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2012年9月 5日 (水)

実力主義VS縁故主義

 昨日は休みだったわけですが、日本の現ボスから国際電話が入りました。主な内容は来年度の契約についてでした。来年度は予算が削られるので、ベトナム拠点も他の研究室との話し合いで定員を決める予定だけれども、まず来年度も契約を希望しますかと聞かれました。

 正直、環境を変えたい気持ちはあったのですが、日本に戻るのはさらに厳しい雰囲気が伝わってきたので、希望しますと返答すると、今の状況では論文が出てないので厳しいです、という通告が戻ってきました。早くにインパクトファクターがついている雑誌にベトナム拠点に関連する論文を筆頭著者として最低2本投稿して、そのうち1本受理されていないとだめだ、という返答でした。

 答えに窮していると、とりあえずタイトルとサマリーだけでも今度の拠点会議までに送るように言われました。

 話は変わりますが、エントに昆虫の飼育担当の新人が入りました。まだ経験が浅いので辛抱強く教えているのですが、何回言ってもミスをします。蚊に卵を産ませた容器をきちんと洗っていなかったり、砂糖水を替え忘れたり。どれも最後の1,2個で交換したり用意したりする作業を忘れます。作業の途中で用事を言いつけると忘れるのかと思って、なるべく作業の切れ目で用事を頼んだりするようにしているのですが、今のところ改善されません。

 部長のPさんに彼女の仕事ぶりを話すと、彼女はあまり利口ではないけど、我慢して下さい。Yさんの姪なので、と答えが戻ってきました。

 彼女自身の性格には何の問題もなく、むしろ素朴でいい子なのですが、でも縁故採用は引っかかります。

 自分の大学時代に論文を書かない先生とかいると、自分はああはなりたくないものだ、と思ったものでしたが、自分も一年延ばし二年延ばしにしている間に同じような状態になっていたのでした。昔はそれでも終身雇用で定年までいられたのですが、今はそうはいきません。環境を変えるにも、ここに踏みとどまって研究を続けるにも、結果を出さなければいけません。

 厳しい状況ですが、実力主義でどんどん人が入れ替わる世の中と縁故主義でがっちり守られて生きていくのとどちらが社会として健全で、そして自分はどちらを選ぶかと思うかと問われたら、答えははっきりしています。

 今の環境で一番大切なことは何かというと、モチベーションを高く保つこと、これにつきます。

 

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コメント

二人も日本人を減らさないといけないんですかー?

投稿: | 2012年9月 6日 (木) 00時30分

ベトナム拠点の話ではありません。誤解を招く文章ですみませんでした。いくらか不適切な文章があったので修正しました。

投稿: scartick | 2012年9月 6日 (木) 11時25分

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