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2016年11月

2016年11月28日 (月)

媒介蚊防除プロジェクト初日

Imgp3242  今日から現地でのハードワークが始まりました。朝6時に朝食、その後7時に近くの保健所にトラップ129個を運んで、現地スタッフと1時間弱の打ち合わせを行いました。

 今回は少し多めに人を雇って3人一組で8組の編成にしたのですが、なぜか遅々として進みません。相方のDによると、トラップの設置を今回は現地スタッフに頼んだのですが、どうにも時間がかかりすぎるそうです。それから持ってきたトラップのうちかなりのトラップが故障していたり、部品が欠けていたそうです。
Imgp3243 一応、打ち合わせの時に丁寧にトラップの組み立てとしまい方を説明してもらったのですが、D君によるとやはり無理があったそうです。それから、少なくとも我々のトラップ32個は運ぶ前に確認したはずなのですが、7個くらいが動かなくなりました。NIHEからノイバイ空港、ニャチャン空港から2時間少々車で運んだわけですが、その時に壊れたのかもしれません。日本であればこの手の機械を運ぶ時には機械と機械の間にクッション、少なくとも新聞紙を丸めて入れたりはするのですが、ここではそんなことはしません。普段保管する時も段ボール箱にまとめて入れて、3箱重ねて積み上げています。よくないのは承知していますが、なにぶんスペースがありません。
 でも、そろそろ対策を考えないといけません。

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2016年末のサイゴンタッチ大会

 土曜日はホーチミン市でタッチラグビーの大会がありました。ハノイからは2チーム参加で、女性が1/3ほどでした。私はAチームで参加したのですが、初戦で皆硬くなってしまって、負けてしまいました。審判が日本人に厳しいのはいつものことですが、接戦の時に厳しい笛が吹かれると、1点差が2点差になり、最終的には5対3で負けました。それからの2試合は割と楽に勝てたのですが、4試合目がニュージーランドチームで、前半は2対1で勝っていました。しかし、後半は力の差が出て、3対4で負け。その後の、5位6位決定戦はハノイチーム同士でしたが、若いBチーム相手に善戦し、終わってみたら3対2で勝ちました。
 最終試合を終えて、終了後のセレモニーも参加して、なかなか捕まらないタクシーにジリジリしましたが、どうにか8時のフライトに間に合いました。同じフライトで帰った主要メンバーから反省会に誘われたのですが、翌朝6時にNIHEに集合でしたので、一人先に帰りました。
 1年前は脳震盪で参加できなかったのですが、今年は参加できただけでも良かったです。そして、時間の経つのは早い。

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2016年11月24日 (木)

ウイルス感染実験の延期

 明日、ウイルス感染実験を行う予定だったのですが、細胞が弱っていてウイルスが増えていないので明日は無理だと、今朝言われました。

 えー、また三週間かけて蚊を準備するのかと思いましたが、致し方ありません。
 次の実験の時期を考えたりしたのですが、結局、細胞の状態がわかるのは来週だと言われました。来週はトイホア市へ行って、デング熱媒介蚊の防除プロジェクトを始めなければなりません。アシスタントのTさんにウイルス担当のアシスタントのLさんと来週連絡を取るように頼みました。
 私の実験手技もさることながら、いろいろとうまくいかない今日この頃です。

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2016年11月20日 (日)

筋膜リリース

 先月末のチャンピオンダッシュに参加してから両方の肩が痛むし、両膝の上の筋肉も張った感じのままです。知人に話したところ筋膜リリースがいいと教えてもらったので、木曜に予約して金曜日の夜に行ってみました。

 雑談をしながらたっぷり2時間処置してもらって、300万ドンですから1万5千円くらいです。高いと思うかどうかは本人次第でしょうか。確かに当日は両膝は楽になった感じでしたし、肩の荷が下りた感じもしたのですが、一晩寝たら右の肩はよくなったのですが、左肩がまだ痛みます。
 蚊の防除プロジェクトは話が急に進んで、来週の日曜日から現地へ媒介蚊調査にいくことになりました。今週土曜日のホーチミンでのタッチラグビーには参加できますが、日曜のソフトボール大会は参加できません。とほほ。ま、しょうがないか。

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2016年11月17日 (木)

プロジェクト開始前の準備

 午前中にエント部長のPさんからNIHEの倫理委員会で説明するための資料を頼まれたので、その対応をしました。一つは蚊の防除に使う薬品が前回提出したものと違っているので、その化学組成などを教えて欲しいというもので、もう一つは血清検査をする人数が数千人規模だけれどもその理由を教えて欲しいというものでした。初めの質問は薬品の提供元から以前いただいた資料があったのでそれを英語に直してメールして、後の質問は熱研の倫理委員会でも説明するべきサンプル数の算出根拠だったので、これも英訳してメールしました。

 午後に委員会はあったようですが、2時間近くかかったようでした。Pさんとサポートとして出席したアシスタントのDさんによると細かい質問がたくさんあったようです。似たようなコメントは先週AMEDへの中間報告会から戻った新拠点長もAMED側から受けたそうで、IGRを使用するのを拒否する家があったらそこで蚊が繁殖するのではないか、とコメントされたそうです。確かにそれは可能性としてあるけれども、そういう例外を認知して、その対策を考えるのが現場の仕事であり、それを改善しながら結果を出して論文にまとめるのがプロフェッショナルの仕事です。
 プロジェクトの相方のD君が今週から来週までフィリピン出張なので保留にしておく問題はいくつかあるとして、事務処理できる仕事はさっさと済ませましょう。

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2016年11月12日 (土)

びっくりポンの活動費

 倫理委員会の準備も進んで、今日、提出した書類に関して不備があるので修正するようにとコメントが返ってきました。何とかできる限りベトナムでの現状と日本側の理想というか倫理との間の妥協点を求めて修正していかなければなりません。

 今週バンコクに出張していた相方のDが戻ってきたので、アシスタントのDさんも交えてこれから行う調査の行程を話し合いました。防除を行う前の現状把握としての調査は倫理委員会前に行い、小・中学生からの血清検査は倫理委員会後に行うことにしました。
 途中、省略しますが、酒を飲んで嫌なことは忘れ申した。
 多分残っている予算とD君との話し合いで何とかしましょう。
 

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2016年11月10日 (木)

プロジェクトも実験もうまくいかない今日この頃

 アメリカ大統領にトランプ氏がなってしまいました。イギリスのEU離脱は離脱派の議員までもができるわけないだろ、と思っていたのが、蓋を開けてみたら現実になってしまったという悪い冗談みたいな感じがありました。でも、今度のアメリカ大統領選は、実はトランプ氏の発言を肯定するアメリカ人が予想以上に多くて、アメリカ国民の一面を垣間見た気がしました。

 デング熱媒介蚊の防除プロジェクトに住民の血清調査が加わることになり、予算も正式に許可されて、あとは今週提出した倫理委員会のための書類審査とプレゼンが残っている状況でした。それが今になって、5歳以下の児童を対象に予備試験をやりなさいとか、IgM抗体をなぜ調べないのかとか、命令されたり聞かれてきてうんざりしています。それらは一番基本的なことだから、最初に報告したはずですが。しかも出資者がメールのccに入っていました。私が入念に準備を進めていることを出資者に伝えたいために敢えてそのような質問や指示をしていたのかと勘ぐったり、これは倫理委員会でのプレゼンを想定したツッコミなのかとも思いましたが、どうも本人がいざとなったら私に任せて大丈夫なのか、不安になったようです。
 2年前にはできるようになったRT-PCRも、今は上手くいきません。ウイルス感染実験のサンプルをRT-PCRにかけても全然うまくいかず、前回使った機械ではなくてエントの機械で試してみて、ほんの少しだけましな結果が出てきました。でも今のところいい手だてが見つかりません。
 仕事はいろいろ糞詰まりですが、先月の合気道の昇級試験の結果がメールで送られてきました。合格でした。

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