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2017年1月

2017年1月30日 (月)

現実逃避から奄美大島

Imgp3350 週末を利用して奄美大島へ行ってきました。つくばで契約研究員をやっていた時の知り合いが今奄美で働いているので、彼の車で1日目は南部、2日目は北部を回りました。

 初日は天気に恵まれたのですが、なぜか左目に異物感が出てきてそのうちに目を開け

Imgp3368

ていると痛み出したので、きれいな景色と思いながら観光していた時間の半分は目をつぶっていました。
 海は蒼く、森は緑深く。
 アマミノクロウサギも見ることができました。
 とにかく奄美はとてもいいところでした。一時ですが、仕事での嫌なことを忘れました。

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2017年1月24日 (火)

嫌なことを合気道で忘れる

 今は詳しくは書きませんが、先週の金曜日にプロジェクトがまさかという展開になりました。次の展開を考えなければいけないのですが、一日中寒い部屋に引きこもって悩んでも仕方がないので、日曜日は合気道の稽古に行きました。

 毎年1回神戸道場の先生ご夫妻が教えに来られるのですが、前年度は確かお会いできませんでした。午前と午後の講習に参加して、夜の宴会にも参加しました。先生の持っていらした日本酒と梅酒を皆で飲んで盛り上がり、嫌なことをほんのひと時ですが忘れることができました。

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2017年1月17日 (火)

海外拠点の元締めとの面談で感じたこと

 今日は海外拠点の元締めの方が日本からベトナム拠点の現状視察に来ました。同僚一番目の人がスライドを準備して1時間半に及ぶ論議をしたので、急遽三番目の私が二番目になりました。新拠点長からすでにプロジェクトの遅れている状況が説明されたというので、私は年度末までに再開の目処が立たないため、蚊に刺される場所は家ではなくて職場や学校の可能性もあるため、それらの場所の蚊の密度を調べて、昼間に家や職場にいる人数あたりの蚊の密度としてデング熱感染リスクを推定することを3月末までに行う予定であると説明しました。

 しかしながら、元締めからのコメントは、そういうのは企業の新薬品の下請けのようなものであり所詮研究ではないわけで、AMEDが目指すのは基礎研究であるわけだから、別の何かを考えたほうがいいのではないのか、というものでした。
 私の長崎のボスは、私が3年前に行っていた感染実験に見切りをつけて、AMEDでは第3フェーズとして実利的な成果を求めるはずだから、IGRでの媒介蚊防除によるデング熱の撲滅を我々のテーマとして打ち出しました。彼の提案には最初は抵抗がありましたが、熱研に赴任した当初に疫学的な調査にも対応できた方が自分の仕事の幅が広がると実感したのと、実際にはNIHEの相方のD君や助手のDさん、さらにはトイホアの現地スタッフとの作業がきついながらもやり甲斐があるし楽しいので、今ではこれで良いと思っています。
 私はデイベートが苦手です。長崎のボスは元締めとやりあったと言っていましたが、私は最初から、今議論に勝てなくても別にいいよ、と考えてしまいます。学問の中での疫学的な調査研究の代表例として今のプロジェクトを昇華させられれば、とつくづく思いました。

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2017年1月15日 (日)

計測で余裕がなかった井戸水調査

 井戸のボウフラの調査が終わって、今はニャチャンのカムラン空港にいます。

 今回の調査では前半は自分の班で設置したトラップを翌日同じ班で回収したのですが、いつもと違って前日訪ねた家を覚えていないことが多かったので、歳かな、とか感じていました。でも、半年前に調査した家は覚えていたので不思議な感じでした。
 よく考えてみると今回は水質検査をするために下を見てばかりいて、家の人たちの顔もろくに見ていないことが多かったのでした。計測に時間がかかるのでいっぱいいっぱいだったのでしょう。結構イライラしていることが多かった気もします。次回はもう少し上手くやれるようにしたほうがいいかもしれません。

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問題があった今回の調査

 やっとこさ、今回の調査が終わりました。昨日から雨がずっと降っていて、計測したり記録をするのにいつも以上に気を遣います。

 昨日は相方のD君と一悶着ありました。毎回ニャチャンパスツールのスタッフを呼んでいるのですが、いつもNIHEのスタッフと同じように調査の翌日も日当を払うのですが、彼らはいつも宿泊しないので帰ります。まあ、近いから帰ってもいいのですが、じゃあ最終日は拘束しないのだからその日の日当は支払わなくてもいいのではないかと、最初からD君には言っていたのですが、彼は多分パスツール側に気を遣いたいらしくNIHEスタッフと同じ金額を払ってくれ、と言い張ってきました。
 ところが、日曜日までの日当を今回のパスツールスタッフに払っていたのに、D君が明日は大した仕事はないから帰っていいと言ったそうで本人は本当に帰ってしまいました。
 これには、いい加減にしろ、これじゃ詐欺みたいなものだ、と私は怒りました。仕事をしないのになんでお金を払う必要があるのだ、という私の問いかけに、D君の説明は到底納得できませんでした。じゃあ、今からパスツールに電話して返金してもらう、とか、脅しめいたことも言われましたが、私の言いたいのは、私に相談もなしに決めるのはなしで、もうパスツールに必要以上に気を遣うのはやめてこれからは正当な日当を払う、ということでした。

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2017年1月11日 (水)

トラブル多い井戸水検査

 今日からトラップを設置して、井戸の深さと直径を計測する班と翌日トラップを回収して水質検査と幼虫の有無の検査をする班に分かれることにしました。溶存酸素を計測する装置が1個しかないのと、昨日別の班の使っていたpHメーターをみてみたらキャップの中に水が入っていなかったので、これはこのまま使われると正確なデータが取れないかもしれないし、第一に壊れる可能性があるので、水質検査だけは私のグループでやることにしました。

 昨日今日とニャチャンパスツールの室長が見学に来ていたのですが、サンプル水を持ち帰って検査しないのか、という質問に、溶存酸素は温度に影響を受けるのでその場で計測する必要がある、という私の回答に対して、いくつか持ち帰って比べてみないとわからないとか、なかなか納得できないようでした。
 現場でもいろいろ問題が生じました。まず、ある家では設置した井戸の中にトラップがありませんでした。家主は自然に切れた、と言っていたようですが、それならトラップの傘の部分が浮かんでいるはずです。たぶん家主がトラップの紐を切ってどこかに隠してしまったのでしょう。なぜだかわかりませんが、こちらはただでお願いして協力してもらっている身分なので、なんとも言えません。
 後はトラップが井戸の中で外れていたり、家主が昨日私が水の検査に行った後でもう来ないと思ったらしく、トラップを引き上げてバラバラに分解してしまったりで、2個のトラップをダメにして、3ヶ所は明日もう一度やり直しです。
 データ自体は昨日に比べていい結果が得られました。

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トイホアでの井戸水調査

 昨日からトイホアでデング熱媒介蚊調査です。

 血清調査がドタキャンになったので、何か他の調査を3月までにやらなくてはならなくなり、相方のD君と井戸と媒介蚊との関係について調査することにしました。去年の5月と11月に井戸水にいる蚊の調査をした時に、11月の方がボウフラのいる確率が高い傾向があったので、サンプル数を増やすとともに井戸水の水質検査と深さなどを計測することにしました。
 しかしながら、昨日仕掛けたトラップの結果を見ると、予想よりずっと陽性率が低かったので若干不安になっています。
  明日の結果はどうでしょうか。
Imgp3307_2 写真は調査場所へ向かっているところです。

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2017年1月 7日 (土)

新年から行事は二者択一

 3日の夜にハノイに戻りました。昨日は蚊にウイルスを感染させて、今日から経過を見守る毎日です。その合間に来週から行う、井戸にいる蚊の調査の準備をしました。

 今年のハノイは暖かくて、ベトナム人も今年は冬がないと言って、半袖のシャツを着ています。確かに、気候もそうですし、年末のプロジェクトのドタキャンの穴埋めをする為にどうしても慌しい感じになるので、今年はあまり正月の季節感を感じません。
  新年恒例のウイルス部の新年会も来週はトイホアでの調査のため参加しません。合気道の新年会もエントスタッフの結婚式と日時が重なったので参加できません。かろうじて重ならないのは、明日の合気道の稽古の後に多分30分ほど遅刻するタッチラグビーの新年会くらいです。

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