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2017年1月17日 (火)

海外拠点の元締めとの面談で感じたこと

 今日は海外拠点の元締めの方が日本からベトナム拠点の現状視察に来ました。同僚一番目の人がスライドを準備して1時間半に及ぶ論議をしたので、急遽三番目の私が二番目になりました。新拠点長からすでにプロジェクトの遅れている状況が説明されたというので、私は年度末までに再開の目処が立たないため、蚊に刺される場所は家ではなくて職場や学校の可能性もあるため、それらの場所の蚊の密度を調べて、昼間に家や職場にいる人数あたりの蚊の密度としてデング熱感染リスクを推定することを3月末までに行う予定であると説明しました。

 しかしながら、元締めからのコメントは、そういうのは企業の新薬品の下請けのようなものであり所詮研究ではないわけで、AMEDが目指すのは基礎研究であるわけだから、別の何かを考えたほうがいいのではないのか、というものでした。
 私の長崎のボスは、私が3年前に行っていた感染実験に見切りをつけて、AMEDでは第3フェーズとして実利的な成果を求めるはずだから、IGRでの媒介蚊防除によるデング熱の撲滅を我々のテーマとして打ち出しました。彼の提案には最初は抵抗がありましたが、熱研に赴任した当初に疫学的な調査にも対応できた方が自分の仕事の幅が広がると実感したのと、実際にはNIHEの相方のD君や助手のDさん、さらにはトイホアの現地スタッフとの作業がきついながらもやり甲斐があるし楽しいので、今ではこれで良いと思っています。
 私はデイベートが苦手です。長崎のボスは元締めとやりあったと言っていましたが、私は最初から、今議論に勝てなくても別にいいよ、と考えてしまいます。学問の中での疫学的な調査研究の代表例として今のプロジェクトを昇華させられれば、とつくづく思いました。

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