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2015年5月

2015年5月31日 (日)

酷暑の毎日

 暑い。実に暑いです。NIHEの庭に設置した気象観測装置では木曜日は最高気温39.9度、金曜日は40度を超えていました。太陽電池で充電しながら計測するために日向に設置したので普通の気象観測機とは設置条件が違うのですが、それにしても暑い。毎日10分の通勤だけでも汗をかいています。それから、食事や睡眠がしんどいです。日本でうまいものを食べて少し太り気味になったので、これで痩せるかも。

 

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2015年5月27日 (水)

琴ノ尾岳でのマダニ採集

Photo 前回も言いましたが、本当に長崎の海と島はきれいです。写真は琴ノ尾岳から見た大村湾です。真ん中にある島が長崎空港です。

 今回、マダニの同定をしたのですが、西日本のマダニは群馬、千葉、神奈川と違っていたので、見たことのない種がいて大変でしたが楽しかったです。
 ちょっと気になったのが、マダニの発生消長でした。南房総だと3月末に休眠に入る種がこちらでは5月末まで取れたので、びっくりしています。何がそのように生活史戦略を変えているのでしょうか。

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2015年5月24日 (日)

五島列島でマダニ採集


Photo_2 Photo 先週の金曜日から今日まで五島列島にマダニ調査に行ってきました。一応長崎大学の職員でありながら、五島列島にまだ行ったことがなかったので、ウイルス部のHさんのマダニ調査に同行させてもらいました。

 長崎の海沿いの道を走っているといつも東シナ海の美しさに見とれてしまいます。写真は最初に訪れた平島で、右側の半島にぽつんと白く立っているのが灯台です。
  金曜日の午後に上五島町に渡って、暗くなるまで採集をしました。土曜日の午前中もひたすらマダニを採集して、午後は小値賀島に

Photo_3

渡りました。診療所の院長先生に案内して頂いて、ここでもひたすらマダニを採集。金、土と雨が心配されましたが、何とか天気はもってくれました。写真は小値賀島本城岳の牧場から見た景色です。
 仕事の後のビールがうまくて、宿で出された魚がさらにうまくて、山を歩いた割にはこの数日間で太りました。あいにく、一日早く切り上げることになってしまいましたが、五島列島はいいところですね。今回観光は二の次でしたが、次回はぜひ教会を見て回りたいものです。

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2015年5月15日 (金)

悶々とした日々

 今週は日本からのお客さんへの対応が主な仕事になりましたが、早かったです。

 3月末で実験がなくなって、4月からは論文書きと次のプロジェクトの準備をやっているのですが、ずっと机に座っているのが苦手なので、マダニ調査を入れたりしています。来週から長崎の五島列島へ調査に行きます。
 それでも精神的にやりきれない気分になるので、夜はなるべく合気道の稽古に行っています。以前は木曜日の稽古が夕方6時からだったのでサボりがちだったのですが、出張や旅行以外は火、木、土に休まず参加しています。
 それでも普段はなかなか寝付けなくて、飲むお酒の量が増えてしまって、また体重が元に戻ってしまいました。

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2015年5月13日 (水)

NIMPEでマダニの標本を調べる

Nimpe_aNimpe_6

 昨日、今日と仕事でNIMPE(国立マラリア、寄生虫、昆虫学研究所) に行ってきました。日本から知り合いの先生がサシガメを採集するためのアレンジをして、ついでに私はNIMPEにあるマダニの標本を見たかったので、彼のNIMPE訪問に同調したのでした。
 5年ほど前に長崎大のポスドクの人がベトナムに来た際に同行して依頼でしたが、写真のようにすっかり立派なビルが立てられていました。新しいビルから昔の庁舎を見下ろすとこんな感じです。
 マダニの標本はベトナム全土のマダニ種が揃っているわけではなかったのですが、日本にいない種をいくつか見ることができました。サシガメ採集の方もすんなり終わったようで、昨日の午後で私も彼も用件が済んでしまったのですが、NIMPE側からなんでもいいからプレゼンをして欲しいと頼まれて、今日の午前中は私がマダニの生理的齢について、彼がリーシュマニア症について発表をしました。スライド1枚ごとにベトナム語に翻訳してもらったので時間はかかりましたが、理解してもらえてよかったかもしれません。

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2015年5月10日 (日)

行かなくてよかったと思った旅行

 先週はラオスヘマダニ採集に行ってきたのですが、その間、合気道の人達はハロン湾方面の島へ遊びに行ったようです。私も誘われたのですが、ラオスの相手方がラオス正月(日本の花祭)の後に来て欲しい、ということだったので、4月末のベトナムの連休に当たったわけです。

 今日、日本人で一人だけ参加した人に話を聞いたのですが、行かなくてよかった、と思いました。夜の10時にバスで出発して、翌朝到着という、日本のスキーバスのような移動法は、私には無理です。1年前にサパ行きの寝台車が取れなかった時のきつかった状況を思い出しました。新幹線ならすぐに寝てしまいますが、バスなら日本にいた時の朝の通勤の時以外は無理です。
 宿泊は女子は一つのベットに3人、男子は2人で、寝返りも打てなかったらしいです。といいますか、プライベートは最初からないわけです。夜にクイズとゲームをやるのも10代後半から無理かも。しかも、帰りのバスでは全員自己紹介をして、女性も身長、体重を暴露して、好みの異性について話すのは、日本では到底ありえません。参加した人は一日中眠かったと言っていましたが、 40度の気温の中ラオスのジャングルを歩くのも、その後一人寂しく35度近いベトナム中部を観光するのも、体力的なきつさでいったらどうってことないかもしれません。

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2015年5月 6日 (水)

ミーソン遺跡とフエの宮廷料理

My_son 午前中はミーソン遺跡に行ってきました。ホイアンの町並みと一緒にここも世界文化遺産に指定されています。アンコールワットにはまだ行ったことがないのですが、両方行ったことのある人の話だとこちらはこじんまりとしているそうです。Photo

 確かにガイドさんの説明をじっくり聞いても1時間もかからずに1周できました。今日のガイドさんは昨日の午後と同じ方でしたが、熱心に説明してくれました。ベトナム戦争当時、ベトコンの基地がここにあったので、かなりアメリカ軍によって爆撃されたようですね。ここに基地を作る側も攻撃する側も、戦争になると文化もへったくれもない。
Photo_2 お昼ごはんを食べたあと、ドライバーさんと私と二人きりでひたすらフエを目指しました。途中でハイヴァン峠という場所を抜けて、坂を降りると写真のような光景が見えました。たとえば長崎のような、日本にありそうな海岸線だったので、一枚写真を撮りました。
Photo_3 3時間半ほどのドライブでようやくフエに到着。フエは思っていたよりも都会でした。
 夕飯はフエの宮廷料理でした。全部の料理が写真のように鳥や魚や亀の形に野菜が切り取られていて、別れた妻が趣味でやっていたカービングを思い出しました。彼女はタイが本場だと言っていましたが、バンコクではこういう料理は見たことがないので、フエの方こそ本場ではないかと思ったりしました。

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2015年5月 5日 (火)

ホイアン

Photo 朝の5時にアパートへタクシーに迎えに来てもらって、ノイバイ空港からダナンへ移動しました。眠い。

 ダナンの空港にツアーの車に迎えに来てもらっていたので、すぐにピックアップしてもらってホイアンに向かいました。

Mslys_restruant

  40分ほどのドライブで本日泊まるホイアンホテルに到着。中クラスのホテルにしたのですが、ホテルの中も庭もきれいですし、旧市街に近いので便利でした。
 ガイドの人が迎えに来るのが12時半の予定でしたが、朝ごはんを食べていなかったので、ネットで検索してホテル近くのレストランへ行って腹ごしらえしました。

Photo ところが、ガイドさんが来て、開口一番、お昼を食べに行きます、という事になり、二度目の昼食を取りました。しっかり予定表を見なおしておくべきでした。

 ホイアンの昼間の町並みはこんな感じで、人通りも少なくのんびりしています。バイクがビービーうるさくないのがいいですね。
Photo_2 夜になると町が活気づきます。ランタンに灯りがともされて、幻想的な雰囲気も漂います。
 今度はツアーではなくて、自分でホテルを予約して、昼間はプールやビーチで日光浴をして2、3日静かに過ごしたいものです。
 

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2015年5月 2日 (土)

ラオス最終日

Photo_2 朝になってもお腹がしくしく傷んでいたのですが、フライトが夜の8時で、お昼に知り合いと会う約束をしていたので、午前中にビエンチャンの町を散策しました。

 まず、向かったのがホテルの近くの国立博物館でしたが、あいにくメーデーのため休みでした。
 次に向かったのが迎賓館。ホワイトハウスという別名の通り、白亜のきれいな建物でした。
Photo_4 で、迎賓館の前の道の遥か彼方になにか建物が見えます。パトゥーサイといって、戦没者の霊を鎮めるためにパリの凱旋門を真似て作られたものだそうです。
Photo_5 近くで見るとこんな感じです。実は月曜日の夕方に空振り合気道の稽古に行く途中ですぐ前を通ったのでした。それで、今回は写真だけ。
Photo_6 写真のワット・シーサイというお寺を見物して、メコン川を見たら、11時近くになったのでホテルにいったん戻ってシャワーを浴びました。
 腹の具合がまだ悪く、当初は6時位まで部屋をとっておくつもりでしたが、やっぱりやめて荷物だけ預けてチェックアウトしました。
 12時に知人が来るはずが1時間ホテルのロビーで持っていたのですが、来ないし、メールも届いていなかったので、近くの珈琲店にいるというメッセージを残して、午前中に徘徊した時に目についたワンタンメンを食べに行きました。写真は徘徊したあたりの様子です。
Photo_7 ワンタンを食べて、珈琲屋の前を見ると知人と後ろ姿のそっくりな人がとぼとぼとホテルの方へ歩いて行ったので、声をかけたら彼女でした。なんでもバイクのトラブルがあって、ホテルの電話番号もわからなかったので連絡が取れなかったそうです。いやーでも、よかった。3年ぶりでしたが、元気そうでした。結局、4時半位までベトナムのことだとかを話し込んだので、ホテルに戻ったのが5時近くになりました。早めに空港へ向かい、残っていたラオス・キープをドルに代えて、空港でビールラオを買ってハノイに帰りました。

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2015年5月 1日 (金)

Photo 今日は森には入らず、別の村を訪ねて牛と犬からマダニを取りました。

 今回も住民にダニを取ってもらう作戦です。決して私が楽をしているわけではなく、飼い主以外の人間が近寄ると逃げてしまうので、今回はこのやり方をやっています。それにしてもガリガリの牛ですね。普段は放し飼いにしているので、森に出かけてはマダニを付けて戻ってくるそうです。
Photo_2 見ていた子供まで手伝ってくれました。写真は犬の指の間に食いついたマダニを取ってもらっているところです。犬も体を任せきっています。
Photo_3 そして昼は伝統的なラオス料理。左の二品はすぐ近くの沼でとれたエビを山草とあえたもの。手前のは炒めたのでエビが赤くなっていますが、奥のは生でした。寄生虫がいるか心配でしたが、食べたらうまかったです。しかし、この後お腹がゆるくなりました。
Photo_5  それから右上と右下のスープにはヒアリが入っていました。最初は作りおきしたスープを放ったらかしにしていたらヒアリが入ってきたのかと思いましたが、これが入ると酸味が効いて美味いそうです。実際に飲んでみたらうまかったです。蟻は死んでも喉に刺さるかと思ったら、そんなこともありませんでした。
 そんなこんなで野趣あふれるラオス料理を堪能したおかげで、腹はゆるゆるになってしまいました。
 カウンターパートの人とお金の精算をして、サワンナケートからパクセ経由の飛行機でビエンチャンに戻りました。夜はこちらで合気道を教えていらっしゃるK先生を紹介して頂いて、フランス料理店を経営しているお弟子さんのところでフランス料理を満喫しました。

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