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2019年9月

2019年9月21日 (土)

日本で開催のラグビーW杯と戦闘前の儀式

 ラグビーW杯が始まりました。私の周りには日本での開催は一生に一度あるかないかなのだからと、もう仕事どころではない人達がたまたま多いです。

 ハカはオールブラックスの試合前の伝統の儀式で、元を辿れば50年前の日本テレビのドキュメンタリー番組で紹介していたニューギニアの首刈り族、じゃなかった、伝統的社会の人々が戦さの前にやっていた儀式です。南太平洋のトンガとかフイジーとかも同じような儀式をしますが、それ以外の国はそういう儀式を試合前にはしません。

 で、日本だったら戦さの前に何をしたのかとかいろいろ考えて、信長の敦盛とか、武田軍団の「御旗楯無」かと思ったら、日本代表の合宿には赤備えが鎮座されていました。

 うーん。映画やテレビでは、御旗楯無もご照覧あれ、というのは武田勝頼が家臣の制止を振り払って、この鎧を前にして文句を言うな、と説き伏せるシーンが多いので、やっぱり死を覚悟してとか、君が代とかに至るような気がしてしまいます。

 ハカって、実はなんて言っているのだろう。

 

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2019年9月20日 (金)

銀行口座の閉鎖、実験室のエアコン故障と結膜炎

 これまで長崎大学から送金されていた給与を取り扱っていた日本のとある銀行のハノイ支店から9月15日をもって全ての個人口座を閉鎖することになりました、という通知が送られてきました。口座に残っていたお金をゆうちょ銀行へ送ろうとしたところ、受け付けてもらえず、手数料だけ取られそうになったり、その銀行の長崎支店で事情を説明して口座を作ろうとしたところ海外に居住する人は口座を作れないと拒否されたりしましたが、最終的には十八銀行の口座へ送ることができました。口座への振り込みに当たって確認の電話が日本からあったので、事情を説明して了解してもらいました。

 今後は先月ベトコムバンクに作った口座にお金が振り込まれるわけですが、日本から送られてきたメールによると今回は4千円も手数料がかかったそうです。今後は毎月4千円ずつ差し引かれるのかと思ったら、日本料理屋での飲み会を毎月1回減らすのと同じなのかと、ふと考えたりしました。

 月曜日の朝にNIHEは急に停電になり、その後電気は復旧したのですが、1階の実験室と飼育室のエアコンが効きません。日中は34度近くのままです。常温なら問題ないはずの試薬やRNAキットでも、35度近くだとさすがに悪くなるかもしれないので、ひとまずオフィスに移しました。

 飼育担当のアシスタントの子供は月曜の夜に高熱が出て父親のS君が今勤めているビンメック病院に入院したのですが、容態が悪化したので病院を移りました。今は落ち着いたようです。

 私は流行性結膜炎になり、なるべくパソコンでの仕事をしないようにと言われているのですが、科研費の申請の締め切りが近いのもあってパソコンに向かう時間が長いです。また、エアコンが故障しているため蚊の観察を少々するだけで、感染実験後のRNA抽出や翅の標本作成をせずにいるのも理由の一つです。

 ちょっと仕事は停滞気味です。 

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