旅行・地域

2008年7月29日 (火)

一気に沈没

 昨晩遅くにフィールドからハノイに戻ったのですが、この土、日はきつかったです。

 土曜日はコウモリが60匹近くとれて、午前中いっぱいHBさんに手伝ってもらいながらなんとか寄生虫を取り終えました。果実食のコウモリにはほとんど寄生虫がいないのですが、昆虫食のコウモリにはシラミバエをはじめ、マダニ、おそらく中気門か前気門と思われるダニがたくさんついていました。宿主の社会性や食性と寄生者との関係を調べるのに面白いかも、と考えています。

R0010663 今回、コウモリの共同調査をした研究所。こちらにはこういう屋根型の建物が目立ちました。最上階は博物館になっているそうです。この建物の向かいは警察署になっていて、撮影禁止区域とベトナム語で書かれていたそうです。一応勉強したけれど、読めなかったからいいか。こちらの所長さんはダニや飲みノミなどの外部寄生虫が専門で、私とかなりかぶります。帰る際に、ご自身が書かれた、ベトナムの寄生性節足動物の本を私と長崎大のT教授に謹呈していただきました。ありがとうございました。

 仕事の方は順調だったのですが、オフの方がしんどかったです。土曜日はダライサップ滝という観光地がコウモリを捕獲するフィールドでした。コウモリの捕獲は夜なので、早めに夕食を取り、というか飲み始めました。しかもウォッカを一気飲みで。お客さんが来たら、入れ替わり立ち替わり一気をするのがこちらの習慣らしいです。ベトナムの中部地域は少数民族がいて、今日はその人たちの民族舞踏を(最初だけ)見られました。受け入れ先の所長さんが、「チュノダア」と手招きするので、キャンプファイヤーの如く炎の燃えている前に置かれた酒樽からストローで蒸留酒を飲んで(たぶん)へろへろで席に戻ってからは断片的な記憶しかありません。TcさんとCoちゃんに介抱されてホテルに戻り、部屋のトイレで胃を空にしました。よく帰りの車の中で大丈夫だったなあ。

R0010703 カスミ網にかかったコウモリを捕獲しているところ。現地スタッフの皆さんは一気をしてからもちゃんとコウモリの捕獲作業をしていました(今回一緒に行った、フレラボに来ているベトナム人学生アシスタントのCoちゃんが撮っていた写真を見てわかりました)。まあ、捕獲したあとが私の仕事なのだからいいのですが。

 次の日は午前中どうにかコウモリのチェックをしました。果実食のコウモリばかりだったので作業は楽でした。11時から研究所のスタッフの人たちにブオンドン村という観光地に連れて行ってもらいました。ここには少数民族の人たちが住んでいて、変な木彫りの像があったり、象に乗ったり、いくつものつり橋を渡ったりと、観光としては面白かったのですが、やはり昼食はきつかったっす。お酒はビールだったのですが、また一気でした。しかも、メニューに出た鶏の丸焼きの頭の部分にお椀をかぶせてそれを回して、お椀を取った時に鶏のくちばしが指していた方角の人が一気をしなければならない、という体調の悪い私には地獄のような仕打ちがありました。それから、食後のデザートにドリアンが出されたのですが、今回私は初めて食べました。好きな人も大勢いるらしいですが、最後に空港に向かう帰りの車の中に匂いが残っていて、胸やけがしてまた吐きそうになりました。

 夕方は、こちらの現地スタッフの女性の結婚式にHBさんが呼ばれたので私たちも付いていきました。こちらの結婚式は派手で、五百人はいたでしょうか。また、研究所の方たちと同じテーブルに座り、一気。さすがに、すでにへろへろでしたが、一緒に一気してくださいと頼まれた女性とは一気をしました。おバカです。6時から式は始まり、9時の飛行機に間に合うのかと思いきや、7時半には早々とお開きになりました。でも、私はすでに沈没。あとで、あの時顔がどす黒かったよ、とHBさんに言われました。

 

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2008年7月25日 (金)

ブンマトゥー初日

 夕方5時にNIHEを出発してノイバイ空港から飛行機でブンマトゥーにやって来ました。いつもごちゃごちゃした、混乱の極みのようなハノイの市街地にいるせいか、空港からホテルまでの間に車の窓から見た町の景色は道も歩道も広くて、そのうえ車も少なくて、全体がゆったりとしている感じがしました。いい環境だったらジョギングしようと思って、その用意をしてきたので、明日は少し走ってみようかな。

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2008年6月12日 (木)

荷物検査と不便なホーチミンの空港

 朝5時35分の高速バスに乗るためか、それとも中途半端な酔いのせいか、昨夜はなかなか寝付けず、二時間おきに目を覚ましてしまい、結局4時半に起きました。かなり余裕をもってゲストハウスをあとにしたつもりでしたが、荷物が重くてどうしようもなくて普段なら10分ほどの松山バス停までの道のりをいつもの倍の時間をかけて汗をかきかき歩きました。

 時間どおりに福岡空港に着くまでは良かったのですが、今回時間がなくて同定できなかったマダニの液浸標本をベトナムに持ち帰ろうとしたところ、預ける荷物の検査で引っかかってしまいました。ダニの標本は70%アルコールに浸けてありましたが、アルコールなら60%までしか持ち込めないと言われ、泣く泣く宅急便で熱研に送り返しました。今度帰ってきたときにはマダニを同定する時間をつくらないと。

 今回は中華航空で台北、ホーチミン経由でハノイに戻りました。ホーチミンの空港はきれいになったとKさんから聞いていたのですが、なるほど国際線の建物は立派になりました。ただ、国際線から国内線に乗り換えるのに、歩いていくか、タクシーに乗らなければどうにかならないのと思いました。今時、新しい空港ならモノレールかせめて無料バスでつないでほしいです。国内線と国際線のターミナルが1kmくらい離れているので、雨の中荷物を持って歩くには遠いし、タクシーだと初乗り運賃プラス駐車料プラス入場料みたいなのをそのまま請求されました。こういう不便さにつくづくベトナムに戻ってきたことを実感させられました。

 でも、よく考えたら成田と羽田の道のりはこんなものではなかったですね。多少成田から国内線が発着しているにせよ、福岡などに比べたらかなり不便です。

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2008年6月10日 (火)

リサーチの打ち上げと買い物

 昨晩は、リサーチの学生たちとポスドクのT君の6人で飲みました。リサーチ発表会の打ち上げの意味もあったのですが、ともかくひさびさに会えてよかったです。私が4月からベトナムになったので、私の代わりにT君に発表練習やスライドの修正をしてもらいました。理由はともかく、やっぱり最後まで面倒みてやれなかったのは心残りでした。

 今朝はピロリ菌除去の結果判定をしてもらいに長大病院に行ってきました。検査自体はすぐに終わりましたが、判定は3時くらいにわかります。除去できているといいのですが(→きれいに除去できていました)。

 ハノイのHさんからペッパーミルとおいしいそうめんを買ってくるように指令がありました。本や必要なものはだいたい買い揃えましたが、まだ若干買っていないものもあります。今日中に買っておかないと。

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2008年2月 7日 (木)

北大の雪と霧

 リサーチに来ている学生たちと話していると、自分の学生時代を思い出します(はあ、おじさんだ)。やたら腹が減るのと、お金がないのに飲みに行くのは今も昔の学生も同じです。男女の隔たりなく、ちゃんづけで呼び合っているのもおんなじです(つんちゃんとか)。

 今頃札幌の街は白一色でしょう。一浪の時に北大を受験した際に雪に演出されたキャンパスの美しさと静寂に惚れて、俺はここで青春時代を過ごしたい、と本気で思いました。好きになったからもう一年必死でがんばれたと思います。北海道の雪はそれくらい美しい。まだ訪れたことのない人には冬の北大キャンパスをお勧めします。

 それから初夏の夜明け前。この時期に3時くらいまで飲んでいるとだんだんあたりが白んできます。帰り道、大学構内を抜けていくとエルムの木々が霧にかすんでとても幻想的です。あー、今日も馬鹿やっちまったなあ、とかぼやきながら、下宿に戻って布団にもぐりこみました。

 先生や下宿の大家さんをはじめたくさんの人たちにかわいがっていただき、友人にも恵まれ、学生時代は最高でした。失敗も多々ありましたが、それについては後ほど。

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2008年1月 4日 (金)

下北のカモシカ調査と帰省

 12月23日から1週間、青森県は下北半島でカモシカの調査に参加してから、そのまま群馬に帰省して正月を迎え、本日長崎に戻りました。

 下北での調査はきついときもありましたが、今振り返ると楽しい思い出です。カモシカを20mくらいの距離で5分以上、しかも2回見ることができました。ラッキーです。それから冬期にもかかわらず人に食いついたカモシカマダニを採集することができました。これはどこかの雑誌に一例報告として発表しておきたいと考えています。あとはなんといっても新しい知人、友人を得ることができたのがなによりでした。

 群馬の実家では大晦日に二階の客間と廊下、トイレの掃除をしました。実家には私の両親と伯母の年寄り3人で生活しています。伯母はボケが始まり、母は最近坐骨神経痛になっているので、家事はあまり行き届いていません。父もかなり家事を手伝っているようですが。ともかく、今は伯母の介護のことで大変です。2日に兄弟が集まったので伯母の介護のことなどをいろいろと話し合ったのですが、難しい問題です。精神的にかなり疲れます。

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