経済・政治・国際

2020年1月22日 (水)

日本の大学を辞めるにあたって考える経済的なこと

 先日、ホーチミンに行った折にパスツール研究所の職員のTさんと会ってきました。彼女は長崎大学のうちの研究室に留学していたのですが、まだ学位を取れていないため、折を見てケアをするようにしています。私がメンターだったわけもありますが、特に何か彼女に有益なアドバイスをしたのかと言われると、うーん。

 契約が切れるため3月末で帰国する予定だと話すと、ベトナムの大学に就職する気はないのかと、尋ねられました。あっ、それもありか、と気づいたので、彼女に話を進めてもらいました。

 すると、帰りの飛行機の搭乗を待っている間にカントー市にある大学に話をつけたのでCVを送ってくれ、という電話が入りました。

 早い。

 家に帰って、すぐにCVを送りました。

 ただ、3日ほど経ってから考えたのですが、給与がどうなのか。ハノイ 国家大学で日本語を教えている知り合いの方は月5万円だそうですが、彼は日本の一流企業を退職して、悠々自適の生活を送っているので、参考にはなりません。遠慮して月10万円でもいいと答えていたのですが、社会保険だとか医療保険だとか年金だとかのことを考えると、10万円ではやっていけません。同僚で給料が安いからあげてほしいという人もいますが、それでも日本の大学に就職している方が待遇の面で恵まれていると言えます。

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2012年9月19日 (水)

中国の反日デモ

 今、中国で反日デモが問題になっています。エントのD君はお昼を一緒に食べると決まって、いつ中国と戦争するんだ、と私に尋ねます。日本は戦争することはない、と答えると、日本がしないんじゃあ、ベトナムかな、と半分冗談交じりに返されます。

 中国に住んでいる日本人は今大変です。工場が焼き討ちされ、日本系の商店から品物が略奪されています(攘夷か?)。このような行為は断じてよくない、と意見を述べる中国人もいるので、決して国民全体が反日ではないと思いたいです。

 敗戦国だったくせに猛スピードで復興を遂げて、自分たちが内戦や内部抗争でもたもたしていた間にアジアで一番になってしまった。最近、どうにか日本に追いついたのだけれど、トヨタやパナソニックのようなブランド力は国内の製品にはないし、内部格差はますます広がるばかり。20代30代を中心とした若者の本当の不満は政府にあるのだけれども、中国政府関係者は国民の不満が自分たちに向かわないように徹底的に情報監視しながら、国の外に向けられたデモに対しては適度なガス抜きのようにとらえている気がしないでもありません。

 ベトナムは統制国家の一面もありますが、日本に追いつこうと(たぶん)本気で思ってなさそうです。宗教的な問題がデモに結びつくこともありませんので、当面は安全です。

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2009年6月 4日 (木)

バイクの免許申請に行って門前払い

 午後にバイクの免許の申請に行ってきました。あらかじめ、Tさんに電話を入れてもらって午後4時半まで受付しているのを確認して、3時に行ったにも関わらず、今日は受け付けないと、門前払いをくらいました。何なんでしょうか。この国は。

 Tさんは、これがベトナムよ、と帰りのタクシーの中で笑って話していましたが、しかし、ほんとにこのような理不尽な扱いを受けると腹が立ちます。

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