天国洞窟の探検ツアー

　実験に失敗して土日にNIHEに行く必要がなくなったので、知り合いの洞窟ツアーに便乗させてもらいました。金曜日の夜にハノイ駅に集合して寝台列車でドンホイへ。ドンホイには1時間遅れで到着したのですが、車を飛ばして行ったので30分遅れで着きました。

　鐘乳石だらけの普通の観光コースでも結構広いのですが、そこからさらに奥へ往復7kmのコースが待っていました。泥に足を取られ、膝まで水に浸かってようやく終点に着きました。行きに右足のトレッキングシューズの靴底が取れ、帰りは左足が取れ、修復不可能だったので、駐車場のゴミ箱に捨ててきました。

　今回の旅ではドンホイ駅でいつもフールドで使う手ぬぐいをいつの間にか失くし、洞窟の中でデジカメのケーブルを失くしました。失くしものばかりの旅行でしたが、洞窟探検は興奮しましたし、面白かったです。

８月のプロトコール書き

　今のプロジェクトに血清調査が加わりそうなので、プロトコールを書き直すことになりました。先週から書いては直し、書いては直しを繰り返して、ようやく書き終えました。アシスタントのDさんからのコメントを受け入れてさらに修正して、先ほど日本へ送付しました。研究資金の援助が絡んでいるし、Dさんにベトナム語に翻訳してもらってNIHEにもプロジェクトの変更として修正版を改めて提出しなければならなくなったので、できるだけわかりやすく書いたつもりです。

　 ネッタイシマカのオビトラップの実験とプロトコール書きで1週間は過ぎました。そろそろ８月も終わります。

夏季休暇の後

　土日を挟んで3日間夏季休暇を取って、群馬に帰っていました。帰った翌日は、母親とお墓の掃除をして、夕方にはお盆様を迎えました。庭の芝刈りや木の剪定は義理の弟がやってくれていたので、あとは家の掃除と自動販売機に缶を入れる事くらいでした。でも、同じ年代の人たちを見ているとそろそろ家の整理をしていった方がいいのかもしれません。

　空いていた時間には車で赤城山に行って、森の中を歩いたりしていました。新鮮な空気を吸って、いい気分転換になりました。その後は渋川市内の温泉に入って、ここでまたリラックスしてきました。

　ハノイに戻って早速実験の確認をしたのですが、大型インキュベーターに容器が入りきらなかったので別のインキュベーターにコントロールを入れたようなのですが、設定温度が違っていました。

　はー（ため息）。

　当初、せっかく休暇を取るのだったらもっとゆっくりしてきたらどうですか、と事務の人にも言われました。いや、まだ実験をスタッフに完全に任せるまでには至っていないので、と（まさかとは思いながら）回答したわけですが、帰ってきたら本当にそうなってしまっていました。俺は、夏季休暇も取ってはいけないのか、と午前中は暗い気分になりました。

　9月2日の独立記念日にはしっかり休暇を取りたいというので、多分翌週のホーチミンへのタッチラグビー遠征は参加を取りやめなければならないでしょう。

　やるべきことをやる、それだけです。

鬱蒼とした日々

　リオオリンピックが始まりました。先週は家にフレラボスタッフとエントのアシスタントを家に呼んで飲み会を開いたわけですが、その後でホーチミンに遊びに行ったりして結構バタバタした週末でした。今週は家でまったりとしています。

　蚊の論文を書いているのですが、なかなか進みません。これを書かないことには他の蚊の論文やマダニの論文にも取りかかれないので、ちょっとイライラしています。フレラボのスタッフからは最近暗い顔をしているとよく言われたり、アシスタントはどう、とか聞かれたりするのですが、なんとか晴れ晴れとした気分になれないですかね。