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2017年9月28日 (木)

マダニの短報とレフリーの対応

 10年ほど前に書きかけてそのままになっていたマダニの短報を少し前に日本の雑誌に投稿しました。今日、その校正が送られてきました。

 二人のレフリーとも私の論文は一種の症例報告なのだからその書式にのっとるようにとの指示がありました。それ以外の点では、一人は大まかに、もう一人はしっかりと論文を読み込んで指摘をしていたので、前向きなレフリーのコメントを主に参考にして原稿を修正しました。もちろんもう一人のレフリーのコメントにもきちんと返答しました。
 原稿を修正して返送してからしばらく経った頃、原稿が戻ってきました。丁寧に読んでいたであろうレフリーからはアブストの英語に対して少し修正するように指摘があっただけで、もうその指示の通りに修正すれば通る感じでした。
 びっくりしたのはもう一人のレフリーの対応でした。そのレフリーからのコメントでは、短い原稿なので異例ながら本人が書き直す、という前置きとともに、私の原稿を元にレフリーが自分の言葉で書いた直した原稿が添えられていました。日本語の「てにをは」をはじめとして内容にあまり関連のない部分については指示通りに訂正したのですが、考察の最後の方に、未発表データを加えたそのレフリーの考察が付け加わっていたので、それだけは容認できないとして、送り返しました。
 それから1ヶ月経っても編集部から連絡がなかったので、そろそろどうなりましたかと探りを入れてみようと思っていたら、論文をアクセプトしたというメールが届きました。ちなみに日付は私が返送した翌日になっていました。
 本来なら校正では印刷時の誤植以外は修正を受け入れてもらえないようですが、改めて読み返してみて、このレフリーの指摘した通りに直した日本語がどうにも気に入らなかったので、訂正して返送しました。
 レフリーは匿名が基本ですが、狭い業界ですからだいたい誰なのかは察しがつきます。以前にはあるレフリーから思慮の足りない著者呼ばわりされたこともあり、あまりいい思い出のない雑誌です。
 

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