ベトナム

2009年12月20日 (日)

うまいパンもだいなし

 ようやく今日で12月の南部の調査が終わりました。あとは2月にもう一回残っています。

 パスツール研に戻ってからの作業も早く進み、4時に仕事が終わったので、ひさびさに近くのお気に入りのパン屋へ行ってみました。

 なんたることか。店の中はベトナム人でごった返していました。高校生らしき若者が店の隅でパンを食っていて、部活帰りに立ち寄る店に変わってしまい、一年ほど前にベトナム人には敷居が高かった雰囲気はなくなっていました。

 パンを選んでいると、目の前にいたベトナム人おやじがおもむろにパンに手で触り、中身が何なのか確かめてまた戻しました。

 お前、何やってんだー。

 と、日本語で叫びましたが、伝わるはずもなく、会計を済ませていた奥さんの方へ歩いて行きました。

 別に、ベトナム人は店に来るなとは言いません。けど、直接パンに手で触って戻すのはやめてほしい。店員も見ていたら注意してほしい。常識のないベトナム人のせいでうまいパンも店の雰囲気もだいなしぞな。

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2009年12月17日 (木)

朝食にも縁起担ぎ

 調査に出発する時間がだいたい朝の5時とか6時なので、いつも途中で朝食を取ります。たいていはフォーとか麺類が多いのですが、昨日の朝はフォーの店と普通の飯屋が二軒並んでいるところで朝食を取りました。

 Lさんが、どっちにしますか、と尋ねたので、フォーにしますと答えると、他の人達はいつも麺類だと縁起が悪いのでご飯にするそうです、との返事が戻ってきました。彼女自身、隣の店からおかずをのせたご飯を取りよせて、私と一緒にフォーの店先で食べました。

 栄養が偏るとか、毎日麺だと飽きるとかだったら話はわかりますが、アンラッキーだというのは日本人には理解できません。しかし、そこがいかにもベトナム的です。

 ラーメン大好き小池さんなんて、ベトナム人にしたらかなりアンラッキーな人なんだろうか。

 結局、お昼は麺類でした。

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2009年11月 4日 (水)

千人参加の結婚式

 昨日は日本は文化の日で休日でしたが、ベトナムはいつもどおりでした。平日にもかかわらず、NIHEのウイルス研究室の人の結婚式がありました。私も招待されたのですが、観客席のない体育館のような建物で、昼に披露宴が行われました。10人がけのテーブルが10×10で百卓ありまして、最後の方はさらにテーブルが出ていましたから千人以上は出席していたはずです。流石に私はスーツでしたが、よれよれのTシャツにジーパンの格好の人もいたり、呼ばれていないけれども、たまたまこちらに出張で来たので招待客の知人と一緒に参加する人がいたりと、かなりざっくばらんでした。

 新郎の父親が代表して一言あいさつをした後は、雛壇の中央で指輪をはめ、右端でケーキカットを行い、すぐに左端に移動してグラスで作ったタワーにシャンペンを注いで、あわただしく式が進行していきました。さらに、新郎新婦と両親がテーブルを回っていくのですが、なにせ100卓もあるので、「サンキュー」の一言でそのまま去って行きました。全部回り終わった頃にはぼちぼち帰り出す人もいて、我々も混雑したコンサート会場を後にするかのように足早に表通りに出て、タクシ-を拾いました。

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2009年8月15日 (土)

日本語の勉強と鍋から推察してしまった日本料理屋

 水曜日まで毎朝5時半に出発して、午後3時ころに戻り、サンプルを確認した後、羽化した蚊を同定する作業をやっていると夜の8時過ぎになり、その後ホテルに戻ってその日のデータを入力しているとだいたい夜中の12時ころでした。データの入力はサボりたくなるのですが、パスツール研に戻ってからデータを回収していったんチェックしても、いざ入力するとなると読めない文字があったり、抜けてる箇所が見つかったりするので、翌日すぐに確認するためにも、データを取ったその日のうちに済ませるに限ります。

 昨日はサンプルが少なかったので、久々に6時前に作業が終わったので、パス研の新人スタッフの人に日本語を教えることにしました。その前の日に彼女から日本語を教えてほしいと頼まれたのですが、別の用事があったために断ったので、なんとなく悪い気がしたので声をかけました。

 ひらがなの「あ」から始めて、片仮名の「ン」で終わるまで読み方、書き方について教えました。「つ」の発音だけはあきらめました。何度、「タ、チ、ツのツ。」と教えても、「チュ」とか「ス」とかしか発音できませんでした。これは日本人の[R」と[L]みたいなもので、どうにも聞き分けられない音なのかと思いました。

 勉強を終えてホテルに戻ろうとすると、夕食に誘われたので、一緒に夕飯を食べることにしました。しかし、誘っておきながら、パスツール研近くの食堂やレストランについて詳しくないというので、日曜日にTさんと行った鍋料理の店にしました。

 ベトナムの方は鍋料理が好きで、真夏でも食べます。前回もこの日もここの店は混んでいました。前回はベトナムに来て初めて味噌が入っている感じの鍋を食べたのですが、好き嫌いがあるだろうなと思いましたし、彼女がタイ風のスープなら食べられるというのでタイ風の鍋料理を注文しました。そして、それぞれ食べたいトッピングを注文に加えていったのですが。

 ダシが出るように初めに魚介類とキノコを入れ、煮立った後で、次に肉と野菜を入れようとしたら、彼女から質問がきました。

 「なぜ、最初にエビとキノコを入れて、後から豚肉を入れたのですか。」

 (ダシが出るように決まっているだろ。それに、鶏肉ならともかく最初から豚肉を入れたら硬くなっちゃうじゃないか。)と、頭の中で考えたものの、英語でどう説明すればいいのか考えあぐねていたところ、彼女がいきなりラーメンを入れようとしました。

 「ストップ。何でいきなり麺を入れるんだ(ここは英語)。」

 「私の家では、皆がそれぞれ好きなものを入れて食べるんです。私は今すぐに麺を食べたいから、麺を入れるんです。」

 (無言)

 見ると、野菜と思っていたのはヨモギなどの雑草で、カボチャかと思っていたのはマンゴーでした。結局、タイ風鍋がベトナムローカル鍋になっていました。

 彼女のお姉さんは近々日本食レストランをオープンするそうです。彼女はそれもあって日本語の勉強をしているようです。そういえば、五十音表の裏側には、「こんにちは。」や「さようなら。」といった会話ではなくて、「チョット、オマチクダサイ。」とか、「ショーユ」とか、日本の居酒屋で使いそうな単語や文が書かれていました。

 「私の姉がお店をオープンしたら、食べに来て下さい。」と言われて、返事に困りました。絶対に食べた後で意見を求められると思ったので。

 

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2009年3月19日 (木)

OB大の調査終了とHYさんの送別会

 仕事が忙しくて、更新が滞りがちです。OB大との鳥フルの仕事は、一日目にノイバイ空港近くの養鶏場に行っただけで、あとは調査には同行しませんでした。ハエを取るのは専門家の二人の仕事で、蚊はトラップを仕掛けて翌日回収するのでベトナム人スタッフが一人いれば十分でした。私は、毎日、彼らが帰ってくるまで、これまで南部調査で採集した蚊がどの種類か判定する作業に追われていました。見分ける鍵が蚊の頭の上にある毛の色が白いか先だけ黒いかだったりするので、一匹ずつ顕微鏡でそれを見分けるのは大変です。

あ"ーーーこのやろーーー

と言いたくなるのをこらえて、一時間おきに休憩を取って、それでも一日一軒分の蚊しか判定できなかったりします。ちびちびと一日の仕事の半分は顕微鏡で蚊の判別です。顕微鏡の数が少ないので、お客さんが帰ってくる頃までに仕事を終わらせておきます。

 今日で鳥フルの調査も無事終わり、皆さん、予定以上の大量のハエと蚊のサンプルをもって帰国されました。かなりの収穫だったようで、それがなによりでした。

 今日はエントのYさん、ほとんど現場での仕事をサポートしていたDC君、私とOB大の皆さんで、夕食を食べに行きました。軽めの夕食という事でフォーを食べたのですが、縁起を担ぐYさんがガチョウの肉を近くの店で買ってきて、みなで食べました。なんでも、ベトナムでは友人と別れるときに食べる習慣があるそうです。鶏は普段単独でいるけど、アヒルやガチョウは集団でまとまって行動するので、これからも末永く友人関係を保つために食べるらしいです。

 OB大の皆さんをアジアホテルまで見送ったあとで、サッカー仲間で20日に帰国する人の送別会に行きました。同じ40代で、(彼の方がずっと上手いですが)同じポジションで、試合では半分ずつ出ることが多かったですが、サッカーよりも飲み会での印象の方が強かったです。HYさんの日本でのご活躍をお祈りします。

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2009年3月14日 (土)

OB大との調査と積もる話

 朝8時半にアジアホテルにOB畜産大の人たちを車で迎えに行って、そのまま調査に向かいました。調査場所はノイバイ空港近くの工業団地からさらに奥に行った場所です。ここでハエや蚊を捕るわけですが、とにかく時間がかかりました。昨日の予定では、午前中日課を採集するトラップを仕掛けて5時くらいにまた回収に出かけることに決めたのですが、それを提案したNJさんがいきなり夕方また来たくないといきなり言いました。この近くの工業団地から市内まで毎日通っている人が私の知り合いにもいますが、本当に御苦労様です。一日二回も往復したくないですよ。

 田んぼのはずれにある、鶏を比較的多く飼っている家でサンプリングをさせてもらいました。でも私はBGトラップを仕掛けただけで、OB大の先生たちが網を振ってハエを取っていた1時間の間は他にすることはありませんでした。

 1時過ぎにようやく仕事が終わり、昼飯を食べて帰ろうとしたら、いきなりの突風と雨になりました。道路が変なことなっていなければいいけど、と嫌な予感がしたのですが、案の定、帰りはあちこちで渋滞にはまりました。12時にUCさんから、TG教授が来ているけど、角田先生大丈夫ですか、と電話が入ったので、3時半くらいにBic C(ハノイの郊外にある大型スーパー)のあたりでTRさんに電話を入れると、5時45分には日本に帰ると聞いて、かなり焦りました。どうにか、4時半にNIHEに帰れて、まずTG教授のところに行くと、今わしも手が離せないんや、という返事だったので、自分の仕事をかたづけていたらいつの間にか5時半になってしまいました。再びTG教授のところに行くと、Y教授とシリアスな話をしていたのでそのまま引き下がりました。

 どや、うまくってるか。

 はあ。どうにかベトナムに馴染みましたし、エントの連中とも最近はうまくやっています。

 そか、そか。それが何よりや。

 はい。

 それでな、あんたやったらどこでも生きていけるさかい、4月からケニアに行ってくれるか。

 えっ、....

 もしかして、そのような展開もありえるかも、と憶測したりして、ドキドキしていたのですが、実際は、

 近いうち日本に帰ってくるんか。

 いえ。当分予定はないです。

 そか。

 これで、いろいろ積もる話は終わりました。

 ほっとしたのと同時に、疲れました。

 

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2009年3月12日 (木)

年度末、千客万来

 年度末で忙しい毎日です。4月から蚊の体からウイルスを抽出する実験を始めたいと思っているのですが、そのための器具をいろいろ取り揃えなければなりません。自分でやったことがないので、フレラボのUCさんやHBさんにいろいろ教えてもらって、実際に蚊から抽出の実験をされている先生方にもメールで問い合わせをして、今年度の予算の中で必要なものをカタログを見ながら選ぶ作業をしています。ようやくリストアップの作業が終わり、昨日から秘書のTRさんを通じて業者さんから見積もりを取っています。今年度の予算を使って準備を進めたいと思っているので、来週中には発注を済ませ、お金を振り込んでもらわなくてはなりません。

 その準備と並行して、ベトナム南部で採集した蚊の同定作業を時間を見つけて進めています。来週末にホーチミンで最終的な報告会議があるので、それまでに終わらせなければなりません。何とかなるかな?

 さらに今日、ベトナムで衛生害虫の調査を行うために日本から3人の方がいらっしゃいました。一週間ほど毎日その作業に付き合わなくてはなりません。皆さんハノイのお店に詳しいわけではありませんから、慣れるまではできる限り夕飯は付き合うようにするのも私の仕事です。ちなみに今日の夕飯は、私を含めて4人の日本人でベトナム人相手の海鮮料理屋に行って、貝と海老を腹いっぱい食べてきました。とりあえず、喜んでいただいてよかった。

 明日は長崎からボスがベトナムに来ます。メールには、いろいろ話すことがあるから、と書かれていましたが、いろいろ話すことって何でしょう。1年前に、ベトナム行ってくれへんか、と突然言われましたが、今回も何を言われるか、予想がつきません。

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2009年3月 6日 (金)

なんでダニや蚊の認知度は低いのかと国際婦人デー

 昨日の調査でまた見慣れない種類があったので、エント室長のYNさんから種類の判定について教えてもらいました。これまた、蚊の脚に白線があるのないので種類が違うという、一般人から見ればどうでもいいような基準で種類がわかれます。

でもよく考えると、クワガタムシの場合だと顎の形で、ノコギリクワガタとかミヤマクワガタとかわかれるのはたぶん大部分の昆虫少年少女と元少年少女だったら納得できるし、縞模様のあるのがトラで模様のないのがライオンといわれたら、たいていの人は納得します(骨格だけではトラとライオンの区別は専門家でも難しいと最近読んだ本にあったのでこの例を出しました)。生き物の認知度はその生き物の大きさがかなり影響しているような気がしました。

夕方、ばたばたと仕事をしていると、なにやらエントの皆が帰る様子でした。余計にあわてて仕事をしていると、PN君が、一緒に皆で食事に行きましょうと、誘ってきました。

珍しい。

私を誘ったのはともかく、エントの人たちと夕方に食事に出かけるのは初めてでした。皆でフォーを食べに行きました。アルコールはなしでした。

実は今度の日曜日は国際婦人デーです。ベトナムではこの日に女性に感謝の意を込めて、職場の女性に食事をおごったり、花を贈ったりするらしいです。それで、スタッフで食事に行ったわけです。私とPN君とDC君、男性は年の順に三人だったのですが、会計ではDC君がまとめて支払ってしまいました。PN君とどんな話があったのかはわかりませんが、私は私で何かした方がいいかも。

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2009年2月10日 (火)

最後のボウフラ調査でヤシの実に涙する

 Tan Changの家々をまわってボウフラを捕るのも今日で一応終了です。明日、BGトラップで取れた蚊を回収する仕事が残っていますが、主な仕事はだいたい今日で終わりました。最後にまわった家でヤシの実のジュースをいただきました。前回もヤシの実をいただいた家で、この家のおばさんが私のことを覚えていてくれました。ほかのグループが来た時も出さずに、私がまた来た時のために取っておいてくれたそうです(涙)。おばちゃん、ありがとうございます。

 ホーチミンに戻ってから記録シートをチェックしたり、成虫になった蚊を取り出したりと、いろいろ仕事があって、かなり疲れました。

 昨日の夜は日本人だけで日本料理屋で食事をしたのですが、今日は私を除いて三人とも具合が悪く、ポスドクのOB君は食当たりでダウンしました。私は免疫ができたのでしょうか。そういえばベトナムに来てからあまり下しません。上からは増えましたが。

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2009年1月10日 (土)

バッチャンの風鈴とSUZUKIのギター

 今月末にテトがあるので、今月のバッチャンでの調査はやや変則的です。今日も先週仕掛けた蚊の卵を採集するトラップを取りに行ってきました。卵はほとんど産みつけられていませんでした。

 帰りがけに、TRさんに頼まれていた風鈴のようなものをバッチャンのお店で購入しました。定価が書いていなかったのですが、5万ドンと最初に言われ、結局4万ドンで購入しました。NIHEに戻ってから彼女が渡した写真を見直すと、少し違っています。ま、いいか。だめだったら、今度の新年会の商品にまわします。

 昨日、ビンコムタワーに毛布を買いに行ったついでに、楽器店があったのでギターを冷やかしで見てきました。もう10年以上前の妹の結婚式で弾き語りを頼まれて、それを目標に2年間ギター教室に通い、何とか無事演奏したあとに、甥っ子にギターをあげました。とはいうものの、もともとギターは甥っ子の父親、つまり私の兄貴のものだったので、返したという方が正確です。ビンコムにあったギターの銘柄はすべてSUZUKIと書かれていました。YAMAHAに対抗したつもりなのでしょうか。

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