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2013年10月19日 (土)

有期雇用10年延長

 昨日の日経新聞に載っていた「有期雇用10年に延長」の記事が気になりました。そういえば私も有期助教。

 恥私は世間の常識に疎いので、有期雇用の期間は最長5年だったことも知りませんでした。うーん、でもなんで、5年と決めつけたのでしょうか。本人が希望すれば無期(=正規)雇用になるそうなんですが、実際のところは、契約打ち切りになるケースが多いそうです。正規雇用にした時のいろんな保障とか退職金とかを考えると、また5年契約で新人を雇ったほうが早いということでしょうね。それでもって5年という期限には特に裏付けがあるわけではなくて、何となく決めた感じが漂います。

 5年という期限が科学的根拠もなく何となく決まってしまったのだとしたら(浅はかな意見ですいません)、終身雇用制の見直しの実験を日本がしている感じがしなくもありません。5年という年月をかけて人材を育成する。そして見直しをする。でも、かなり雇用側には有利な制度です。雇われる側にとっては、結局ほとんどの人が切られてしまうのであればかなりモチベーションが低い制度です。本人たちは若いほどまだチャンスはあると思うわけですし。

 私はこの制度は短い視野で見たら、雇用側にはその日その日のお金を削れて有利ですけど、長い期間で見たら、結局、雇用の側も下からのシビアな視線で比べられているわけで、質(=やりがい)量(=賃金)ともにどれだけ魅力的な職場環境を提供できるかということでしょう。自分が言える立場にはないけど言ってしまいました。

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2010年2月 4日 (木)

朝青龍引退

 朝青龍が引退。酔って人を殴ったとか数日前に取り立たされていたと思ったら、いきなり引退です。確かにいろいろ問題があった人ですが、それくらいいいではないか、と言いたくなります。酔って車を運転して人を挽いたのなら問題ですが、草薙君の時も今回の朝青龍も、マスコミが正義感振りかざして騒ぎすぎです。なにか日本人が非常に堅苦しい、面白みのない社会に向かっているように感じます。

 「ボクは算数しかできなかった」、という数学者の自伝がありますが、いいじゃないですか、数学で超一流ならば。

 土俵では死に物狂いで相撲に取り組んでいれば、多少品格が欠けていても私は相撲を続けていいと思います。品格という点では反面教師として居続けさせてよかった。

 朝青龍にバッシングを浴びせた人達の中で、人生で一度も道を踏み外したことのない人、馬鹿をしたことがない人が何人いるんでしょうか。自分を棚にあげておいて他人のことをとやかく言うのがマスコミと言われればそれまでですが。でももしいたら、私はこう尋ねたいです。

 そんな人生楽しいですか。

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