研究

2019年5月16日 (木)

新しい実験助手が決まる

 2月からフレラボに加わった方はNIHEの他の研究室から来た人なのですが、ほとんど英語が話せません。リストラ候補者をまわされたとか言われたりもしたのですが、2月いっぱいでフレラボを辞めたCさんがウイルスの培養法、定量法を教えていってくれたので、デングウイルスの感染実験ではこの新しい方に準備をしてもらっています。

 連休明けにエントの分子生物の主任のような立場にいるH君と今後の実験について話をしたところ、感染後の蚊の体内にあるウイルスも定量することになりました。彼は5年ほど前に実験系を作っているので、当初は彼に指導してもらって私が実際に手を動かす予定でしたが、彼から長崎大のベトナム人スタッフの誰かに教える方にしたいという申し出がありました。私と実験の現場で英語でコミュニケーションを取るのが大変だからでしょう。

 恐る恐るフララボの拠点長に新しい人を今後私の実験助手として使わせてくれないかと申し出たところ、6月から働いてもらうことでどうにか了解を得ました。2月の時点で他のグループが必要としないのであれば私のところで是非にと思っていたので、良かったです。

 このところセミナーの発表直前にトイレでトラブルになって遅れたり、何かに追い立てられる夢を見ていたので、寝るのも嫌な夜が多かったのですが、これで少し気持ちが楽になりました。

 

| | コメント (0)

2019年3月 1日 (金)

Cさんの送別会と蚊の感染実験

 ケニアから熱研に持ってきたネッタイシマカをNIHEに持ってきて増殖させています。ようやく実験に使える程度まで増えたので、今日、感染実験に使いました。

 いろいろ用事は重なるもので、今日はフレラボアシスタントのCさんの送別昼食会でした。彼女は今月半ばから韓国に留学します。昨年の6月に私のアシスタントだったHさんがいなくなった後は感染実験をやる際には彼女にウイルスの用意をしてもらっていました。そのため私としては痛いのですが、旧正月明けにフレラボに加わったHさんに細胞の培養法やウイルスの定量などをしっかり教えてくれたので、ありがたいです。
 昼食会の後にカフェに行くのを断って急いでNIHEに戻り、吸血した蚊とそうでないのの選別を始めました。私のアシスタントのTさんも昼食会に参加予定でしたが、風邪をこじらせたので取りやめて、NIHEでじっと私の帰りを待っていてくれたので、早く作業を終わらせて家に帰ってもらう必要があったためです。
 まあ、そこそこ蚊は吸血したのですが、急いで後片付けをしていたらガラス容器を1個割ってしまいました。
 4月中旬に一時帰国する前に3回感染実験を行う予定なのですが、大丈夫かな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年2月25日 (月)

便利な投稿システムと不便になってきたハノイのタクシー

 10日ほど前に投稿した論文がどうなったか、ネットで確認してみました。

 90年代だったら、国際郵便で3部くらい印刷した原稿を編集部に送って、国内誌だったら受け取ったよの通知が来るのですが、本当に届いたのかもあやふやなまま2、3ヶ月が過ぎた後で、英文校閲をしたにも関わらず英語がひどいのでやり直しとかの通知が郵便で送られてきたものです。
 それが今はネット上で、編集部の玄関のようなシステムがあり、そこから内に入って、自分用の郵便ポストに、今査読しているとか、申請書に不備があるから書き直してくださいとかの通知が入っています。便利なものです。
 今日、そろそろ査読が終わるかなと思って確認してみたら、ネットで入力した著者全員のメールアドレスを表紙に書いてくれとか、倫理規定、グラント等を原稿の中だけでなく、新ためて章を設けて記載してくれという編集部からの要望がありました。
 今日は、日本からの教授方が日米医学会に参加するためハノイに来たので、交流飲み会がありました。事務処理は早く済ませるのが私のやり方なので、飲み会開始の時間ギリギリでしたが送っておきました。実験室の電源を確認してトイレに寄ってからNIHEの門に行ったら、あー、いつものバイタクのおじさんはお客さんを乗せて去っていくところでした。
 飲み会のレストランは歩いて15分程度の中途半端な距離です。最近は、グラブという便利な白タクが増えたのですが、その分タクシーが世知辛くなりました。結局、歩いて行ったので20分ほど遅れました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年12月18日 (火)

論文を書くのを早くせよ

 ベトナム拠点とNIHEとの合同ミーティングが長崎であり、日曜日から一時帰国していました。昨日、他の人の成果も含めた発表を取りまとめてやったわけですが、今日、ボスを中心にメンバーで今後の活動について話し合いをしました。とりあえず来年度行うことについてボスから指示があり、その後、さ来年度から始まる予定の第4フェーズの内容について意見を出し合いました。

 ところで、昨日の発表の内容はボスから見たらまずまずだったようですが、個人的にはもっと早く成果を出して論文にまとめるように言われました。
 これからは論文を書くのを早くしないと生き残れないです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年12月13日 (木)

ヒーターの恣意的操作

 デングウイルスに感染させた蚊を凍結させておいたのを、最近冷凍庫から取り出してRNAを抽出しています。抽出過程でサンプルの入ったチューブを3分間、70度に置くのですが、最近、なんか温度が低いような気がしていました。一応ダイヤルは70度をさしていたので大丈夫だろうと思っていたのですが、念のため温度を測ったら45度くらいしかありません。ダイヤルをよく見たら、ポッチに見えたのは別の部分でした。ちなみにものすごいアナログな機械なので、温度がデジタル数値として表示されることなどありません。

 あー。
 11月から500サンプル近く処理してきたのにパアです。
 今回最初に実験を始める前に温度が70度なのをレーザー型の温度計で確認したので、誰かがダイヤルをいじったとしか考えられません。数日前に、焦げる匂いがするとか、臭いとか、実験室で作業しているエントのスタッフに言われたのですが、彼らに確認してみたところいじっていないと言われました(ま、そりゃそうだろ)。
 腹が立ってしょうがなかったのですが、その都度しっかり確認をしなかった自分も悪いと怒りをなだめています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年10月16日 (火)

アシスタントのTさんの厄除け

 蚊の飼育アシスタントのTさんが職場復帰しました。彼女は今年は不運続きなので、私から元室長のYさんにお寺にお祓いに行きましょうと先週話を持ちかけました。今日のお昼前に我々三人のほか、Tさんの仕事をいつもフォローしているVさん、Gさんも連れて、フレラボでよく行くお寺に行ってきました。

 お寺の境内にはいくつもの仏像があるので、いつもなら各自でそれぞれお賽銭を払うのですが、今回はYさんが取り仕切って厄除けの紙に各人の名前と年を書いてもらって本堂に供え、皆でお祈りした後、しばらく外で待ってからその紙を外に出して燃やしました。
 いつもなら500ドンとか1000ドンとかをお賽銭として納めるのですが、今日は最低10万ドンでした。日本で厄除けのお札を収めるのと物価的にはそう変わりはない感じです。
 そういえば、先週の金曜日に前のアシスタントだったDさんが、JICAを辞めるので最後の挨拶に来ました。彼女のやりたかった公衆衛生の研究職の仕事につくことになったそうです。本当はうちで蚊の防除によるデング熱の抑圧をやりたかったのにプロジェクトが頓挫して泣く泣く辞めてもらって、ツテを頼ってJICAに入れてもらったわけですが、本人の希望がかなってよかったと祝福してあげたい気持ちになりました。
 ところで、午前に報告書やスライドを提出したので、午後は科研費の申請書書きに専念しようと思っていたら、上司からやり直しの指令が入りました。ひっきりなしに入るメールに対応して、最後に入ったスライド修正の司令に沿って直して返送した後、誰に不満をぶつけることもできず、ジムに行って汗を流しました。
 昼間、アシスタントのTさんからメールが入っていました。もしかして、また何か問題が起きたのかなと一瞬思いましたが、2年前に自分が本当にお金に困っていた時にアシスタントとして働かせてもらって感謝していること、このまま私がベトナムにいる限り働きたいことなどが綴ってありました。
 いいこともあれば悪いこともあります。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年10月11日 (木)

早く済ませたい申請書書き

 先月末に熱研内で科研費の申請は締め切られたのですが、やっぱり間に合わず、今週末が熱研内の最終締め切りにも関わらず、なかなか進みません。

 6月くらいからテーマは絞れていたつもりだったのですが、斬新性とか新規性とかに乏しい気がして、いざ、9月になってから資料を見直したり、新たに調べたりしてみたものの、さっぱりです。
 6月の時点から相談していた共同研究者の人は、昨年本人がダメだったテーマを私が補足するのに協力してくれて、今年は出しませんと言っていたのですが、やはり熱研内の全員申請するという空気に押されて、今年は私のやってきたことに近いテーマで申請書を書いています。
 何回かメールで申請書のチェックを依頼されてきたのですが、本人は駄目元という割りには、私からすればタイムリーでうまくいけば通るのではないか、という内容でした。しかも、10月に入ってから書き始めたのに、もう提出するという早さです。
 一方、私の方は、悶々と書いては消し、書いては消しを繰り返しています。
 あー、自分も下ネタではなくてかくのが早くなりたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年9月16日 (日)

研究計画書、中間報告書、科研費申請書

 Major revision。大幅な修正が必要。

 投稿した論文の結果ではありません。ケニアのネッタイシマカの卵を使ってNIHEで実験を行う予定なのですが、そのために同僚を通して許可をもらおうとしているのですが、そのために提出した計画書に対するケニアの研究所からの返答でした。
 タイトルを変えろから始まって、英語の修正まで、かなり厳しく、げんなりしてしまいました。
 一番の問題は、ベトナム側の代表者の倫理講習の修了書が古かったので、またネットで勉強し直してもらわなければなりません。NIHが無料で行なっているのがあるのですが、それは今月の26日に終了してしまいます。
 まずは自分でやってみせないと説得力がないので、とりあえずやってみたのですが、かなり時間がかかり、通常3時間程度というのがまる1日半かかってまだ合格ラインに達していません。これは、彼にはきついかも。
 それから今の業務の中間報告書を来月3日までに提出しなければなりません。添付されていたAMEDからの報告書を見たのですが、明らかに、これは自分だ、とわかる記述があって、それが、あー、もう辞めようかと思うほど、かなりの辛口のコメントでした。
 そういう状況下、今月末締め切りで科研費の申請書を書き上げなければなりません。毎年のことながらこれも大変です。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年7月26日 (木)

これまでの研究内容の発表

 ベトナム拠点に関連する助教が熱研の所長をはじめとしたPIの先生方にこれまでの研究内容と今後の計画について説明するために、昨日、個別に10分ずつのプレゼンを行いました。

 すでに1ヶ月以上前に別で報告書を提出し、スライドも2週間前には原型を提出していたので、それほど緊張もなく普段通りでいたのですが、発表の1時間ほど前に秘書の人たちから裏話を聞かされて、ただ事ではないのかな、と少し不安になりました。
 まあ、なるようになるさ、と開き直って発表をしたわけですが、映し出されたスライドのサイズが合っていないのが気になったほかは、割とすんなり終わりました。
 大事なことを言うつもりでそのまま忘れられてしまうかもしれないから、ボスに後でどうだったか聞いておいたほうがいいですよ、と秘書の人たちから言われていたので、全ての話し合いを終えて部屋に戻ったボスにいつ話しかけようかと思っていたら、あちらから声をかけてきました。
 内容は悪くはなかったし、突っ込まれた質問も、あれは興味があることの裏返しととっておいた方がいい、と言う程度で、特にネガティブなことは言われませんでした。
 彼女らの取り越し苦労だったのか。
 まあいずれわかることでしょうね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年6月13日 (水)

サインと倫理教育修了書

 先週から今年度から始める仕事の件で書類を準備しています。2か月も遅れてしまったのは、私と相手方との間に認識の差があったためです。これから挽回するために急いでプロトコールを作成し、共同研究者のCVも書式を統一して第一報を送ったわけですが、共同研究者全員のサインと研究倫理教育の修了書を送ってくださいと返答がきてから、作業がストップしています。

 出張や何やでもどうにかサインはもらえますが、研究倫理教育をベトナム人スタッフにネット講座で受けてくれというのは厳しい条件です。日本人の側は、CITIという研究者倫理教育をする団体の日本支部があって、日本語で各大学と随時提携しているようで、よく思い出したらスタップ細胞事件で研究者の倫理が問いただされた際に、すぐに長崎大学でも教員はもちろん実験アシスタントの人まで全員必須で研究者倫理についてのネット講義を受けていました。教員には受けないと科研費の申請ができませんよ、という脅しとか、それ以外の方には締め切り前に繰り返し受講してくださいという、通知が出されていました。
 もうCITI日本支部と大学との契約は切れているので、とりあえず、事務方に日本側の共同研究者全員の修了証をPDFにしてもらって送ってもらえないか、問い合わせたところ、明日の昼までに対処してくれそうです。
 また、共同研究者の一人は長崎大学の博士課程にいたときに講義を受けていたそうで、14年前の証明書を渡されました。でももう賞味期限は切れているのでしょうね。
 とりあえず、明日、交渉します。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧