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2015年10月29日 (木)

ベトナム産チマダニ属の同定

 昨日からNIMPEのCさんという方にNIHEへ来てもらってベトナム産のチマダニ属の同定を教えてもらっています。元室長のYさんに間に入ってもらって、最初はバンメトートのDさんに頼んでもらったのですが、同じ本の共著者のCさんがハノイにいるのだからそっちに教えてもらえということで彼に来てもらったのでした。

 昨日はすぐに同定ができるように成虫を顕微鏡の台の上に載せておいたのですが、いきなりそれを見て、幼虫でなくて成虫を出してくれ、と言われていきなりズッコケました。一緒にいたYさんもマダニの採集をしたS君も通訳がてら、角田、幼虫でなくて大きい成虫を出せ、と繰り返し言うので、だんだん腹が立ってきました。
お前ら、俺と一緒にマダニを取りに行って何を学んできたんだ、と、幼虫のスライド標本を出して、これが幼虫だ、と示すと、ようやく三人が落ち着きを取り戻しました。
 午後2時から3時間かけて3個体を同定してもらったのですが、彼が帰った後で、日本にいない種の標本を見返すと、どうも彼が同定した種は別の種類のような気がしました。まあ、性別は正反対だったのですが。
 今朝、その旨を彼に伝えると、30分近く顕微鏡を見た後で、これはオスではなくメスだ、という返答。
 はあ?
  だからそんなことはわかっているから種を同定し直してくれ、とYさんを通して伝えると、ようやく納得したようでした。
 明日の午前中まで来てもらう約束をしてもらっているけれど、もう今日いっぱいで帰ってもらおうか、と思ってYさんにも伝えたのですが、Cさんに教えて貰った形質を元にYさんが張り切って同定したサンプルがどうも違っていたのに気付きました。それらをCさんに見直してもらっているとどんどん別の種が出てきました。
 結局、明日の朝に予定した蚊の打ち合わせは延期して、明日もまた来てもらうことにしました。

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