難病になった師匠

茨城県にいるのもあと2ヶ月なので、職場の同僚の伝手で購入した干し芋を長崎大のスタッフと千葉大の時の先生、北大の時の先生に送りました。

今朝、北大の先生の奥様からお礼の電話がありました。えっ、もしやと思ったら、先生はパーキンソン病になって、パソコンやスマホを扱うことも無理な状態になってしまったそうです。しばらく奥様と話をした後で先生ご本人と代わったのですが、私が何を話しても、はい、はい、とだけの返事でした。認知の症状も進んでいるそうです。

千葉衛研を辞めたり、長崎大学を雇い止めになったりしてこれまで心配をかけたりして、少しはマシなところを見せようと、早く本を出して献上しようと思っていたので、ショックでした。

それでも一歩ずつやっていくしかないです。

駄目な演武だから、明日からまたやり直し。

今日は道場の鏡開きでした。

今回は短刀取りを演武にしたのですが、最初の技で短刀を取る時から間違えて、次の技では受け手の人が三番目の技を仕掛けてきたので、ますますこんがらがってしまいました。

本番で技ができないのは、日頃の稽古で十分に自信が持てるまで完成できていなかったからです。だから、手違いが起きるとそのままこんがらかって修正できない。何事にも通じることです。

ところで、ダメでも、最後までやり通すことが大事だということを認識させられた日でした。