのですが、歩くたびにだんだん左足と腰が痛くなってきて、そのうち歩くと椅子で休まずにはいられない状態になりました。

 Y教授に診断してもらったところ(一応彼は医師なので)、坐骨神経症と診断されました。ネットで検索してみると、確かに症状はよく似ています。

 痛みがどうにも我慢できなくなってきたので、フレンチホスピタルにY教授から電話で症状と説明してもらって、予約を入れてもらい、受診しました。レントゲンを撮りましたが、骨には異常ありませんでしたが、筋肉に異常がありました。とりあえず痛みを何とかしてほしかったので、抗炎症剤、痛み止め、筋肉弛緩剤を処方してもらいました。一、二週間は安静にして、スポーツは禁止だそうです。

 4時半頃に家に戻ってから夕食までベットに横になっていたのですが、始終痛くない姿勢を探し続ける感じで眠ることはできませんでした。寝室からキッチンまで歩くだけで痛むし疲れるので夕食はとりたくなかったのですが、薬を飲まなければいけなかったので、前日たまたま残したご飯の残りを食べて、薬を飲んでまた横になりました。

 ベットに横になってもなかなか痛みがとれませんでした。12時の時計の針を見た後は朝まで記憶がなかったのでこの間だけは眠れたようです。

 今朝は昨日ほど痛みませんが、それでもまだ歩くとしばらく痛みがとれません。

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2012年8月20日 (月)

飲みつかれ、走り負けの週末

 日本は先週お盆休暇だったようですが、私は木曜、土曜と飲み会がありました。ちなみに土曜日はタッチラグビー関係で日本に帰国する人の送別会で、バーベキューパーティーでした。水曜、金曜もなんかつい飲んでしまって、多少飲み過ぎの一週間でした。寝坊したせいで朝走ることもせず、夜は遅くまで飲み食いしていたので、せっかくいいペースで減量していたのがまた元通りに(涙)。

 日曜は午後2時からサッカーの試合でした。金曜から日曜の朝にかけて台風の影響で雨ふりだったので、いくらか涼しかったのですが、それでも試合帰りに(温度表示されていたのを見たら4時過ぎの時点で31度でした。相手チームは速くて巧く、3対8でボロ負けでした。個人的には大きなポカはなかったものの、かなり走り負けました。

 今日も夕方から雨です。今年の夏のハノイはよく雨が降ります。デング熱媒介蚊が増えるかも。

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2012年8月14日 (火)

Tさんの結婚式

Thuyen_3Photo_12 日曜日はフレラボアシスタントの一人、Tさんの結婚式でした。NIHEに8時半に日本人4人、ベトナム人2人が集まってTさんが手配してくれた車で出かけました。

 彼女の家はハノイ市内からノイバイ空港へ行く途中で、幹線道路から外れてさらに10分ほど車で行ったところでした。ローカルな商店街を抜けて、もうこれ以上車では進めませんというところで車を降りて5分ほど歩くと彼女の実家でした。写真は彼女の実家の手前です。いくらか風情を感じます。

 Tさんの実家の庭のテントでお茶を飲んで何が始まるのかと待っていると、裏の家へ案内されました。裏は彼女のおじさんの家だそうです。近所や親戚の人達がすでに集まっていて、10時くらいから食事が出されました。ビールと地酒が出されました。もともと私は酒を飲むとすぐに真っ赤になるのですが、この地酒はどうも私の体質には合わないらしく、かなり目のまわりが熱くなりました。

Photo_16 食事も終わり、エアコンなどないし、早く帰ろうか、と相談していたところ、30分ほど後でお婿さんがやってくるというので再びお父さんお母さん相手にお茶を飲みながら待ちました。

 しばらくして新郎とその関係者が到着しました。家の奥の方で親族の挨拶を済ませたのち、着席していた新婦の関係者たちに二人でお茶をついで回り、記念写真を撮ってめでたくセレモニーは終わりました。

 その後、新郎新婦とともに新婦の親族や関係者が新郎の実家へ車で移動したわけですが、我々はここで引き上げました。写真は皆を見送りがてら車へ移動する新郎新婦と花嫁の父。

 雨が降らなかっただけましですが、それにしても暑かったです。後で聞いたところ、新郎宅では電気が止まって大変だったそうです。



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2012年8月11日 (土)

包装から見た芸術

 在ベトナム邦人向けの雑誌に、日本からお土産を買ってくるとお土産のお菓子よりもパッケージの箱とかを喜んでほしがる、という漫画が載っていました。そう言われてみると、フレラボの女の子たちも捨てずによくお持ち帰りしています。この前は抹茶のバームクーヘンの入った円柱形の箱を、お茶かコーヒーを入れておくと言って持ち帰っていました。

 お土産に限らず日本の商品はパッケージまで行きとどいているのかもしれません。ベトナムで買い物をすると、小さい品物だと赤いスケスケのビニル袋、大きい品物だとゴミ袋みたいな真っ黒のビニル袋に入れて、はい、どうぞ、で終わりですからね。

 でも、ベトナムの小物雑貨は日本の女性にすごく受けがいいわけですから、安くてセンスの良い布とかで品物を包んだら、買った側はかなり気分がいいのではないでしょうか。昔、日本の陶器がヨーロッパに持ち込まれた時に陶器をくるんでいた浮世絵にゴッホもゴーギャンも、なんじゃこりゃー、というほどの衝撃を受けました。ベトナムの小物でもありですよね。

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2012年8月 8日 (水)

雨でずれこむ採集

 酷暑だった先週とはうってかわって月曜からずっと雨です。蚊の採集は後半6か所あるのですが、月、火と午後は中止にして、木曜日に延期になりました。

 それは別にして、いつも助っ人に来る殺虫剤研究室のスタッフが二人とも水曜の午後から研究会に行くので、ハノイ市の職員に代わってもらっていいか、と部長のPさんから申し出があったのですが、それはだめだと、即答しました。きちんとNIHEのスタッフいくら、ハノイ市職員いくら、とあらかじめ決めておいた単価と日数から計算して支払いしているのですから。

 早く今回の採集を終わりにしたいものです。

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2012年8月 6日 (月)

あまりの暑さに夏バテ気味

 ここのところハノイの最高気温は38度くらいあるのではないでしょうか。

 来週J-Asiaに参加する人の暑さ対策のためかしりませんが、今週は昼の10時から1時までサッカーの練習がありました。先週採集した蚊の世話とデータ整理を週末しなければならないこともあったので、自分会議で欠席することにしました。3時半からのタッチラグビーも休みました。もう年なのでまともにやっていたら来週体がもちません。

 それでも土、日とも5時くらいに仕事に区切りがついたので夕方からの合気道だけは参加しました。しかし、かなり疲労しました。今回の調査は午後だけ参加していますが、それでも暑さで体力は消耗します。食欲も落ちてきているので、夏バテ気味かもしれません。

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2012年8月 4日 (土)

デング熱媒介蚊の採集

75usd 初日はハイバーチュン区、木曜日はバーディン区、昨日はドンダー区でボウフラを採集しました。建前上は私は家の中に入ってはいけないことになっているので、写真を撮るだけにしていたのですが、昨日は人手不足もあって屋外限定でボウフラを捕るのを手伝いました。

 写真は昨日調査したドンダー区の長屋の様子です。四畳半くらいの広さにベットがあるだけで、月75ドルです。もちろん、エアコンはありません。窓が一つあるだけなので、風は吹き抜けません。

Photo_2Photo_3 トイレと炊事場は共同です。右下のコンクリートタンクに水が貯めてありました。この中に結構ボウフラがいました。

 ここには学生や若い夫婦が住んでいるそうです。デング熱の研究を極めるためにお前もここに住めと言われたら、...うーん、無理(かも)。

 絶えずデング熱に全く免疫のな人がハノイ周辺から入ってきて、蚊が発生する場所で生活しているので、一人でもウイルスに感染をすると蚊によってまたたく間に隣近所に広がります。





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2012年8月 2日 (木)

媒介蚊採集の初日

 今日からまたデング熱媒介蚊を捕りに行ってもらいました。行ってもらいましたというのは、今回は私は調査に同行できないためです。

 7月から調査をするために、過去の経験から余裕をもって5月にはNIHEとの打ち合わせを終えて準備を進めてもらったにもかかわらず、私が同行する許可を取ろうとするとさらに調査開始が遅れるというので、断念したわけです。

 それが、昨日、調査のコーディネイトをしているC君に、念のため誰が参加するのかと確認したところ、「角田も人足に入っている。」とか言われたので、びっくりして元室長のYさんに確認したわけでした。案の定、私の同行許可が下りていないので、行かない方がいい、ということになりました。

 今回は採集した蚊を使って実験をするのがメインですから採集自体には当初はそれほどうるさく言うつもりはなかったのですが、初めて採集する地域がいくつかありますし、採集した時の条件をちゃんと記録しておけば何か他とは違った傾向が見られた時に後悔しないですむと思ったので、一応記録だけは今まで通り残しておくように伝えました。

 ところが、お昼休みにC君が戻ってきたのでサンプルなどを確認すると、データの不備が目立ちました。聞くと、午前中は、昼からフエに出張に行くスタッフだけに頼んだそうです。しかも、午後のスタッフは未定。

 なんつう、段取りなんだ?なんで、そんなに時間が急いている連中に頼むんだ?

 C君に英語で詰め寄っても彼の英語力では埒が明かないので、Yさんと彼女の娘で現室長のHLさんに状況を説明して、午後からは改善するように伝えました。

 そのうち部長のPさんにも話が伝わったらしく、午後にいきなり彼が現場に行くから、私に一緒に来ないか、と声をかけてきました。いいのか、と尋ねると、通りの写真を撮るくらいなら大丈夫、という返事でした。

 彼のバイクでNIHEの門まで行って、そこからC君と他のスタッフ、それと私はタクシーで現場へ向かい、Pさんは自分のバイクで行く予定でしたが、なぜか急遽彼は行くのを取りやめて、NIHEに残りました。

 訳がわからないでしょ。

 でもここで怒る前に、午後からの調査を修正することの方が大事なので、私も調査に同行して、今まで私の調査に一度も参加したことのないスタッフに付き添いました。案の定、調査が始まってみると用紙の記入法を教える必要がありました。

 調査を終えると、帰りのタクシーの中でC君は私にすれば耳触りに感じるくらい、上機嫌でした。なんつーか、三歩歩けば忘れるというか、失敗してもへこまない精神がある意味羨ましく感じました。

 NIHEに戻ってからC君と捕ってきた幼虫を確認して、後片づけと翌日の用意をしました。通常私の調査では幼虫の数は数えたりしないのですが、彼が幼虫を数えているのを見て、なぜだ、と尋ねると、自分も今回のデータを使って解析をしたいので、幼虫の数を数えている、という返事でした。

 確かに、いた、いないというデータよりも個体数まで数えていた方が解析法の幅は広がります。じゃあ、なぜ、他のスタッフにきちんと個体数まで数えてくれ、と頼んでおかないんだ、角田は最終的には蚊をある程度集められればいいんだ、と皆理解しているぞ、と言うと、そこで初めて私の言ったことがわかったようでした。

 昼休みは少々頭に来ましたが、夕方は少し頭も冷えて、こいつもこいつなりに研究をしたいと思っているんだ、と感じました。

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