来月、私の元上司がこちらでベトナム人相手にPCOの研修会を開くことになりました。PCOというのは、害虫駆除組織ということで、ネズミや害虫を駆除する技術者をこちらでも育成するというのが目的です。
これまで日本とベトナム側との仲介にあたってきたのですが、今日はベトナム側に出していた運営費の見積もりを受け取りました。一通りのチェックし終えたところ、いくつか金額が多い部分もあったりしたのですが、一番腹が立ったのは、ネズミを捕獲する実習が400ドルでは足りないので、私の調査費用から捻出しろ、というP部長からの要求でした。
はあ?
そもそも講師の人から指定された実習場所は、昨年日本から来た哺乳類の専門家が日本に戻った際に、3種類のネズミがたくさんいたと、同業者に口コミで知れ渡った場所です。ハノイ動物園です。ベトナム人がやたら動物に餌を投げ与えたりするので、ゴミがたくさん落ちているので、ネズミ天国なんでしょう。
Pの言い分は管轄が違うのでお金がかかるということでした。要するにネズミを捕る罠を掛けさせてもらうための賄賂です。
腹が立ちましたが、元上司と相談して答えを出す、と返答しました。
まだ腰が痛むので、合気道は今日も休みました。もやもやした気分を晴らしたかったので、夕食は「Yno」という洋食屋で美味しいものを食べました。それから、ラグビーの知人から借りた宇宙兄弟を1巻から読み始めました。
面白い。
少し気分が晴れました。
そもそも、あれだけベトナム人が多い動物園でネズミ捕りの罠を仕掛けるのは、リスクがあるかもしれません。罠を持ち去られる可能性があります。
先週の蚊の卵取りの時にバケツを40個回収したのですが、留守だった家をまわる際に道端の露店で肉を売っていたおばちゃんのそばに置かせてもらいました。その後、すべてのバケツを回収してタクシーに乗り込もうとした時に肉屋のおばちゃんがバケツを1個くれ、と私に言いました。
安いからいいや、と一瞬思ったりしましたが、また使う可能性がありますし、何よりC君が休日にNIHEに来て1個1個ドリルで水抜きの穴を開けたものですから、断りました。
一年前はNIHEにもネズミがたくさんいたのですが、最近は猫が住み着いたのでとんと見かけなくなりました。別の場所を検討した方がいいかもしれません。
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